責任ある観光“レスポンシブル・ツーリズム”とは
About Responsible Tourism
責任ある観光によって、観光地を守ろうという考え方。
レスポンシブル・ツーリズム(責任ある観光)とは、観光客もツーリズムを構成する要素であると捉え、観光客が意識や行動に責任を持つことで、より良い観光地形成を行っていこうという考え方であり、自分の行動が地域や環境へ負荷を与えてしまうかも知れないことを認識し、自律した行動を実践していく、これからの観光のカタチです。近年、観光地で起きている環境問題や住民とのトラブル、2015年より始まったSDGsの取り組み、2020年の新型コロナウイルスのパンデミックの影響など受け、世界の観光産業はレスポンシブル・ツーリズムの方向へ舵を切る動きが急速に広がっています。
責任ある旅行者へ
Be a
Pono Traveler
Pono(ポノ)とは、ハワイのことばで「善良性、親切心、真心、モラル、良質、適切、正しい、優秀、健康で幸福な状態、繁栄、本質、正義」などたくさんの意味を持ちます。一言で言えば「正しい状態」のことです。物事が、自然環境が、人間関係が、精神状態が、健康状態が、ちょうどいいバランスの、調和のとれた状態を指します。何か判断をするとき、迷ったときに「ポノであるか?」ハワイの人が指針とする、よく使うシンプルだけど意味の深い言葉です。レスポンシブル・ツーリズムを実践する旅行者は、まさに「Pono Traveler(ポノトラベラー)」といえるでしょう。ハワイに限らず世界中でポノトラベラーが増えること。観光地と旅行者が本来のあるべき正しい姿、良い関係性をつくること。それが私たちハワイ州観光局の願いであり、使命であると考えています。さあ、あなたもレスポンシブル・ツーリズムを実践する「ポノ・トラベラー」になりませんか?
ハワイ州観光局からのメッセージ旅行者にお願いしたい、5つのアクション
Five ActionsTravelers CanTake
レスポンシブル・ツーリズムを実践する、ポノトラベラーになるために。ハワイに来る旅行者のみなさんにもできる5つの行動があります。ハワイに来る前にぜひ予習しておいてください。
ハワイとレスポンシブル・ツーリズム
Hawai‘i x Responsible Tourism
ハワイにおけるレスポンシブル・ツーリズムの源流、“Mālama Hawaiʻi マラマハワイ”
世界で広がり始めたレスポンシブル・ツーリズムの考え方。観光が重要な産業であるハワイ州もいち早く取り組み始めていますが、実はハワイでは約40年も前にこの源流とも言える概念が生まれています。1976年に提唱された“Mālama Hawaiʻi マラマハワイ”という概念、スローガンです。マラマとはハワイのことばで「思いやりの心」という意味です。マラマハワイ、つまり「ハワイを思いやる心」を大切にしようという取り組みがスタートしました。レスポンシブル・ツーリズムという考え方が生まれるより40年も前から、ハワイはすでにレスポンシブル・ツーリズムを実践していたとも言えるでしょう。
マラマハワイ~ハワイ文化への尊重~マラマハワイから、SDGsへ
History
1976年に提唱された“Mālama Hawaiʻi マラマハワイ”を源流として、その後ハワイ州では、さまざまな目標や戦略が立てられました。ハワイ独自のものから、現在では、世界的で取り組む世界的な目標SDGsへとつながっていきます。