ニューノーマル環境でのハワイ教育ツーリズムは?

2021.06.08

ハワイのニュー教育ツーリズム

ハワイではこれまで、大型修学旅行が主流であり、2000年に入り、文科省指定スーパーサイエンスハイスクール(SSH)、スーパーグローバルハイスクール(SGH)の設置に伴い、グローバル教育に注力する教育機関が増えました。

それに伴い、英語コミュニケーションの必要性から、研修旅行、語学研修といった「実践の場」としてハワイを訪問される教育機関も増えました。
同時に、ハワイへの渡航者増加に伴い、ハワイ住民の満足度が減少傾向となりました。また、世界的にも国連がSDGsという持続可能な開発目標が採択され、ハワイも環境や住民に配慮をした取り組みが必要となってまいりました。
そして、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、物理的にもこれまでのような大人数での行動、受け入れが難しい状況も重なりました。

アフターコロナでの教育ツーリズムもこれらの流れから変わっていくでしょう。

これまでの教育旅行の流れ

1990年代

  • 大型修学旅行が主流
  • 90年代ホテル・施設のリノベーションラッシュ
  • 客室単価↑
  • 海外競合デスティネーション激化

2000年~2019年

  • 公立学校修学旅行の改定、私立、SSH/SSGプログラム
  • USマーケット、その他 アジア圏マーケットの ハワイの参入
  • オーバーツーリズム問題 &住民の観光に対する 満足度の減少

アフターコロナでは、
ハワイにおける今後の教育ツーリズムのあり方を変えていく必要性が求められる

アフターコロナでの教育ツーリズムは?

新型コロナウイルス感染症の影響で、移動バスの収容人数上限、ソーシャルディスタンスなどから、これまでの大人数での団体グループから、少人数でのグループが当面の主流となることが予測されます。

また、受け身ではない、体験重視の質の高いツアー内容も求められるでしょう。
それによって、金額のアップも予測されます。
そして、SDGsを教育ツーリズムへ導入することも主流となり、ハワイ版SDGs 「アロハプラスチャレンジ」を取り組む観光企業やNPO団体からの講義、体験ツアー(ビーチ清掃、フィッシュポンド清掃、地産地消のファーム訪問など)への参加も増えていくでしょう。

  • 少人数性: グループ団体小型化・シリーズ化 (25-50人規模)
  • 体験重視、多様性
  • リレーションシップ
  • 質の向上=単価up
  • SDGs
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