目次
- まずは知っておきたい!ハワイを象徴する花々
- プルメリア
- ハイビスカス
- オヒアレフア
- 【シーン別】ハワイの花図鑑|名前と花言葉、見られる場所
- シャワーツリー
- ブーゲンビリア
- ジンジャー
- バード・オブ・パラダイス(極楽鳥花)
- アンスリウム
- レイや香りで楽しむ特別な花
- ピカケ(ジャスミン)
- イリマ
- プア・ケニケニ
- ティアレ(タヒチアン・ガーデニア)
- チューベローズ
- 神話や伝説に登場する神秘的な花
- ナウパカ
- ククイ
- ティーリーフ
- シダ(パラパライ、ラウアエ)
- 一度は見てみたい貴重な花
- プロテア
- シルバーソード(銀剣草)
- 【島別】ハワイの花を楽しむためのおすすめ植物園ガイド
- ハワイ文化に触れる「レイ・メイキング」体験
- 旅の前にチェック!季節で見るハワイの花カレンダー
- 春(3月~5月):祝福の色と香りに満ちる始まりの季節
- 夏(6月~8月):花のエネルギーが爆発するカラフルな季節
- 秋(9月~11月):穏やかな気候で楽しむ夏の名残と実りの気配
- 冬(12月~2月):聖なる夜を彩る花々と力強い生命の息吹
- アロハシャツやジュエリーとハワイの花の関係
- プルメリア:愛と気品を象徴する、愛される花
- ハイビスカス:希望に満ちた未来を象徴する、ハワイ州の花
- マイレ:神聖な絆を結ぶ、平和の象徴
- 花を知れば、ハワイの旅はさらに色鮮やかになる
ハワイ旅行を彩る美しい花々。温暖な気候に恵まれたハワイでは、一年を通して色鮮やかな花々が咲き誇り、訪れる人々を魅了します。本記事では、プルメリアやハイビスカスなどよく知られる花の名前をはじめ、花言葉や見頃の季節、植物園などを紹介します。
まずは知っておきたい!ハワイを象徴する花々
ハワイの自然と文化を語る上で欠かせない、代表的な3つの花をご紹介します。これらの花を知るだけで、ハワイの風景がより一層色鮮やかに見えてくるでしょう。
プルメリア
白やピンク、黄色のグラデーションが美しいプルメリアは、きれいな見た目と甘く上品な香りが特徴です。レイやアロマオイル、ハワイアンジュエリーなど、様々な形でハワイの人々に愛されています。
ハワイには、花を髪飾りにする際に「未婚者は右に、既婚者は左に飾る」という素敵なルールがあります。花言葉は「気品」「上品」「ひだまり」などがあり、美しい姿と香りにぴったりです。
ハワイ語では「プア・メリア」と呼ばれ、主に5月から10月頃に美しい花を咲かせます。
ハイビスカス
ハワイ州の州花として有名なハイビスカスは、まさにハワイの象徴です。特に、州花に認定されているのはハワイ固有種である黄色いハイビスカスの「マオハウヘレ」。
古くから「神様に捧げる花」として神聖視されており「幸せな未来」や「希望」を象徴するモチーフとして、結婚指輪などにも使われます。共通の花言葉は「上品な美しさ」「繊細な美」ですが、色によっても意味が異なり、赤は「勇敢」、白は「艶美」、黄色は「輝き」を意味します。
ハワイアン・ハイビスカスは、ハワイ語で「アロアロ」と呼ばれ、一年中見られますが、特に5月から7月頃にピークを迎えます。
オヒアレフア
オヒアレフアは、ハワイで有名な神話に登場する神秘的な花です。火山の女神ペレに引き裂かれた恋人たちの化身という伝説が語り継がれています。
幹が男性の「オヒア」、花が女性の「レフア」と呼ばれ、ハワイ島の島花でもあります。溶岩台地に最初に根付く強い生命力が特徴で「レフアの花を摘むと雨が降る」という言い伝えは、離れ離れになった恋人たちが流す涙雨だと語り継がれています。
近年、植物の菌による感染症「ラピッド・オヒア・デス」が問題となっており、ハワイの自然保護の象徴ともなっています。
ハワイ語名は「オヒアレフア」で、花言葉はなく、一年を通して見ることができます。
【シーン別】ハワイの花図鑑|名前と花言葉、見られる場所
ここからは、ハワイ旅行中に様々なシーンで出会う花々を図鑑形式でご紹介します。それぞれの花の特徴や花言葉、見られる場所などを知って、ハワイでの散策を楽しみましょう。
シャワーツリー
ホノルル市の木にも指定されているシャワーツリー。ピンクや黄色の花を咲かせる種類のほか、色が混じり合った「レインボーシャワー」などがあり、街を鮮やかに彩ります。カピオラニ公園などが名所として有名です。
満開の時期には、シャワーツリーという名の通り花びらがシャワーのように舞い散り、圧巻の美しさです。
- 見頃の季節:初夏(5月~7月頃)
- 花言葉:「可憐」
ブーゲンビリア
