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マウイ郡、ハワイ島、海洋生物に…

マウイ郡、ハワイ島、海洋生物に影響与える日焼け止めの流通禁止を発表

ハワイ州観光局
2022.12.02

マウイ郡の条例5306号により、2022年10月1日からマウイ島、ラナイ等、モロカイ島にて全てのノンミネラルサンスクリーン(有害物質を含む日焼け止め)の流通・販売が禁止となりました。また、2022年12月1日からハワイ島も同様の条例が施行されました。

マウイ郡の条例5306号により、2022年10月1日からマウイ島、ラナイ等、モロカイ島にて全てのノンミネラルサンスクリーン(有害物質を含む日焼け止め)の流通・販売が禁止となりました。また、2022年12月1日からハワイ島も同様の条例が施行されました。

2022年10月1日からマウイ郡ノンミネラルの日焼け止めの流通・販売禁止条例を施行

マウイ郡の条例5306号により、2022年10月1日からマウイ島、ラナイ島、モロカイ島にて全てのノンミネラルサンスクリーン(有害物質を含む日焼け止め)の流通・販売が禁止となりました。

ノンミネラルの日焼け止めは、海に生息する海洋生物やサンゴ礁に悪影響を与える有害物質を含むことから、海の生態系を保護する目的で今回の条例が発足されました。これは地球環境へマラマ(思いやり)の気持ちを持つための取り組みの1つにあたり、海洋生物やサンゴ礁を保護することは海の生態系を守り、海の美しさを守るということにつながります。

マウイ郡はノンミネラルの日焼け止めを禁止するとともに、一番日差しが強く暑い時間帯(午前10時〜午後2時)は日陰へ入ること、紫外線防止の服の着用も呼びかけています。

条例の詳細(英語):https://www.mauicounty.gov/2483/Mineral-Only-Sunscreen-Maui-County

2022年12月1日よりハワイ島もマウイ郡と同様の規制が施行

ハワイ島でも2022年12月1日からマウイ郡同様に環境にやさしいミネラルベースの日焼け止めの流通に限られました。日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤は、紫外線を熱エネルギーに変化させ、肌表面から放出させて日焼けを防ぎますが、合成された紫外線吸収剤は石油由来成分を使っていることも多く、肌への負担が大きいとされています。更にサンゴや藻類への影響も懸念されることから、環境問題を考慮した条例が施行されました。

ミネラルの日焼け止めとは

一言でいうと100%オーガニックの日焼け止めです。

紫外線の防止ができるのか不安になる方もいると思いますが、実はオーガニックかつ紫外線防止の効果を含むとても優秀な日焼け止めです。以下の2つの成分が、パッケージの裏側にある成分表示に含まれているか確認してみてください。

非ナノ酸化亜鉛 (Zinc Oxide)
二酸化チタン (Titanium)

これらは天然由来の化学物質でサンゴ礁に害を与えないかつ、紫外線から保護できることが認可されている唯一のミネラル成分です。

また、環境だけでなく私たちの肌にも良いと言われています!

従来の日焼け止めでは、紫外線防止成分が肌に吸収されることでUVカット効果を発揮していましたが、ミネラルサンスクリーンでは紫外線防止成分が肌の上でベールのように生成され、肌の表面からUVカット効果を発揮するので体内に有害物質をいっさい吸収せず、日焼け対策が健康的にできることが最大のポイントです。

リーフセーフとの違い

ハワイでは2021年1月にサンゴ礁に影響を与える、有害成分が含まれている日焼け止めの販売が禁止されたことから、注目を浴びたリーフセーフの日焼け止め。

ミネラルベースの日焼け止めとは何が違うのでしょうか?

リーフセーフのものは、2大有害物質である「オキシベンゾン」と「オクチノキサート」が含まれない日焼け止めを指します。これらの成分は、海の生態系において重要な役割を担うサンゴ礁を損傷する2大有害物質とされています。

そして、2大有害物質に限らず全ての化学物質を排除した完全オーガニックの日焼け止めが、ミネラルベースの日焼け止めです。

ハワイで作られているメイドインハワイのミネラルベースの日焼け止めのご紹介はこちら↓

https://www.allhawaii.jp/article/5335/

サンゴをはじめとする海の環境に対してマラマ(思いやり)の心と共に、ハワイを楽しみたいですね。

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