ハワイで学べる学習素材：平和学習

日本とハワイの関わりから平和の尊さについて学ぶハワイで確固たる地位を築き上げてきた日系移民。そんな彼らの足跡をたどることで、日本とハワイとの関係の深さを知ることができます。
その大きな転機となったのが太平洋戦争です。1941年の日本軍による真珠湾攻撃によって、祖国日本と移住国アメリカが戦うという複雑な環境に置かれ、日系人たちは、強制的に収容される時代もありました。

真珠湾に停泊する戦艦ミズーリ記念館、真珠湾攻撃により沈んだ戦艦アリゾナ号の上に建てられたUSSアリゾナ記念館、そして、ビジターセンターでは、展示物や写真、映像を通じ、平和の大切さを学ぶことができます。壁には戦死した全隊員の名前が刻まれており、海底に沈んだ戦艦からは現在でも燃料が流れ出ている様子を目の当たりにすることで、平和の尊さ、絆の深さを学べます。

戦艦ミズーリ記念館は、真珠湾に停泊しているこの戦艦の上で、かつて第2次世界大戦の降伏文書調印式が行われました。神風特攻隊の戦闘機が衝突した跡も残されています。戦争時代の辛い過去を知ることができる「生きた博物館」として、現在は一般に公開されています。
知識豊富なガイドが日本語で案内するツアーでは、歴史の舞台をより深く理解できます。

＊新型コロナウイルス感染症の影響で、35分間のガイドツアー、探検家ツアーは一時休止となっていますが、日本語ガイドが常駐しているため、ツアーが一時休止中の間も、質問などある場合は、質問可能です）

住所：PearlHarbor63CowpensStreet,Honolulu,HI96818（オアフ島）
電話：（808）455-1600（ext.228）
URL：www.ussmissouri.jp

USSアリゾナ記念館は、真珠湾攻撃により沈んだ戦艦アリゾナ号の上に建てられた記念館です。戦艦アリゾナ号は、1941年12月7日（日本時間8日）で1,177名の兵士と共に沈没したアメリカの戦艦。

ビジターセンターでは、展示物や写真、映像を通じ、平和の大切さを今に伝えます。壁には戦死した全隊員の名前が刻まれており、海底に沈んだ戦艦からは現在でも燃料が流れ出ている様子を目の当たりにすることができます。

住所：1ArizonaMemorialPlace,Honolulu,HI96818（オアフ島）
電話：（808）422-3399
URL：www.pacifichistoricparks.org

真珠湾攻撃の舞台となったフォードアイランドにある航空歴史博物館。攻撃の傷跡がそのまま残る格納庫、航空機やジオラマなども展示され、当時の様子を静かに物語っています。

同館は、158フットの赤と白のフォードアイランド管制塔、格納庫37（本館）や格納庫79（第2展示場）など当時の建物などがそのまま保存しています。格納庫37には第二次世界大戦当時使われていた航空機などが展示され、また格納庫79では修復作業を待つ有名かつユニークな航空機が多数あります。

世界最大のミュージアム「スミソニアン協会」の提携博物館に認定されています。教育旅行に適したさまざまなプログラムがあります。

住所：HistoricFordIsland,319LexingtonBlvd.,Honolulu,HI96818（オアフ島）
電話：（808）441-1000
URL：www.pacificaviationmuseum.org

「元年者」と呼ばれた最初の日本からの移民団がハワイに到着した1800年後半から現代に至るまでの日系人の歴史を学ぶことができ、日系移民が持ち込み、ハワイで独特の進化を遂げた日本文化についても詳しく知ることができるほか、一年を通して日本文化を体験＆学べるプログラム、催し物、展示会も行っており、文化センターとして地域の集いの場となっています。

住所：2454S.BeretaniaStreet,Honolulu,HI96826（オアフ島）
電話：（808）945-7633
URL：www.jcch.com

1900年から1930年にかけてハワイに移民してきた人たちが共同生活を送っていた施設を再現。ハワイの移民史に関する展示や、当時のプレンテーション農園での暮らしが見学できます。

本土から渡った日本人をはじめ、沖縄からの移民、中国、ポルトガル、プエルトリコ、フィリピンなど各国からの移民たちの当時の住居や生活必需品が保存されています。

学びの宝庫ハワイをもっと詳しく知っていただくには、下記のebookを是非ご覧ください。