ハワイ州観光局 「2024年メディア・ウェビナー 第1回」開催レポート

2024.02.16

ハワイ州観光局 日本支局は、五感でハワイの自然を満喫し、文化体験を楽しむことができる「新しい体験」をテーマに、メディアの皆様向けのウェビナーを2024年2月16日に開催しました。ウェビナーでは、文化体験、自然体験、最新ツアー、体験型アトラクションの4つに分けて、最近誕生した新しいアトラクションから、さほど新しくはないものの日本ではまだあまり紹介されていないアトラクションを中心にご紹介しました。最近はビーチとショッピングが主流だったこれまでの滞在スタイルから、ハワイだから楽しめる文化的で自然が満喫できる、「体験して楽しむ」「体験して思い出を作る」という滞在スタイルへとシフトしていることから、今後のハワイ取材にお役立ていただけますと幸いです。

プレゼンテーションで使用している写真素材が必要な場合は、ハワイ州観光局 広報チーム(prhtj@htjapan.jp)まで使用用途と必要なイメージを明記の上、ご連絡ください。

プレゼンテーション資料(PDF)

キロハナ フラショー
https://experiencekilohana.com/
2002年に終了するまで、60年以上にわたって開催されていたコダック・フラショーが現代風にアレンジされ、22年ぶりに復活。ここは、コダック時代と同じ場所で、当時を知る人にとっては懐かしく感じると思います。会場はホノルル動物園の向かいにある、ワイキキ・シェルです。今日スタートのショーは、ワイキキでは初めてネイティブハワイアンの団体が主催するフラショーです。ファミリー、カップル、シニアなど、誰でも楽しめる内容で、参加は無料。

ビショップ ミュージアムのウクレレジャムセッション「カニカピラ」
https://www.bishopmuseum.org/calendar/kanikapila-ma-kaiwi%ca%bbula/
889年に設立されたハワイ最大の博物館、ビショップミュージアムでウクレレジャムセッション「カニカピラ」が始まりました。
経験豊富なウクレレ職人たちの団体「ハワイ ウクレレ ギルド」のメンバーからウクレレのテクニックを学んだり、ウクレレにまつわる話を聞いたり、一緒に演奏して楽しむことができます。ウクレレは各自持ち込み可ですが、貸し出しもあるので手ぶらで参加できます。このイベントへの参加費は入館料に含まれています。

ノースショア ドール パイナップル ファーム体験ツアー
https://jp.robertshawaii.com/products/b26d4297-5931-52df-aff5-be5a2390d939?lng=ja-JP
ハワイのツアー会社であるロバーツハワイが今年1月に開始したこのツアーは、オアフ島の北部に位置するドールパイナップル農園ツアーで、パイナップルの苗木の植え付け、収穫、梱包まで全ての工程を見学できます。パイナップル農園の他に、ワヒアワのコーヒー農園、ハレイワタウンの散策、ビーチパークにてピクニックランチ、さらに帰りにはダウンタウンのカメハメハ大王像にも立ち寄ります。所要時間は約7時間。料金は大人$149.99、4〜11歳の子供は$119.99。

リトル プルメリア ファームズ
https://littleplumeriafarms.com/
ノースショアで、家族三世代で運営しているプルメリア農園のファームツアー。2023年5月からガイド付きファームツアーを開始し、2024年1月にUSA TODAYの2024年読者が選ぶ全米新アトラクションで1位を獲得しました。東京ドーム1.7個分(20エーカー)の広大な敷地に4,000本以上のプルメリアの木が植えられています。ファームツアーはプルメリア開花時期の4月から10月末まで。料金は1人$45、所要時間は約1時間です。