鮮やかなピンクや紫が目を引きますが、実はこの色づいている部分は花びらではなく「苞(ほう)」と呼ばれる葉。本当の花は、中心にある小さな白い部分です。
生命力が強く、ハワイの至る所で見られますが、枝に鋭いトゲがあるため、触れる際にはご注意ください。
- 見頃の季節:一年中(特に乾季である春~夏によく咲きます)
- 花言葉:「情熱」「あふれる魅力」
ジンジャー
レッド、ホワイト、ピンクなど様々な種類があるジンジャーは、美しい姿と香りで人気です。特にホワイトジンジャー(アヴァプヒ)は上品で甘い香りが特徴で、香水などにも利用されます。
一方、鮮やかな赤色が特徴のレッドジンジャーは、フラワーアレンジメントで多用され、トロピカルな雰囲気を演出します。
- 見頃の季節:夏~秋(6月~10月頃)
- 花言葉:「豊かな心」
バード・オブ・パラダイス(極楽鳥花)
極楽鳥が羽を広げたようなエキゾチックな形が特徴の花です。鳥のような姿から英語では「Bird of Paradise(天国の鳥)」と呼ばれます。極楽鳥のようなユニークで華やかな姿は、ハワイの風景を一層エキゾチックに彩ります。
お祝いのフラワーアレンジメントにも好んで使われます。
- 見頃の季節:一年中
- 花言葉:「輝かしい未来」
アンスリウム
光沢のあるハート型の苞が特徴的なアンスリウムは「Heart of Hawaii」とも呼ばれ、ハワイを代表する観葉植物の一つです。
ハートのような愛らしい形から、バレンタインデーに贈られる花としても人気があります。赤やピンク、白、緑など色のバリエーションも豊富です。
- 見頃の季節:一年中
- 花言葉:「情熱」「飾らない美しさ」
レイや香りで楽しむ特別な花
ピカケ(ジャスミン)
真珠のように白く可憐な花と、うっとりするような甘く上品な香りが特徴のピカケ。ハワイ王朝最後のプリンセス、カイウラニが愛した花としても知られています。
高貴な香りから、花嫁が身に着けるウェディングレイとして絶大な人気を誇ります。
- 見頃の季節:夏(6月~9月頃は特に香りが強くなります)
- 花言葉:「愛らしさ」「清浄無垢」
イリマ
オアフ島の島花であるイリマは、紙のように薄く繊細なオレンジ色の花びらが特徴です。
一つのレイを作るのに1,000枚以上の花びらが必要とされるため、かつては王族のみが身に着けることを許された「ロイヤル・レイ」と言われていました。
希少性と美しさから、今でも特別な存在として扱われています。
- 見頃の季節:一年中
- 花言葉:「あなたを誇りに思う」
プア・ケニケニ
ハワイ語で「10セントの花」という意味を持つプア・ケニケニ。その昔、1輪10セントで売買されるほど人気で価値があったことから、この名が付きました。
クリーム色からオレンジ色へと花の色が変化する特徴があり、非常にデリケートで触れると変色しやすい花です。甘く濃厚な香りは、多くの人々を魅了し続けています。
- 見頃の季節:夏~秋
- 花言葉:定められていませんが、色の変化から「たった1日の恋」と言われることもあります。
ティアレ(タヒチアン・ガーデニア)
プロペラのような形をした白い花びらが特徴的なティアレは、タヒチの国花としても有名です。甘く爽やかな香りが人気で、ハワイでは香水やオイルの原料として広く使われています。
通常は6〜7枚の花びらですが、8枚の花びらのティアレを見つけると幸せになれるというロマンチックな言い伝えがあります。
- 見頃の季節:一年中(特に夏に多く咲きます)
- 花言葉:「清楚」「幸福」
チューベローズ
「月下香」という和名を持つチューベローズは、月下という名の通り夜になると特に強い香りを放つのが特徴です。上品で甘い香りと、純白で凛とした花の姿から、レイやウェディングブーケに多用されます。
- 見頃の季節:夏~秋
- 花言葉:「危険な快楽」
神話や伝説に登場する神秘的な花
ナウパカ
海岸と山の両方に咲く不思議な花、ナウパカ。花が半分しかない半円形で、海岸に咲く花と山に咲く花を合わせると一つの円になるという特徴があります。
引き裂かれた恋人たちの悲しい伝説があり、二人はそれぞれ海と山に引き離され、悲しい恋人たちの化身がナウパカの花になったと伝えられています。
- 見頃の季節:一年中
- 花言葉:定められていませんが、伝説にちなんで「未完の愛」として語り継がれています。
ククイ
ハワイ州の木であるククイは、かつて実から採れる油を灯火(キャンドル)として使っていたことから「キャンドルナッツ・ツリー」とも呼ばれます。古くからハワイアンにとって、ククイは生活に欠かせないものでした。
黒く磨かれた実はレイとして加工され、お土産としても人気があります。
- 見頃の季節:花は春~初夏(実は一年中見られます)
