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ホクレア、盛大なセレモニーで見…

ホクレア、盛大なセレモニーで見送られる

2023.06.17

2023年6月15日、ポリネシア航海協会の伝統航海カヌー「ホクレア」を4年間のモアヌイアケア航海に送り出すための進水式が行われました。

2023年6月15日、ポリネシア航海協会の伝統航海カヌー「ホクレア」を4年間のモアヌイアケア航海に送り出すための進水式が行われました。

2023年6月15日、ポリネシア航海協会の伝統航海カヌー「ホクレア」を4年間のモアヌイアケア航海に送り出すための進水式が行われ、文化的祝福、祝いの踊り、儀式がアラスカて行われました。アラスカ先住民、ジュノーのコミュニティメンバーやハワイをはじめとする世界各地からのサポーターなど数百人が出席し、当セレモニーに参加しました。セレモニーは、アラスカ先住民の儀式「Áak’w Kwáan」に始まり、続いてハワイ代表団による「Hawaiʻi Global Launch」儀式が行われました。

ポリネシア航海協会のCEOでPwoナビゲーターのナイノア・トンプソン氏は、今回の航海の目的について、『モアヌイアケア:地球のための航海』の目的のひとつは、太平洋および地球上の国や島をつなぎ、海を大切にする運動を構築することであると発表しました。このセレモニーでは、ハワイのカメハメハスクールのダンサーたちがハワイ伝統文化でもあるフラが披露されました。

セレモニー最後には太平洋全域で重要な出来事の際に使用される儀式用の飲み物、ʻAwa(アヴァ)を捧げました。アヴァは、この航海を見守る先祖たちに捧げられ、そしてこの航海に出る許可を得るためにカヌーが出航したフランス領ポリネシアの神聖な航海寺院ラアテア(Raʻiatea)からホクレアに積まれた3つの石に捧げられました。ホクレアはこの石と共に4年間かけて太平洋を巡り、旅を終えた際にTaputapuāteaに返却されます。

アラスカ先住民による踊り、歌、南東アラスカの長老や先住民族からの海洋宣言でセレモニーは閉会し、この宣言をホクレアに載せて太平洋を一周するよう伝えました。ホクレアは、カヌーがヘインズから到着し、ジュノーのスタッター・ハーバーに停泊し、2023年6月10日にアウク・ベイで部族の歓迎を受けました。カヌーはジュノーを出発してアングーンに向かい、その後カケ、ピーターズバーグ、ランゲル、ケチカンで停泊し、各地域の人々と交流を深めていきます。

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