ホオマウ オアフ ツアー
https://www.hoomauoahu.com/
カメハメハ1世のハワイ王国統治時代の戦士やリリウオカラニ女王に支えた王室衛兵を先祖にもつなど、ハワイの歴史と深いつながりを持っている方がツアーのオーナーです。ツアー名称のホオマウとは、ハワイ語で”継続”することを意味しており、ツアーを通してハワイの歴史と文化を次世代に伝えていきたいという想いが込められています。スポットごとにディープな歴史の話があり興味深い内容ですが、ツアーは今の所英語で催行されるので、英語を聞いて分かる中学生以上にオススメします。2023年12月にUSA TODAYの 「ツアー参加後にアメリカの見方が変わる」 というコラムで紹介されました。ワイキキのホテルから送迎がでているほか、プライベートツアーも2名から受けています。ダウンタウンの歴史的スポットを回るツアーもオススメです。

戦艦ミズーリ記念館
https://ussmissouri.org/jp/plan-your-visit/tours
オアフ島のビジタースポットとしてとても有名な戦艦ミズーリが、昨年11月に2つの新しい館内ツアーをスタートしました。このツアーは、参加者しか入れない場所が多く、戦艦好きにおすすめです。ガイドさんの説明がわかりやすいので事前知識がなくても楽しめます。入館料の他に、大人、子ども一律$30の追加料金がかかります。日本語ガイドによるツアーは、1日1回、毎日開催されています。なお、艦内は、急な階段や天井が低く狭い場所の移動が含まれているため、動きやすい服と、スニーカーなどつま先の隠れた靴をおすすめします。

艦長(キャンプテン)ツアー
上級士官食堂、近代兵器を操作するための戦闘指揮所、パールハーバーを一望できる艦橋、巨大な主砲の砲塔内部を見学します。所要時間は45分、10歳以上参加可能。

機関長(チーフエンジニア)ツアー
ブロードウェーと呼ばれる長い廊下、プロペラ動力の仕組みを学べる第4機関室、射撃管制室にて戦前のアナログコンピュータなどを見学するほか、主砲のトリガーを引く体験などもできます。所要時間は1時間、10歳以上参加可能。

ライオンコーヒー工場見学ツアー
https://hawaiicoffeecompany.co.jp/roastery-tour/
ハワイを代表するコーヒーブランド、ライオンコーヒーは、ダウンタウンから車で10分ほどのカリヒというエリアに、コーヒー焙煎所とショップを展開しています。コーヒー製造工程の見学ツアーは、コロナ禍に一時休止していましたが、2024年から再開されました。見学ツアーは、毎週火曜日と木曜日、午前10時からと午後1時からで、参加は12歳以上で、1人$10です。ツアーには、コーヒーのサンプリングのほか、非売品の記念キーホルダーも付いています。ショップ内にはカフェも併設しているので、見学の後、淹れたてのコーヒーで一息するのもおすすめです。1回のツアーは最大6名となっており、ウェブからの完全予約制です。

マノアチョコレート ファクトリーツアー
https://manoachocolate.com/
オアフ島東部にあるカイルアタウンに、小規模なチョコレート工房があります。焙煎からチョクレートバーになるまですべて手作業にこだわる「マノアチョコレート」では、ハワイ産カカオ使用のチョコレート、マンゴーやバナナなどのハワイらしいフレーバーのチョコレート、コハナラムとのコラボチョコレート、さらには、チョコレートティーやチョコレートスプレッドなどが楽しめるテイスティングツアーが開催されています。参加できるのは12歳以上で、1回のツアーの定員は10名です。この他、ナチュラルワインとチョコレートのペアリングクラス、無料で楽しめるウォークインテイスティングもできます。工房の隣には限定品が置かれているショップが併設されています。

マノアハニー&ミード 養蜂場見学とテイスティング ツアー
https://ja.manoahoney.com/
ノースショアに向かう途中のワヒアワという街にミード酒を製造している養蜂場があります。ミードとは、ハチミツと水と、酵母菌を発酵させたもので、ヨーロッパを中心に人気があるお酒の1種です。ここでは、養蜂場からミードの醸造所見学、ハチミツとミードのテイスティングができる2-2.5時間ツアー(1人$75)が開催されています。ツアーは 金曜開催、次週は土曜開催と交互開催しており、人気があるので、早めの予約をお勧めしています。ミードのティスティングのみは、毎週金、土、日曜に$20で行なわれています。併設のショップには、フレッシュなハチミツやミード酒を販売しています。ミードはハネムーンの語源でもありますし、カップルで訪れてのんびり楽しむといいかと思います。

