Zero Waste Oahu…
Zero Waste Oahu (ゼロウェイストオアフ) の取り組み
ハワイを廃棄物が存在しない、よりサステイナブルなコミュニティに作り上げることをビジョンに掲げている団体、ゼロウェイストオアフ(Zero Waste O’ahu)。
ハワイを廃棄物が存在しない、よりサステイナブルなコミュニティに作り上げることをビジョンに掲げている団体、ゼロウェイストオアフ(Zero Waste O’ahu)。
Zero Waste Oahuは現在の生産方法、購買システム、廃棄物管理システムに積極的に介入するシステムを通じて、バランスのとれた消費文化と廃棄物の少ない未来を築くため、廃棄物ゼロのための教育、資料、プログラムを提供しています。ここでは、そのプログラムの一つの「Full Cycle Takeout」についてご紹介します。
Full Cycle Takeoutとは?
Full Cycle Takeout は、Zero Waste O‘ahu が行っているハワイ初のゴミの出ないテイクアウトの導入を目的に、持ち帰り用容器の再利用プログラムです。2020年10月、Zero Waste Oʻahuがアメリカ海洋大気庁(National Oceanic and Atmospheric Administration)からMarine Debris Prevention Grant(海洋ゴミの防止、削減に焦点を当てたプロジェクトを支援するための資金提供)を受賞したことから立ち上げに必要な投資の入手をきっかけに立ち上げられ、昨年7月から開始されました。健康に害を及ぼす可能性のあるプラスチックの原料、BPA(ビスフェノールA)やBPS(ビスフェノールS)を含まず、100%リサイクル可能の容器を使用しているので、環境だけでなく使用者にも優しい取り組みとなっています。
Full Cycle Takeoutの働き
アメリカ合衆国環境保護庁(United States Environmental Protection Agency)によると、海岸で回収されるゴミの1/3から2/3は飲食料からの使い捨てプラスチック包装によるもので、ハワイでは料理に使われた貝殻や使い捨ての食器が問題視されています。また、経費面ではコロナウイルスのパンデミックの影響でテイクアウト容器の経費が更に増え、小規模のみならず様々な飲食店が影響を受けています。各飲食店は再利用可能なテイクアウト用の容器に切り替えることで1年間平均$3,000から$22,000節約することができます。
利用方法
利用者は3ステップだけで無料で参加することができます。まずはFull Cycle Takeoutのウェブサイトからサインアップをします。メールアドレスで無料で登録することができます。サインアップをしたら、サイト上にあるレストランを選び、電話、お店、もしくはオンラインで注文をし、再利用可能の容器に入っている注文品を受け取ります。
現在は、ハレイワのこちらの6店舗で実施しています。
- コズミックキッチン(Cosmic Kitchen)
- ハレイワジョーズ(Haleiwa Joe’s)
- ラジャニータイ(Rajanee Thai)
- ビートボックス カフェ(Beet Box Cafe)
- ウィックド カフェ(Wicked HI Cafe)
- ゴルドズ メキシカン フード(Gordo’s Mexican Food)
使い終わったら7日以内に、可能であれば洗い流してから返却ステーションに容器を返却します。返却ステーションはコズミックキッチン、ラジャニータイ、ハレイワジョーズにあります。また、アプリ上で検索することも可能です。返却ステーションにあるQRコードをかざし、返却数を入力したら返却完了です。容器は回収されたあと、洗浄、消毒され食品衛生に関する保健省(Department of Health)の要求項目を満たしているため安心して利用することができます。
現在はハレイワで運用されていますが、今後はオアフ島全域、ハワイ島での試験運用を行う予定です。
Full Cycle Takeoutのウェブサイト: https://www.zerowasteoahu.org/fullcycletakeout
Zero Waste Oahuのウェブサイト:https://www.zerowasteoahu.org/