10. マウイ島の人々へ感謝を…
10. マウイ島の人々へ感謝を伝える旅
2014年〜2017年の3年間という時間で、世界18カ国150以上の港を訪れたホクレア。Mālama Honua(世界一周航海)を終え、無事にハワイへ帰還しました。多くの祝福の声、出迎えをうけたあと、航海をサポートしてくれたハワイのコミュニティの人々に感謝を伝えるために、マハロハワイ航海(Mahalo, Hawaiʻi Sail)と題し、ハワイの島々を巡る航海へ出航。
2014年〜2017年の3年間という時間で、世界18カ国150以上の港を訪れたホクレア。Mālama Honua(世界一周航海)を終え、無事にハワイへ帰還しました。多くの祝福の声、出迎えをうけたあと、航海をサポートしてくれたハワイのコミュニティの人々に感謝を伝えるために、マハロハワイ航海(Mahalo, Hawaiʻi Sail)と題し、ハワイの島々を巡る航海へ出航。
マウイ島出身で、ホクレアのキャプテン兼セーフティーオフィサー(安全責任者)であるアーチー・カレパは言います。
「ホクレアが世界一周航海に向けてハワイを出発したとき、私達クルーのほとんどが、どういうふうに航海に感銘を受けるのか想像できなかったと思う。3年間のこの航海で、寄港地で出会った先住民の話を聞き、世界中で起こっている出来事を目の当たりにし、私達が伝えているマラマホヌアのメッサージである、どうやってこの母なる地球をいたわっていくのかについて、自分自身に問いかけたんだ。そして、自分に言い聞かせた。今が一歩踏み出す時だ。カヌーは自分がやるべき必要なことを、学ばさせてくれた。」
ホクレアは世界一周航海からハワイへと帰還した後、航海をサポートしてくれたハワイのコミュニティの人々に感謝をするために、マハロハワイ航海と題し、ハワイの島々を巡る航海をしています。アーチー率いる、マウイ島出身者を中心としたクルーのメンバーはホクレアに乗って、地元マウイ島でマラマホヌアのミッションを果たすべく、マウイ島ホノルアベイへと向かいました。ホノルアベイは、40年以上前のホクレア最初のタヒチ航海で出発地となった特別な場所です。
そのホノルアベイに、ホクレアクルーと共にカメハメハスクールマウイキャンパスの生徒、教職員そしてスタッフメンバー、総勢1300人以上が一同に集まり、世界一周航海からホームへと帰還したホクレアを生徒達によるハワイ語のチャントや伝統的なフラの踊りで歓迎しました。
それに加えて、何百人もの地元コミュニティの人々がプウ・ククイ保護流域の山側に集まり、マラマホヌアのメッセージを掲げた世界一周海に敬意を称してコアの木を始め、ハワイの在来種である木、千本以上を植樹しました。
地元コミュニティメンバー達からの声
「今日、これから未来のカヌーを植えるんだ。これから半時間でハワイの森を植樹するぞー。」
「このマハロハワイ航海は、ホクレアクルーが地元コミュニティに感謝するだけでなく、コミュニティの人々がホクレアとクルーに感謝する機会を与えてくれた。子供達はホクレアに出会ったこの日を忘れないでしょう。」
このマウイ島全体を巻き込んだ大掛かりなイベントは、地元コミュニティの人々の協力無しには達成できなかったとアーチーは言います。
ポリネシア航海協会の会長であり、ホクレアのキャプテンそして伝統航海師としてマラマホヌア世界一周航海を先導してきたナイノア・トンプソンは「マウイ島のリーダーシップ達がマラマホヌアに向けて立ち上がった瞬間を目の当たりにした。彼らはマウイ島のためだけではなく、私達みんなのため、ハワイのため、地球のためにやってくれた。」とマウイ島のコミュニティを称えました。