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クルーブログ(by アディ・マ…

クルーブログ(by アディ・マロット)

2023.08.20

Leg5のホクレアクルー、アディ・マロットによるブログ記事の紹介です

Leg5のホクレアクルー、アディ・マロットによるブログ記事の紹介です

この5月にアウケ湾の港を出航した際、私の故郷ヤクタットへホクレアで航海できる素敵な機会と喜びがまだ信じられずにいました。アンティやアンクルたち、家族として接してくれるクルーたちと旅に出れることを本当に楽しみにしていました。水は常に穏やかではありませんでしたが、船旅はスムーズでした。それは想像以上の経験でした。

すぐに、私たちは東南アラスカの水路を離れ、外海の霧に入りました。オープンオーシャンでカヌーに乗っていることは、時を超えるものでした。私の先代たちがパドルを漕いだ同じ水路にいて、父が祖父と兄弟たちと共に漁業を営んでいた場所にいました。いとこのマーサがトリンギット族の歌を歌い、霧の中を旅する中で、私は彼ら全員と一緒にいるように感じました。海にいる時はいつも、時間がゆっくりと過ぎ、また私をスピリチャルな場所へと導き、ホクレアに乗っていることはその経験をより豊かになりました。航海の心とメッセージ、何千時間もの努力と協力、そして何世紀にもわたる先住民の知恵について考える時間がありました。それは私が先祖と海とここに私を受け入れてくれたすべての人々に対する責任を思い起こさせてくれました。私を含む若者たちは、モアナヌイアーケアの精神を受け継ぎ、気候正義のために愛と結束と先住民の知識を闘いや私たちがするすべてのことに用いる機会と責任があるのだと思います。

ヤクタット湾に近づくと、霧が晴れました。岸を見、氷河を見ることができ、最終的に祖父母の家、そしてデッキから私たちを見守る家族全員が見えました。感情が一度に押し寄せ、家族と共に祖父の私たち皆に対する愛、ヤクタットへの愛、そしてホクレアへの愛を感じる特別な瞬間でした。

水上にいた約30時間は、ホクレアにいる感覚、またクルーとしての行動を感じられるとても短かな時でした。それでも、ホクレアの声、海とのつながり、またそこにいることから得られる癒しの能力も感じ取ることができ、それは極めて明白なことでした。世代、文化、時間、場所を超えて形成された深いつながりを目撃できたことに感謝しています。それらは私の中に永遠に残るでしょうし、コミュニティにも根付いていくものだと信じています。

アディ・マロット〜バイロン・マロットの孫娘

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