クルーアップデート【レグ5：2023年8月2日】

8月2日 
レグ5：20日目 

クルーは早朝の静けさの中で、アラートベイを出発する準備をするために目を覚ましました。地平線から霧が消え去っていることに皆が驚き、この先の長い一日のために晴れた朝となったのだと思います。次の寄港地のキャンベルリバーまでは約85海里離れており、丸1日かかる旅となるとわかっていました。 

旅程のこのあたりを進むにあたり、ナイノアは特にレースパッセージとセイモアナローズという水路の複雑さについて話してくれました。これらの水路は、航海やボートをする者にとっても試練となる水路です。この地域に来る初めての人間として、地元の方々の知識からのアドバイスと情報を頼りにし、潮の流れや海流の観察と組み合わせて、クルーとカヌーが安全な旅となるために準備を進めました。 

今日のデッキでは、笑い声、笑顔、そして日光で満ち溢れていました。空には雲一つなく、日が進むにつれて陽射しが満ちていました。この水路の難しい部分に入ると、私たちはこれまで経験したことのない動きをカヌーで感じました。潮の流れや海流が引き綱のあるコーレア、そしてホクレアを別々の方向に引っ張り、私たちはそれぞれの動く部分を監視し、コースを保つために役割を果たすよう心がけました。 

セイモアナローズに入る直前、ディープウォーターベイに立ち寄り、夕方の静かな潮を待ちながらコーレアが燃料補給をする時間を取りました。この短い休憩中に、氷の冷たい水に飛び込んでリフレッシュしました！ジョーダンは水温が摂氏10度（華氏50度）だと推測しました。ここで、私たちはウィウァイカイファーストネーションとウェイウェイクムファーストネーションからの2隻のエスコート船（護衛船）と会いました。彼らはディープウォーターベイからキャンベルリバーまで私たちを案内するのを手助けしてくれます。私たちの安全を確保し、私たちに物語やアドバイスを共有してくださり、正しい時期に航路を進むよう助けてくださり彼らに感謝します。 

いつも思うことですが、1日の旅の終わりに、私たちは素晴らしい先生たちの元、私たちのホームと呼べるこの美しい惑星と海に対して学び手でいれることに謙虚さを感じます。ホクレアの魔法は今日も輝いており、それを目撃し、その１部として旅を続けられていることは非常に特別でした。 

ケ・アロハ・プメハナ（温かい愛をこめて） 

ルーシー・リー