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ハワイの海とサンゴの関係…

ハワイの海とサンゴの関係

2021.04.08

サンゴ礁は、「海の熱帯林」ともよばれるほど、多くの生物が共存し、生物多様性がとても豊かです。 海にとっても、海の生物にとっても、欠かすことができないサンゴ礁について考えてみましょう。

サンゴ礁は、「海の熱帯林」ともよばれるほど、多くの生物が共存し、生物多様性がとても豊かです。 海にとっても、海の生物にとっても、欠かすことができないサンゴ礁について考えてみましょう。

海とサンゴの関係

海の生き物にとって、サンゴ礁は産卵場所になったり幼魚が育つための隠れ家になったりと、多くの役割を果たしています。パパハナウモクアケア国定海洋記念碑の一部である北西ハワイ諸島のサンゴ礁は、7,000種以上もの魚や、ウミガメ、海洋哺乳類らを支えています。

サンゴは少なくとも約4億年前から地球上に存在しているといわれています。サンゴの成長速度は年間0.2〜8 mmで、成熟したサンゴ礁は数千年もの歳月をかけて形成されています。

私たちの生活とサンゴの関係

サンゴ礁は海の宝物です。多くの魚はサンゴ礁と共存しており、世界中の10億人以上もの人々にとって重要な食料源を提供しているといわれます。その他にも、高潮から海岸線を守る自然の防波堤の役割を果たしたりと、私たちの生活においても大切な存在です。

しかし、そんなサンゴ礁が今、白化などの問題に直面しているのです。 アメリカ海洋大気庁(NOAA)によるCoral Reef Watch programが実施した調査によると、北西ハワイ諸島のサンゴ礁の大規模な白化現象が発見され、この現象はハワイ諸島全体へ広がると予測されています。アリゾナ州立大学の研究者らは、ハワイのサンゴ礁の白化を調査する「Hawai‘i coral bleaching tracker」を作成し、NOAAとともにハワイ州へレポートを共有するなど、サンゴの保全に取り組んでいます。

サンゴを守っていくために

サンゴ礁の白化の要因は、海水温の上昇や、マイクロプラスチックなどの海洋ゴミ、化学物質の流出などさまざまですが、サンゴ礁は白化から回復できる場合もあります。サンゴ礁を守っていくために、私たちにもできることがあります。

・ダイビングやシュノーケリングの際は、サンゴやサンゴ礁に触れないようにしましょう。

・サンゴの上に立ったりしないようにしましょう。

・サンゴに優しい「リーフセーフ」な日焼け止めを使用しましょう。

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