ハワイ州、2022年は30の文化保護・継承プログラムに約147万ドルを支援

2022.01.28

2022年1月11日、ハワイ州の観光振興機関「ハワイ・ツーリズム・オーソリティ(HTA)」と「ハワイ・コミュニティ財団(HCF)」は、ハワイ文化の保存、継承活動を行っているコミュニティ団体の活動を支援する「ククル・オラ(Kūkulu Ola)」プログラムを通じて、2022年は30の社会活動プログラムを支援するために147万5,000ドルの助成金を授与することを発表しました。

HTAは2010年以降、330のコミュニティ団体やプロジェクトを支援するために、総額約1,100万ドルの資金を提供してきました。助成金の対象は、自然環境の保護と改善、ハワイのよりホリスティックで再生可能な観光モデルの支援を行っている非営利組織から厳しい審査を経て選出されます。

HTAチーフ・ブランド・オフィサーのカラニ・カアナアナ氏は、「HTAは、様々なプロジェクトやプログラム、イベントを通じて、ハワイ文化やハワイ人としてのアイデンティティを永続させるために、これらの団体の重要な活動を支援します。私たちのコミュニティへの投資は、次世代のためにより良いハワイを育むという私たちの努力と戦略的プランの重要な部分を占めています。」述べています。

2022年のクルル・オラ・プログラムの運営は、芸術文化関連の非営利団体との協働経験があり活動実績のあるHCFが委託を請けました。HCFコミュニティ助成金・イニシアチブ担当上級副社長のミッシェル・カウハネ氏は、「今年の受賞者は、実践を守り、知識を次の世代に伝えるという共通のアプローチでつながっています。HCFは、文化、芸術、コミュニティへの投資の価値を強調するこれらの素晴らしい組織を結集することができるKūkulu Olaプログラムを支援できることを誇りに思います」と述べています。

2022年の提案依頼書(RFP)は2021年9月15日に発行され、応募者からの提出物は2021年10月29日までに受理されました。2021年はパンデミックによりクルル・オラ・プログラムの提案依頼書(RFP)は、2021年のプロジェクトには発行されませんでした。

2022年クルル・オラ・プログラムの助成金受賞者は次の通りです。

ハワイ・ツーリズム・オーソリティ(Hawaiʻi Tourism Authority)
ハワイ・ツーリズム・オーソリティは、ハワイ最大の雇用を創出する観光産業を戦略的に支援、管理するために1998年に設立されたハワイ州の観光振興機関です。観光産業の持続可能性と、州民や地域社会にもたらす利益を確保するために努めています。
https://www.hawaiitourismauthority.org

ハワイ・コミュニティ財団(Hawaiʻi Community Foundation)
105年にわたり地域社会に貢献してきたハワイ・コミュニティ財団は、州内でも有数の多様な形で社会貢献活動を行うフィランソロピー機関です。財団は、人生を変え、コミュニティを向上させたいと願う寄付によって作られた300以上の奨学金基金を含む1,000以上の基金を管理しています。2020年は奨学金920万ドルを含む1億4,240万ドルの助成金と契約を州全体に分配しました。また、地域社会の問題や非営利団体の動向に関する情報源としての役割も担っています。
https://www.hawaiicommunityfoundation.org

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