コハナ・ラム
https://www.kohanarum.com/
オアフ島で栽培収穫されたハワイ在来種のサトウキビを使用して作るラム酒の工場ツアーとテイスティングが楽しめます。蒸溜所ツアー、サトウキビ畑散策ツアーの2つがあり、ラム酒のテイスティングも追加料金で可能です。蒸溜所ツアーは一人$35、サトウキビ畑 散策ツアーはテイスティングも含まれ1人$50です。ラム酒テイスティングのみは11時から17時まで、毎時2回開催されていて、料金は$15です。蒸溜所の隣に広いショップがあり、ここでは、先ほどご紹介したマノアハニーやマノアチョコレートとのコラボ商品も販売されています。ショップでは、ホワイトラムやコアウッドの樽で貯蔵したプレミアムラム、カカオとハニーのラム、マイタイやリリコイなどハワイらしいフレーバーのカクテルベースも販売しています。

コオラウ蒸留所 工場見学ツアー
https://www.koolaudistillery.com/
カイルア方面へ行く途中にあるコオラウ蒸溜所は、オアフ島産のとうもろこしと、ハワイのピュアウォーターを使用したウィスキーを造っています。ツアーでは、蒸溜所内の見学とボトリング体験、テイスティングなどが楽しめます。蒸溜所ツアーの所要時間は45分〜1時間で1人$25ですが、オールドパリロード・ウィスキー ボトル1本、Tシャツ、テイスティンググラスがついた$89のプレミアムパッケージもあります。ショップ、ラウンジもあり、ここでは、シグネチャーのウィスキー以外にバーボンとジンも売られています。

ジェイミー・オブライエン・サーフスクール
https://jp.twinfinwaikiki.com/Facilities-and-Services/Jamie-Obrien-School-of-Surf.htm
ワイキキのホテル、ツインフィンの1階、カラカウア通り沿いに今年1月オープンしたサーフスクールでは、家族や友達とサーフレッスンを受けられるプライベートグループレッスン、プライベートサーフレッスン、キッズサーフレッスン($119〜)などがあります。オーナーのジェイミー・オブライエンは、パイプライン・マスターズの優勝経験があり、サーフィン教室の主催、クリエーター、パブリックスピーカーなど幅広く活躍しているサーファーです。同スペースにはビーチ用具がレンタルできるサービスやサーフアパレルが揃うショップもあります。

ジップライン
オアフ島北部カフクと、西部のカポレイのジップラインが楽しめる場所が二ヶ所あります。それぞれ自然環境が異なるので違った景色を楽しむことができます。どちらもワイキキから距離がありますが、別料金で往復シャトルも利用できます。

クライム ワークス
https://www.climbworks.com/keana_farms
オアフ島北部に位置するカフクにあるクライムワークスは、2.5時間のツアーで、8コースあり、オアフ島最長805mのジップラインもあります。ロープを使って下降するフリーフォールや吊り橋もあり、スタート地点までATVに乗ることができます。ツアー中は、インストラクターによる農園案内やハワイの歴史や文化についての説明もあり、途中、殻付きのマカデミアナッツを自分で割って食べられるブースなどもあります。(7歳以上)

コーラルクレーター アドベンチャー パーク
https://coralcrater.com/
オアフ島西部に位置するカポレイにあるコーラルクレーター アドベンチャー パークは、ハワイ唯一のフルサービス屋外レクリエーション施設です。ツアーは2時間で$179.95〜。ジップライン以外に、ATVツアー、電動マウンテンバイクツアー、クラインミングウォールやフリーフォール、8つのアスレチック体験を備えたエリアル・アドベンチャー・タワーなどが楽しめるところです。敷地内に常駐しているフードトラックも楽しめます(6歳以上)

