豊かな地球を次世代へ -JAL…
豊かな地球を次世代へ -JALグループのサステナビリティの取り組み-
日本航空JALグループは、 豊かな地球を次世代に引き継ぐため、CO₂排出量削減、使い捨てプラスチック削減、食品廃棄削減などの環境保全や地域貢献、持続可能な観光の推進に取り組んでいます。SDGs達成に向けたJALグループの取り組みをご紹介します。
JALグループは、 豊かな地球を次世代に引き継ぐため、CO₂排出量削減、使い捨てプラスチック削減、食品廃棄削減などの環境保全や地域貢献、持続可能な観光の推進に取り組んでいます。SDGs達成に向けたJALグループの取り組みをご紹介します。
目次
CO₂削減の取り組み「JALカーボンオフセット」
JALグループは2050年までにCO₂排出量実質ゼロを目指し、省燃費機材の導入、日々の運航での工夫、SAF(Sustainable Aviation Fuel:代替航空燃料)の活用などにより、CO₂削減の取り組みを推進しています。
また、JALグループでは、環境保全、温暖化防止に関心の高いお客さまからの声にお応えして、ご搭乗いただく航空機が排出するCO₂をオフセットできる選択肢として、「JALカーボンオフセット」をCHOOOSE社の協力のもとで提供しています。カーボンオフセットとは、排出されたCO₂をほかの場所で吸収したり、削減したりすることで埋め合わせる仕組みです。
下記サイトでは、発着地を入力すると、そのフライトで排出されたCO₂相当分のプロジェクトに資金援助ができます。
また、昨今の事業活動におけるサプライチェーン全体でのCO₂排出量可視化・削減に対するニーズをふまえ、法人のお客さまを対象に、企業単位でのCO₂排出量可視化やオフセットを可能とするサービスを展開するとともに、J-クレジットを積極的に採用していきます。J-クレジットは日本国内で創出されたCO₂削減・吸収クレジットです。
「JALカーボンオフセット」を通じ、投資先プロジェクトとして多くのお客さまにご利用いただくことで、日本国内のCO₂削減ならびに日本の地域活性化に貢献します。
プラスチック使用量の削減
廃プラスチックによる海洋汚染など、プラスチックの大量使用に起因した世界的な問題に対処するため、2019年9月、JALは自社客室サービスならびにラウンジ用品のプラスチック製ストローならびにプラスチック製マドラーを廃止しました。これにより年間約200万本のプラスチック製ストローと、約400万本のプラスチック製マドラーが削減され、その総量は約3.6トンでした。機内での使い捨てプラスチック使用量は、2018年度は887.6トン、2019年度は877.4トンと約10トン削減することができました。
また、資源を有効に活用し長期間使えるよう、ビジネスクラスではウェルカムジャパンカップを、それまでの使い捨てから洗浄して何度も使えるリユースタイプに変更しました。(2021年6月現在、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴い、ウェルカムジャパンサービスは一時中断しております。)
また、2019年10月より、日本トランスオーシャン航空が那覇発福岡行きの便のクラスJシートにて「木のストロー」を導入しました。地元沖縄県の木材を使用することで、地域の森林保全および持続的な林業の活性化にも貢献しています。
認証品の採用
JALでは、認証食材を機内食に採用する取り組みを2018年より行っています。認証食材とは、食品安全、労働安全、環境保全など、持続可能性に配慮した適正な手順、管理が行われていることが第三者機関により証明された食材のことです。
また、2018年9月より、機内でお客さまにご提供するサービス用品についてFSC®認証を受けたものを導入し、すでに紙コップ・メニューカード・機内誌など大半の紙製品、また木の玩具がFSC®(*)認証製品となっています。
(*)当内容はFSC®プロモーションライセンス(FSC®N003038)を得て記載しています。
ハワイ産の食材を使用した機内食―Hawaiian Products !―
機内食で使用する食材においても、地産地消を意識し、ハワイ発便には、マグロ、オニオン、ココナッツ、エビ、タロイモ、パパイヤ、パイナップル、ライチなどのハワイ産の食材やさまざまな特産品をご提供しています。
写真:上段左からクッキー(Assorted Shortbread)、アイスクリーム(Tropilicious Ice Cream)下段左から水(Pure Hawaiian Water)、ビール(Bigwave Golden Ale)、トロピカルジュース(ALOHA MAID (Pass-O-Guava))
食品廃棄の削減―Let’s do Ethical Sky !―
本来食べることができたはずの食品が廃棄されてしまうのはもったいないだけでなく、環境にも悪影響を及ぼし、生産・流通・加工を含めた食料システムの温室効果ガス排出量は世界全体の21~37%にもなると推定されています(*)。JALグループでは、調理で出た残りかすをすべて焼却せずに肥料化し、リサイクルしていきます。
不要となった国際線機内食は、検疫のルールにより焼却処分をする必要があります。また、食品は多くの水分を含むため、通常のゴミと比べて焼却にかかる負荷も大きく、多くのCO₂を排出してしまいます。機内のメニューカードには、「おいしく食べきることで、地球をきれいに保つことができる」という、JALグループからご搭乗のお客さまへのメッセージが添えられています。
(*)「温室効果ガスフラックスに関するIPCC(気候変動に関する政府間パネル)特別報告書」(2019年8月)
JALグループはこれからも、豊かな地球を次世代に引き継ぐため、地球にやさしいエアラインを目指し、SDGs達成に向けて取り組んでいきます。
日本航空