ハワイ島で水着ファッションショー!ハワイの太陽が作った地球に優しいSDGS水着とは?

2023.09.10

ハワイの太陽が作った水着

 高校時代の同級生が手がけるハワイ発の水着ブランド『ココナッツ・アヴェ』の旗艦店が、ハワイ島はワイコロアにオープンしました!

 それを記念してファッションショーが行われたので、取材してきました。

『ココナッツ・アヴェ』とは?

 『ココナッツ・アヴェ』は、デザインから制作、そして生産、発送と流通すべてにおいて持続可能な環境保護を標榜し、現代のテキスタイルアートを通じてハワイ文化を伝承しているSDGsな水着ブランド。また売上の一部をハワイの沿岸および海洋環境を保護し保存する団体に支援するなど、地球とハワイを日々より良く変革することを目指しています。

 その制作にかかるエネルギーは100%太陽光発電で賄われており、ハワイの太陽が作り上げた水着として、正真正銘メイドインハワイ。しかもすべてオーガニックのリネンやコットン、竹素材、エコレーヨン、そしてリサイクル・ファブリック(Repreve®:リプリーブ)から作られています。

 それだけでなく、生産過程で出る廃棄物や水資源の利用も最小限であり、生産・流通ではカーボンフットプリント(CFP)を導入し、包装も生分解性パッケージングを採用しています。

 このように環境に優しいアップサイクル素材、天然素材、天然染料など考えうる限り環境に配慮した工程となっています。

 ちなみにRepreve®は、使用済みペットボトルなどのリサイクル素材から作られたリサイクル繊維のブランドで、アメリカの繊維会社ユニファイ・マニュファクチャリング社が製造しています。

 Repreve®によって2022年までに320億本以上のペットボトルがリサイクルされており、バージンポリエステルと比較して使用エネルギーを62%、水をCOTT99%、CO2を20%、廃棄物を最大35%削減できるという画期的な未来の繊維として名だたる企業に取り入れられています。

ブランド物語

 ケリー(Kelly Pila)とマヘア(Mahealani Gambill)の2人は、ヒロ高校で出会いました。ファッションとサーフィンを共通言語として、2人はすぐに意気投合。高校卒業後は別々の大学に進んだ2人でしたが、ファッションへの情熱は2人とも持ち続けていました。

 その後2人はファッション業界に乗り出し、当初2人とも別のブランドを始動させていましたが、理念とラインに意気投合した2人は2017年に『ココナッツ・アヴェ』をスタート。

 コロナ禍という苦難も乗り越えて、ふたりは2020年の11月に水着コレクションを発表しました。そしてオアフ、マウイ、カウアイに次ぎ、ここハワイ島はワイコロアに旗艦店をオープン! そのオープン記念として、新作水着ショーを開催する運びとなりました。

 コロナ禍でアパレルラインはストップしていたそうですが、2022年10月より本格的に再始動。2023年の今年、エコ・リゾートウェアとして悲願のローンチが果たされました。

 ケリーとマヘアの笑顔が今日のこの日の成功を物語っていて、こちらまで笑顔になってきます。

 幾多の困難を経てようやくハワイ島にも上陸した『ココナッツ・アヴェ』。ハワイの太陽に愛される地球目線の水着、ぜひお手に取ってみてくださいね!

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