プリンスロットフラフェスティバル（Prince Lot Hula Festival）

ハワイの非競技フラフェスティバルの中では最大規模で、かつて禁止されたフラを復活させ、1863年から 1872年にかけてカメハメハ５世として世を治めた、 ロット・カプアイワ王子を称え、毎年開催されているイベントを学んでみましょう！

プリンスロットフラフェスティバルとは？

プリンスロットフラフェスティバルは毎年7月にオアフ島で開催されるメリ・モナークに次ぐ大きなフェスティバルとも言えるフラのイベントです。フラ最大のイベントでもあるメリー・モナークと同じく、フラカヒコ（古典フラ）フラアウアナ（モダンフラ）ケイキフラ（子供のフラ）クプナフラ（年長者のフラ）そしてオリ（詠唱）などの様々な分野に分かれてパフォーマンスを披露しますが、このプリンスロットフラフェスティバルは非競技のイベントになります。

このイベントは非競技のため、2日間に渡ってフラのパフォーマンスだけでなく、ハワイ伝統工芸のワークショップや、フードやクラフトなどのブースも設置されているため、フラだけでない、ハワイの文化にたっぷりと触れ堪能することができます。

近年まではプリンスロットのゆかりの地でもあるモアナルアガーデンでイベントは開催されていましたが、今現在は開催地をイオラニ宮殿へと移し、ステージなどではなく、イオラニ宮殿をバックに屋外でイベントが開催されています。

ストーリー

1863年から1872年の間ハワイ王国を統治したロット・カプアーイヴァ王子のカメハメハ5世として活躍を称えるために、1978年より彼のゆかりのあるモアナルアの地でモアナルアガーデンズファウンデーションのNalani Olds とWendell Silvaによって開催されたことがきっかけとなり始まりました。

かつてはクムフラがフラを教える場所がここモアナルアであったこともあり、ハワイの歴史と文化を教えてくれる美しい場所の1つとして知られておりましたが、ハワイに宣教師たちが来島したことによって一時はフラが禁止となりましたが、そのフラやチャントを精力的に再び復活させたのが、プリンスロットでした。その活躍を称え王子に敬意を示し、彼の名前を冠してプリンスロットフェスティバルとしてイベントが開催されるようになりました。

イベント詳細