天然のクリスマス・デコレーション

2013.12.10

12月に入り、常夏ハワイでもクリスマスのデコレーションをあちらこちらで見かけるようになってきました。オアフ島ではイオラニ・パレスや官庁街があるダウンタウンのクリスマス・イルミネーションが有名。この幻想的なイルミネーションを見るためのツアー・バスもワイキキから出ているほどです。

いっぽう、ハワイ島のクリスマスの風物詩といえば、この島らしくとても自然なもの。それはポインセチアです。日本でも、クリスマスになればお花屋さんの軒先に鉢植えが並ぶ観葉植物ですが、ハワイ島のコナサイドでは、このポインセチアが、なんと、道端に普通に生えているのです。人の背を越えるような大木も多く、この時期になると一面真っ赤な葉をつけて、道行く人の目を楽しませてくれます。

ポインセチアはメキシコなどの中央アメリカ産。私たちは冬にお目にかかることがほとんどなので、寒い国の植物かと思いきや、温かい土地で育つ植物だということを、私もハワイ島に来て知りました。ちょうどクリスマスの時期になると、花の近くの葉っぱが赤く鮮やかに色づきます。(あの赤い部分は花ではなく葉の一部なのです)。緑の葉の部分もあるので、そのコントラストがちょうどクリスマス・カラーになることから、この時期の観葉植物として愛されるようになったのかもしれません。わざわざ電飾やクリスマス・ツリーを用意しなくても、自然がクリスマス・デコレーションをしてくれるハワイ島。なんとも素敵だと思いませんか?

*写真は、プウホヌア・オ・ホナウナウへと向かう160号線沿いの道で見つけたポインセチア

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