LEED認証を得た施設を利用してみよう！

LEEDとは？

LEED（Leadership in Energy and Envitonmental）とは米国グリーンビルディング協会が省エネと環境に配慮した建築や敷地利用を評価する都市の環境性能評価システムです。認証を受けるには必須条件を満たし、選択項目ポイントを取得することが必要で、取得ポイントの合計によってゴールトやプラチナなど認証レベルが決まります。

LEED認証システムとは？

LEED認証を建物及び敷地が取得するためには、エネルギーと水の使用量が少なく、二酸化炭素排出量が削減し、健康的で持続可能な環境を作り出すことに貢献するなどの必須項目の要件を必ず満たす必要があります。建物及び敷地全体、内装設計、建物の運用と管理などの環境性能を評価し、得点に応じて上から、プラチナ、ゴールド、シルバー、サーティファイドの４つのレベルでLEED認証されます。

ハワイでLEED認証を取得した施設

1998年に米国で始動したLEED認証ですが、米国グリーンビルディング協会（以下：USGBC）が公開したデータで、現在この認証システムは全世界165か国で導入されており、各国でLEED認証システムの普及を目指しています。ここで、ハワイでLEED認証されている施設をいくつか紹介します。

（1）アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ コオリナ・ハワイ

美しい自然と豊かな伝統文化が息づくオアフ島コオリナの「アウラニ・ディズニー・リゾート＆スパ コオリナ・ハワイ」は、ハワイで初の国際的に環境性能の向上を目的とした計画に基づいて建設された施設であると、米国グリーンビルディング協会からLEEDシルバー認証を2013年に取得しました。ホノルル国際空港から約27km、ワイキキから45分という立地で、周囲の環境に配慮した施行や建築方法が同協会の水使用効果率、エネルギー、空気、素材、原材料、意識や教育などに関する基準を満たしたことで、認証されました。

（2）ホクラニ・ワイキキ

2014年1月にグランドオープンしたヒルトン・グランド・バケーションズの最新タイムシェア・リゾート「ホクラニ・ワイキキ」は、環境への影響に配慮した建物として、この度米国グリーンビルディング協会（USGBC）より2014年にLEED認証を取得しました。ホテルの建築において、冷却塔の排熱再利用設備が高く評価され、ホテル内における温水の供給、プールの保温、および除湿システムにて排熱を再利用することにより、大幅に光熱費が削減。また、このことにより水の消費量も大幅に削減され年間50万ガロン（約190万ℓ）の節水へと繋がることが高く評価されたことでLEED認証の宿泊施設となりました。

（3）ハイアット リージェンシー マウイ リゾーツ アンド スパ

マウイで最も長い海岸線を持つカアナパリビーチ沿いにあるオーシャンフロントのリゾートホテル「ハイアット リージェンシー マウイ リゾート アンド スパ」は、独自に策定したエネルギー効率化推進方針に伴い、ホテル施設内で発生するゴミの削減と無駄なエネルギー消費を抑えるために環境対策基準を設けて日々努力を重ねたことで2019年にLEED認証を取得しました。

(4)　アンダーズ・マウイ・アット・ワイレア

マウイ島ワイレア地区にルネッサンス・ワイレア・ビーチ・リゾートの改装を行い、2013年にオープンしました。モカプビーチ沿いにオープンしたこのホテルは、15エーカーの敷地にスイート33室を含む全290室の客室とヴィラ7棟を備える施設が備わっており、マウイ島で2軒目となるハイアット系列最高級リゾートホテルとして、LEED認証を取得しているホテルです。