サステナブルなアートとファッシ…
サステナブルなアートとファッションをテーマにしたイベント「THINK GLOBALLY, ACT LOCALLY」を開催
アウトリガー・ホテルズ&リゾーツワイキキ・ビーチコマー・リゾートとハワイアン・アロマ・カフェがサスティナブルなアートとファッションをテーマにしたイベント「THINK GLOBALLY, ACT LOCALLY」を開催し、そのイベントの様子をレポートします。
ワイキキ・ビーチコマー・リゾートとハワイアン・アロマ・カフェがサスティナブルなアートとファッションをテーマにしたイベント「THINK GLOBALLY, ACT LOCALLY」を開催し、そのイベントの様子をレポートします。
4月22日のアースデーに先駆け、4月15日、ワイキキ・ビーチコマー・リゾートにてサスティナブルアートとファッションをテーマにしたイベントが開催されました。その名も、『THINK GLOBALLY, ACT LOCALLY』。
ワイキキ・ビーチコマー・リゾートとホテル内にあるハワイアン・アロマ・カフェによる共同開催で行われたこのイベントでは、ホテルロビー内でのアートエキシビジョンの他に、サスティナブルなファッションショー、ローカルアートとファッションの即売ブース、ミュージック、NPO団体の特設ブースなどが設けられました。
ロビー内ではミュージックを聴きながら、ハワイやカリフォルニア在住のアーティスト達が、海底やビーチで拾い集めたプラスチックゴミを使ったユニークなアートを展示し、プラスチック海洋汚染についての啓蒙活動を行いました。
伝説のライフガードであり、ベストボディーサーファーとして尊敬されるウォーターマン、マーク・カンニングハム氏は、海底から拾い集めたサングラスやサーフフィン、ライター、おもちゃ、プラスチックボトルのふた等をフレームにレイアウトさせたダイナミックなアートを展示。ハワイ語で「大地をいたわる」という意味を持つ「Mālama ka ‘āina」を大きく掲げ、ハワイの深刻なプラスチック汚染問題に警鐘を鳴らしました。
カイルア在住の環境アーティスト兼ジュエリーデザイナーのステイシー・ガームシャウセン氏は、オアフ島の海で拾い集めたプラスチックゴミを色やサイズごとに分けて、丁寧に洗い、磨き上げて美しいタペストリーにアップサイクルさせました。カイルアタウンでもあちこちで見ることのできるガームシャウセン氏のタペストリーアートは、ただ美しいだけではなく、見る者にインパクトを与え続けています。一つ一つ丁寧にドリルで穴を開け、紐を吊るす作業は150時間を超え、好きだからこそ成せる仕事であるいえるでしょう。
カリフォルニア州サンタクルズがベースの海洋科学者で環境アーティストである、イーサン・エステス氏のアートは、海で拾い集められた漁業用ロープや漂着ごみを使った爽やかなロープアートが印象的です。アートに使われた縄やロープは、ハワイでビーチクリーンや教育プログラムを行う非営利団体、サスティナブル・コーストラインズ・ハワイと、ワイマナロにあるセンター・オブ・マリン・デブリス・リサーチが拾い集めたものです。ハワイではこのように、非営利団体とアーティストたちが連携を行って活動をサポートし合っています。
ハワイアン・アロマ・カフェ店内とプールサイドでは、ハワイのローカルブランドや非営利団体がブースを出し、ショッピングを楽しめるとともに、プラスチック海洋汚染問題の啓蒙活動が同時に行われました。サスティナブル・コーストラインズ・ハワイの為のファンドレイザーも行われ、イベントではスペシャルカクテルが特別販売されました。
プール内には、マーク・カンニングハム氏が海底で見つけた多くのサーフフィンが沈められ、ユニークなアートインスタレーションとなり注目を集めました。夜になってからは、DJミュージックとともにサスティナブルをテーマにしたファッションショーも開催、大いに盛り上がりました。「サスティナブル」を楽しく学べるパーティーとして盛り上がった一大イベントとなりました。
レポーター:Yuriko Galura
東京出身ホノルル在住。2008年ロサンゼルスのファッションスクールでファッションマネージメントを専攻し、2010年にハワイへ移住。2011年メードインハワイのファッション&アート産業をサポートしたいという思いから、ハワイ在住デザイナー&アーティストのためのマネージメント会社をハワイで設立。ハワイ在住を生かした独自のネットワークとコネクションを使って日々精力的に活動中。
インスタグラム: @yurikogal
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