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ハワイ固有種を守る「コアの木植…

ハワイ固有種を守る「コアの木植樹」に参加しよう!

ハワイ州観光局
2021.04.01

ハワイで愛され続けるコア。その森はハワイ諸島の数カ所に残っていますが、現在ハワイ島では全盛時の10分の1以下の規模しかありません。コアの森が急速に姿を消していった背景には、外来動物の増加による枯死や環境汚染、森林伐採等様々な理由が挙げられます。

ハワイで愛され続けるコア。その森はハワイ諸島の数カ所に残っていますが、現在ハワイ島では全盛時の10分の1以下の規模しかありません。コアの森が急速に姿を消していった背景には、外来動物の増加による枯死や環境汚染、森林伐採等様々な理由が挙げられます。

古代からハワイアンの生活にとってとても重要で大切にされてきた木があります。
それは、今もハワイで大切に守られている「コア」です。

ハワイでは、カヌーの材料としても使われ、ハワイ伝統文化を支えてきた植物と言っても過言ではありません。

コアは、ハワイ原産の固有植物。
かつてはカヌーやサーフボードの素材として、また、コアの葉を灰にしたものは薬などに、樹皮はタパの染色に用いられました。
また、家具や楽器など、木工芸品としての人気が高まり、リリウオカラニ女王のピアノや、エマ女王に寄贈されたセント・ピータース教会の長椅子など歴史的建造物に使われるようになりました。
そして今日も、ウクレレや宝飾箱などの木工芸品として変わらぬ人気があります。

成長すると巨大な樹木となるコアですが、残念ながら被害を受けやすいセンシティブな植物でもあります。

コアの森はハワイ諸島の数カ所に残りますが、ハワイ島では全盛時の10分の1以下の規模しかありません。コアの森が急速に姿を消していった背景のひとつには、外来動物の増加があります。

1793年にキャプテン・クックの航海にも同行したジョージ・バンクーバーは、その後カメハメハ大王に牛や羊を寄贈しました。バンクーバーの助言により、最初の10年間は牛を放牧したため、踏み荒らされたり食べられたりしてしまい、コアやその他の固有植物は大きな打撃を受けてしまったのです。

その後のさまざまな保護活動により、コアはなんとか絶滅の危機を逃れましたが、コアの若葉は、牛や馬などの家畜や犬の好物であるため、いまも被害は完全になくなってはいません。

また、ハワイへ持ち込まれた外来植物の繁殖もコアの木が減ってしまっている原因となり、今も多くのボランティアが保護や育成に力を入れています。  

ハワイの人々の生活にとって古来から大切とされてきたコアの木を守るために、ハワイ州観光局では「ハワイ島にコアの木1,000 本植えよう!」プロジェクトを行っています。


植樹いただいたコアの木には名前をつけることができ、植樹証明書もオンライン上で発行されます。

植樹証明書イメージ

ご家族やご友人との記念日やお誕生日などの節目の記念植樹など、皆さんの思い出と共に植樹したコアの木がハワイ島の地で大きく育つことを願い、見守っていきたいですね。

コアの木が育つ場所は、GPS機能でいつでもパソコンやスマートフォン等から見ることができます。是非ハワイの美しい自然を守る活動へ参加してみませんか!

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