毎日でも通いたい!カイムキタウンのお洒落カフェに愛を込めて

2022.10.11

ローカルタウンのカイムキで、いつでも温かく、そしてちょっと懐かしい雰囲気が漂うカフェ。それが、ワイアラエ通りと12thアベニューの角にある「Coffee Talk」です。どこもかしこもフォトジェニックなので、SNSで見たことがある!という方も多いかもしれませんね。

入り口のドアを開けると、カラフルでお洒落なインテリアが出迎えてくれます。とにかく大人気のお店で、朝から淹れたてのコーヒーや店内で作られるデニッシュ、サラダなどを購入する人たちが数多く訪れています。

銀行だった建物がお洒落カフェになって四半世紀

この地にオープンして約25年というCoffee Talk、前身は銀行だった建物をリノベーションしたのだそう。高い天井、奥まったところにある個室スペース…。言われてみれば、“アメリカの小さな街の銀行”の面影が店内のあちこちに感じられます。

天井からぶら下がっているようなカラフルなライトボールや、波をイメージさせるオシャレなテーブルは、ハワイのローカルアーティストの作品。

壁に飾られている独特なアートワークも、当時はハワイに住んでいたアーティスト(今はアメリカ本土にお引っ越ししたそうですが)の手によるもの。それぞれが絶妙にマッチした優しい空間には、オーナーの個性があふれています。

コーヒーはもちろん、日替わりのデニッシュたちも絶品

ラテアートが美しいカフェラテや、ジョッキのような大ぶりのグラスで出てくるアイスコーヒーなど、ここの一杯を楽しみに多くのローカルが足を運びます。また、レジの横にならぶデニッシュやスコーンなども人気。甘めのアーモンドクロワッサンから作りたてのキッシュなど、その日のオススメがずらり。できるだけハワイの素材にこだわって手作りされていて、あっという間に売り切れてしまうものも多いそう。お気に入りのアイテムは、朝早めにゲットするのがおすすめです。

ヴィーガン&グルテンフリーのスイーツも日替わりで提供されていて、これがとてつもなく絶品。ただし、こちらも運が良くないと出会えなかったりするのですが、パイナップルケーキだったりバナナ&ウォールナッツ・ケーキだったり、甘さ控えめでとっても美味しいので、ショーケースで見つけたらぜひトライしていただきたいっ!

地元の人が集えるカフェを作りたかった、とオーナーのリズさん

オーナーのLizは、ニューヨーク出身。もともとは、ハードロックカフェをアメリカの各地にオープンさせる、というスケールの大きな仕事をしていました。でも仕事でハワイを訪れて以来、この場所に魅了されここに住みたい!と退職。そして、カイムキにこのカフェをオープンさせたのだそうです。

「大きなショッピングセンターや商業施設がない、とても穏やかなローカルタウンだったカイムキが気に入ってしまって。それに当時(約25年前)、カイムキにはカフェがなかったの。だから、地元の人が集まってリラックスできるようなカフェを作りたいと思ったのが最初ね。この街はネイバー(ご近所)同士がお互いにサポートしあって生活している、とても住みやすいエリア。今も昔も、変わらないわ」とLiz。

そうなんですよね、カイムキってそういう雰囲気が街全体に漂っていて。だからつい足を運んでしまうんだよなあ。

本やPCを広げて勉強している学生さんや、カタカタとなにかの作業をしている人、友人や家族とおしゃべりに花を咲かせる人たちなど、多くの人が集うカフェには、今日もコーヒーの香りとともに優しい時間が流れています。ほどよくお洒落で、気取りすぎてなくって、いつでもウエルカムな雰囲気なんだけど、決して過度に踏み込んではこない。そういうコーヒーショップって、実はとっても貴重で希少な存在なんですよね。

カイムキの街に、Coffee Talkがあってくれて本当に良かった。そう思っている人が、たぶんものすごくたくさんいるに違いないのです。

そうそう。ホノルル出身のウクレレ奏者、ジェイク・シマブクロが若い頃、このお店で演奏したり作曲したというのも有名な話。彼のアルバムには、その名も「Coffee Talk」という曲が収録されています。Liz曰く「ジェイクのおかげで、日本の人たちがたくさんお店に来てくれるのよ(笑)」だそう。ロコボーイのジェイク、今でも時々お店を訪れるそうですよ。

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