ALOHA ʻĀina@Maui nui #8 Pu'uoinaina's head Molokini

2015.07.25

夏休みになると観光客もぐんと増えるマウイ島、人気のスノーケルツアーのスポットの一つにモロキニ島があります。島の南側、マケナやワイレア、キヘイなどの海岸線から見えるモロキニ島は小さな三日月型の岩礁で魚も多く、スノーケルにはぴったり、イルカやカメなども見られるほか、三日月の形の内側は波がないため、家族連れの観光客には好まれるスポットなのです。

そんなモロキニ島、実は昔はプウオイナイナというトカゲだったと言われています。トカゲのお父さんとお母さんももちろんトカゲで、プウヘレとプウオカリという名前でした。プウオイナイナは以前はコヘマラマラマという名前であった現在のカホオラヴェ島に住んでおり、2人の兄弟を夫にしていましたが、なんとハワイ島のキラウエアに住む女神として知られるペレの夫であるロヒアウと出会い、ロヒアウを夫にしてしまうのです。

火山を噴火させ、溶岩を流して大地を作り出す女神ペレはその気性の荒さで知られていますが、なんと自分の夫であるロヒアウを夫にしたプウオイナイナを怒りのあまり、真っ二つに裂いて放り投げたのです。すると、その頭の部分がモロキニ島、尾の部分がマケナにあるプウオライになったと言われています。

プウオイナイナの夫たちはプウオイナイナが姿を変えたことを知り、彼女の頭であるモロキニ島、海の真ん中にぽつんと浮かぶ小さな島を頻繁に訪れたそうです。神話の世界は今の世界では起こりえないことが起こりますが、神話の世界で起こったことは、今の世界を作る、現在につながる重要な出来事だと私は思っています。マウイ島の神話をなぞると、気がつくのは島の地形がどのように形成されたかです。それを地学として勉強することもできますが、私は何故か、女神ペレが動きを通じて島の地形の歴史を学ぶほうがわかりやすかったりもします。

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