古代ハワイ人が残したメッセージ、ペトログリフ

2014.04.01

ハワイはもともと文字を持たず、先人の知恵や歴史、しきたりや習わしはすべて口承で伝えられて来た文化でした。でも、古代ハワイ人が残した文字に近いものがあります。それがペトログリフです。

ペトログリフは、人や動物、船などの形を絵文字にした、いわゆるピクトグラムで、溶岩の上などに刻まれ、ハワイのいたるところに残されています。

ハワイ島のコハラ・コーストはとりわけ多くのペトログリフが残るところ。ワイコロア、マウナ・ラニ、フアラライなどリゾート内でも見つかっていて、遊歩道が整備されているので、気軽に訪れて見る事ができます。

広大な溶岩大地のあちらこちらに残されたこの絵記号はいったいなぜ、どんな目的で刻まれたのか、今だはっきりしたことはわかっていません。でも観察していると、 巨大な人のグループ、小さな人のグループ、 武具らしきものをつけた人、なにやら不思議な器具を装着したような人、ストーリー製のある絵などがはっきりと見て取れ、古代ハワイ人はどんなメッセージを伝えたくてペトログリフを残したのか、悠久の思いに駆られてしまいます。

写真は、マウナ・ラニ・リゾート内ホロホロカイ・ビーチパーク近くのマラマ・トレイルにあるペトログリフ。この他にもワイコロア・リゾートのキングスショップス横など、アクセスの便利な場所でもペトログリフを見る事ができるので、ぜひ訪れてみてください。

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