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ホクレアのシスターカヌー「ヒキ…

ホクレアのシスターカヌー「ヒキアナリア」その1

2024.02.13

ポリネシア伝統航海の叡智と現代のテクノロジーが融合したホクレアのシスターカヌー「ヒキアナリア」についてご紹介します。

ポリネシア伝統航海の叡智と現代のテクノロジーが融合したホクレアのシスターカヌー「ヒキアナリア」についてご紹介します。

ポリネシア伝統航海の叡智と現代のテクノロジーが融合したホクレアのシスターカヌー「ヒキアナリア」についてご紹介します。

ヒキアナリアのこれまでの航海

2012年 

9月15日   ニュージーランドオークランドで建造され、進水。

10月9日   ニュージーランドからタヒチに向けて出航。

10月25日 タヒチ到着。

11月1日   ハワイへ向けてタヒチ出航。

11月18日 ハワイ到着。

2014年 

マーラマホヌア世界一周航海、ハワイからニュージーランドをホクレアのエスコートカヌーとして、共に太平洋を航海。

2015年
6月 ホクレアと離れ、タヒチを経由しハワイへと帰還。

2017年
5月 ハワイからタヒチへと航海し、タヒチでホクレアと合流し、共にハワイへと帰還。

2018年

8月 ヒキアナリア単独でハワイからアメリカ西海岸サンフランシスコへ航海。

8月〜11月 サンフランシスコからサンディエゴへ南下。

11月 サンディエゴを出航し、ハワイへ帰還。

2021年

5月 ホクレアと共に環太平洋航海へ向けたクルートレーニングとして、赤道無風地帯へと航海。

2022年

5月〜6月 ホクレアと共にタヒチ往復航海。

ヒキアナリアの最初の航海は2012年、ニュージーランドでカヌーが建造され、タヒチを経由してハワイへの航海でした。このヒキアナリアの処女航海は2014年から2017年の3年間にも及んだマーラマホヌア世界一周航海のトレーニングも兼ねており、若いクルーを中心としたメンバーで構成されました。その中には日本人クルーの内田沙希さんも含まれていました。沙希さんとヒキアナリアのつながりは強く、世界一周航海の初年度にハワイ島のヒロからニュージーランドまで約5カ月間を共に航海し、見習い航海師、ワッチキャプテン(当直リーダー)、そしてクウォーターマスターとして活躍しました。特に、クウォーターマスターのクレアナ(責務)において人一倍責任を強く持ち、カヌーに積まれている食料や水、物品の管理を担い、各区間でのクルーチェンジの際には引き継ぎがスムーズに行われるように貢献してきました。

マーラマホヌア世界一周航海ではニュージランドに到着後、2015年に一旦ホクレアと離れ、単独でハワイへと航海。その際には次世代の若手航海師によってホクレアのホームであるハワイへと導かれました。そして2017年、再びホクレアとタヒチで合流するためにハワイを出航。この航海ではポウの称号を持つ伝統航海師カレパ・ババヤンがキャプテン(2021年に他界)を務め、カレパの娘であるカラー・タナカが航海師(ナビゲーター)として、親子二人三脚でヒキアナリアをタヒチへと導きました。

2018年にはヒキアナリア単独航海として、アメリカ西海岸へ出航。レフア・カマルがキャプテン兼航海師としてオアフ島から2800海里(約5200キロメートル)離れたサンフランシスコへと導きました。この航海は若手航海師の実践トレーニングを兼ねており、チームを組んで伝統航海術が行われました。4時間ごとの各ワッチに一人ずつ見習い航海師を配置するという方式で行われました。見習い航海師チームには地元ハワイ出身のカラニ・アサノ、ツアモツ諸島ランギロア出身のマタティニ・タマエフ、韓国出身のヘジュン・キム、そして日本からは沖縄出身の多美子・ファネリアスが参加し、国際色豊かなクルーメンバーでの航海が行われました。

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