「レスポンシブル・ツーリズム(責任ある観光)」の推進

「責任のある旅行者になるため」のヒントや情報、実現へ向けた取り組みなどをご紹介いたします。
どれもちょっとした心がけで実践できるものばかりです。ハワイ渡航前にぜひご覧ください。

「レスポンシブル・ツーリズム(責任ある観光)」の推進

レスポンシブル・ツーリズムを実現するには(ケープタウン宣言2002年より)

  • 社会、経済、環境面への悪影響を最小限におさえる
  • 現地の人々により多くの経済的利益をもたらし、ホストコミュニティをより健全なものに高める
  • 労働条件および就労環境を改善する
  • 現地の人々の生活や生きる上での機会に影響を与えるような決定をする際には、彼らにも参加してもらうとともに意見を尊重できる機会をもつ
  • 多様性を享受する自然および文化遺産の保全に積極的に貢献する
  • 現地の人々とより意味のある関わりをもち、その文化、社会および環境に関する問題をより深く理解することで、訪問者がより一層深い体験ができる
  • 身体的障害がある人々がアクセスできる環境を整える
  • 文化的要因に配慮し、訪問者(Visitors)と住民(Locals)が互いを敬うことを奨励し、地元民の誇りと自信を育む

「レスポンシブル・ツーリズム」に基づいた、ハワイ州の活動

どれもちょっとした心がけで実践できるものばかりです。旅行者の意識ある行動はもちろん、MICEをハワイで行うオーガナイザーにとっても、「レスポンシブル・ツーリズム」に基づいたCSR(企業の社会的責任)が求められます。

全てのプラスチック・バッグの使用が禁止に

折り畳めるエコ・バッグの持参を

海洋生物の保護など、自然環境を守るためにプラスチック・バッグの使用を禁止に

2015年7月1日: ホノルル市環境サービス局が全ての商店に対し、顧客に提供するショッピング・バッグに関する条例を制定。
2015年7月1日から: 商店でのプラスチック・バッグ(再生可能なものは除く)または再生不可能な紙のバッグの提供を禁止。
2018年7月1日から: 商店でのショッピング・バッグの無料提供を禁止。最低15セントでの有料提供に。
2020年1月1日から: 全てのプラスチック・バッグ(有料提供の再生可能なものも含むすべて)の提供を禁止

※写真:オリジナルのエコ・バッグは旅の思い出やお土産にも

有害物質が含まれる日焼け止めを使わない

法案発効後も使用できるオーガニックな日焼け止めの使用を

<日焼け止め規制法>
2018年7月3日: サンゴ礁への有害性が指摘される物質を含む日焼け止めの販売を禁ずる法案成立
販売禁止対象: サンゴ礁の白化などの原因になっていると一部の研究者から指摘されているオキシベンゾン(Oxybenzone)、オクチノキサート(Octinoxate)の成分が含まれる日焼け止め
施行開始日: 2021年の1月1日から

海洋生物たちの自然な暮らしを守る取り組み

動物たちには近づかない!そっと見守る心がけ

州法で海洋生物の接触や餌やりを禁止。海洋生物まで、これ以上近づいてはいけない距離を規定。

生物名 距離
ウミガメ(ホヌ) 約3メートル
クジラ 約90メートル
イルカ 約45メートル
ハワイアンモンクシールなど 約15メートル

ハワイ州が取り組む「Aloha+ Challenge」

持続可能な社会の実現へ

ハワイ州では、持続可能な社会へ向けて、経済や社会、環境の側面から目標を設定し、「Aloha+ Challenge」として、2030年までに6セグメントにおいて目標達成に向けた取り組みを行っています。6セグメントは、国連が定める「持続可能な開発目標(SDGs)」のゴールやターゲットに対応しています。「レスポンシブル・ツーリズム」は、この目標に基づき、観光産業として貢献できることを提唱したものとなります。

「Aloha+ Challenge」6セグメント

  1. クリーンエネルギーへの転換
    2045年までにエネルギー供給量の70%をクリーンエネルギーに転換し、100%代替エネルギーを供給する。
  2. 自然資源の管理
    2030年までに、河川流域の森林30%の保全や海洋資源の管理、外来種の抑制、在来種の保護を行う。
  3. 持続可能なスマートコミュニティの形成
    2030年までに経済的な豊かさ、複数の交通手段の幅広い選択肢、災害からの回復力、温室効果ガスの緩和など、生活しやすい社会を形成する。
  4. 廃棄物の削減
    発生源での削減、リサイクル、生物学的転換、埋め立てからの回避という手法を通して、ごみ処理の段階に至るまでの廃棄物の流れを70%削減する。
  5. グリーンジョブ・環境教育
    2030年までに地元のグリーンジョブや環境教育を増やす。
  6. 地元産の食料供給
    ハワイ州で消費される食料の20〜30%を地元産のものを使う。

Mālama Hawaiʻi(マラマ ハワイ)

責任ある旅行者になるために!

「Mālama(マラマ)」とは、ハワイ語で「大切にする/守る」という意味です。旅行者に、「ハワイを思いやる気持ち」で、ハワイの自然環境や伝統文化の保護をお願いする、ハワイ州観光局の「レスポンシブル・ツーリズム」に対応した取り組みです。
ハワイ州観光局では、ハワイ渡航前に知ってもらいたい事項として、ハワイで守っていただきたいことをまとめたコラムや映像などを用意しています。ハワイ渡航前にぜひご覧ください。

<Mālama Hawaiʻi(マラマ ハワイ)>
海洋生物の保護
ビーチや海で、ウミガメやハワイアンモンクシール、イルカ、ザトウクジラなどに遭遇した際は、推奨距離以内に近づかずマナーを守って観察してください。
サンゴ礁の保護
サンゴの白化を防ぐために、有害成分が含まれる日焼け止めを使わないでください。2021年より州法で有害成分が含まれた日焼け止めの販売が禁止されています。
固有種の保護
ハワイには2944種類もの固有種が生息しています。ハイキングなどをする際は、靴や用具などは事前に洗浄して、外来種を持ち込まないように気をつけてください。
ハワイ文化への尊重
ハワイの伝統文化を尊重しましょう。文化的な史跡を破壊したり、進入禁止のエリアに侵入しないこと、また神聖な岩を動かしたり、持ち帰ったりしないようにしてください。