ワイカイ
https://atthelineup.com/jp/
オアフ島西部のエヴァビーチにあるホアカレイリゾート内に昨年5月にオープンしたワイカイは、ウォータースポーツを楽しみながら豊かなハワイの文化にも触れられる複合レクリエーション施設です。ハワイ初の人工サーフィン施設「ワイカイ・ウェーブ」は、サーフィンの練習場としても人気があります。また、SUP(サップ、スタンダップパドル)やカヤック、ペダルボードなどが楽しめるワイカイ・ラグーンは、夜の利用も可能なので、7〜9月の暑い時期の夜間に楽しむのも良いかもしれません。このほか、曜日によりファーマーズマーケットやルアウも開催されています。サービス面では、プールサイドのプライベートカバナ、シャワーはもちろん、コンシェルジュ完備のナロカイ・ラウンジも$20〜利用できます。また、1日3回(午前2本、午後1本) ワイキキとワイカイの送迎シャトルも運行中で、料金は往復$35です。
(ピックアップ場所) ヒルトングランドアイランダー、ロスドレス前、ワイキキビーチマリオット

ウェット・アンド・ワイルド
https://www.wetnwildhawaii.jp
オアフ島西部のカポレイにあるウォーターパークです。新しいというわけではありませんが、テレビ番組などでも取り上げられ、再び注目されている人気スポットです。子供も大人も楽しめるアトラクションとしてローカルにもビジターにも人気です。約15mの高さから滑り落ちるトルネード(写真一番右)、2〜3人用のビッグカフナ(右から2番目)のような 絶叫系が特に人気です。また、約705平方メートルのエリアに3種類の子供用スライドや、大きなバケツから大量の水が落ちてくる仕掛けがあるカフナビーチは、ファミリーにおすすめです。パーク内はバリアフリー化されているため、車椅子の方も楽しむことができます。駐車場の屋根にメガソーラーパネルが設置され自然エネルギーだけで運営されています。

ここで紹介する3つの植物園は、自然の森や野原を歩くような感覚で、ガイドなしでも気軽にハイキングができ、ハワイ固有植物が棲息する緑豊かな場所で、小さいお子様のいらっしゃるファミリーでも安心して楽しむことができます。最近アメリカでは森林浴という日本語がそのまま使われるほど注目されていて、森林浴おすすめのスポットとして植物園が再認識されています。

ワイメア渓谷
https://www.waimeavalley.net/
オアフ島ノースショア、ワイメア渓谷にある植物園です。古代ハワイアンの集落があった場所で、貴重な史跡が残っています。ウクレレやラウハラなどを教えてくれるアーティストも常在し、古代ハワイアンの居住地も見学できます。営業時間は 毎週火〜日曜日9時〜16時で、ボタニカルツアーは毎日午後12時30分から。

ココクレータ・ボタニカルガーデン
https://www.honolulu.gov/cms-dpr-menu/site-dpr-sitearticles/572-koko-crater-botanical-garden.html
オアフ島東部、ハワイカイゴルフコースに隣接する植物園。1周1時間弱で回れるので、サンディービーチ、マカプウへの行き帰りにちょっと寄ることができ、子供連れのファミリーにもおすすめです。利用時間は、日の出から日没までということで、季節により多少変わりますので、注意が必要です。時期的には4〜8月のプルメリアの季節が特におすすめです。ハワイでは珍しいサボテンのエリアも広く、種類も豊富です。

ホオマルヒア・ボタニカルガーデン
https://www.honolulu.gov/cms-dpr-menu/site-dpr-sitearticles/569-ho-omaluhia-botanical-garden.html
オアフ島東部、カネオヘのコオラウ山脈の麓に広がる広大でよく整備された植物園です。園内の大きな池は実は貯水池で、ハワイ固有の野鳥や水鳥の姿も見られる。週末にはキャンプもできるので、ファミリー、グループにおすすめです。利用時間は、朝9時〜午後4時です。

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