- 花言葉:「明るい」「知識」
ティーリーフ
古代ハワイにおいて、魔除けや浄化の儀式に使われてきた神聖な植物です。ティーリーフの葉にはマナ(スピリチュアルな力)が宿ると信じられています。
フラの衣装であるスカートのようなパウや、豚肉などを包んで蒸し焼きにする伝統料理「ラウラウ」など、ハワイの人々の生活に深く根付いています。
家の周りに植えると、幸運を呼び込み、災いを遠ざけてくれるとされています。
- 見頃の季節:一年中(葉を楽しむ植物です)
- 花言葉:「健康」「繁栄」「浄化」
シダ(パラパライ、ラウアエ)
シダは、フラの女神ラカの化身とされる神聖な植物です。フラの祭壇に捧げられたり、ダンサーが身に着けるレイや髪飾りに使われたりと、フラとは深いつながりがあります。
特にパラパライやラウアエといった種類のシダは、独特の香りと鮮やかな緑色で、ハワイの神聖な森を象徴する存在です。
- 見頃の季節:一年中(葉を楽しむ植物です)
- 花言葉:特になし
一度は見てみたい貴重な花
プロテア
「花の王様」とも称される、圧倒的な存在感とユニークな形状を持つ花、プロテア。元々は南アフリカが原産ですが、マウイ島のハレアカラ山麓の涼しい気候が栽培に適しており、名産地として知られています。
荘厳な美しさから、ウェディングブーケや特別なアレンジメントにも使用されます。一度見たら忘れられない、インパクトのある花です。
- 見頃の季節:種類によりますが、主に春と秋
- 花言葉:「自由自在」「王者の風格」
シルバーソード(銀剣草)
マウイ島やハワイ島などの、標高3,000メートル級の高地にのみ自生する、非常に貴重な絶滅危惧種です。
銀色に輝く剣のような葉が特徴で、数十年に一度しか花を咲かせないとされています。もし神秘的な姿を目にすることができたら、まさに一生ものの幸運と言えるでしょう。
- 見頃の季節:開花は数十年に一度と言われ、特定の季節はありません(夏に咲くことが多いとされます)
- 花言葉:「気立ての良さ」
【島別】ハワイの花を楽しむためのおすすめ植物園ガイド
図鑑で学んだ花々を実際に鑑賞できる、島ごとのおすすめ植物園をご紹介します。それぞれの植物園には独自の魅力があふれ、ハワイの豊かな自然を五感で感じることができます。
※各植物園を訪れる際は、開園時間、ツアーの予約要否、入場料などを公式サイトで事前にご確認ください。
オアフ島:都市の喧騒を忘れる緑の楽園
ホノルル周辺のアクセスの良い場所から、ノースショアの雄大な自然の中まで、多彩な植物園が揃っています。
フォスター植物園(Foster Botanical Garden)
ホノルルのダウンタウンにありながら、驚くほど静かで緑豊かな空間が広がる、オアフ島で特に歴史のある植物園です。世界中から集められた熱帯植物や珍しい巨木を鑑賞でき、特に有名な「キャノンボールツリー」や、美しい蘭が咲き誇る温室は必見です。ダウンタウン散策の合間に気軽に立ち寄れるアクセスの良さも魅力です。
ワイメア・バレー(Waimea Valley)
ノースショアに位置し、ハワイの歴史・文化・自然を一度に体験できる複合施設です。古代ハワイアンが暮らした渓谷を散策しながら、数多くのハワイ固有種やポリネシアから持ち込まれた植物を学べます。遊歩道の終点には、滝壺で泳ぐことができるワイメアの滝があり、ハイキング後のクールダウンに適しています。
マウイ島:絶景の中に広がる花の宝庫
「渓谷の島」と呼ばれるマウイ島の地形を活かした、ドラマチックな景観を誇る植物園が人気です。
ガーデン・オブ・エデン・アーボリータム(Garden of Eden Arboretum)
絶景ドライブルート「ハナへの道」の道中にある植物園で、映画『ジュラシック・パーク』のオープニングシーンのロケ地としても有名です。眼下に広がる青い海と緑豊かな渓谷のパノラマは息をのむ美しさ。100年以上の歴史を持つマンゴーの木や色鮮やかな熱帯の花々、園内を自由に歩き回るクジャクの姿など、見どころが満載です。
カウアイ島:「庭園の島」が誇る世界レベルの植物コレクション
島の大部分が緑に覆われたカウアイ島には、国立熱帯植物園(NTBG)に属する、世界的にも重要な植物園があります。
アラートン・ガーデン(Allerton Garden)
渓谷の地形を巧みに利用して設計された、まさに「生きた芸術作品」と呼ぶにふさわしい植物園です。
映画『ジュラシック・パーク』のシーンで有名な、巨大なモートンベイ・フィグの木は圧巻の迫力。見学はガイドツアーへの参加が必須で、専門家の解説を聞きながら、計算し尽くされた庭園美を堪能できます。
リマフリ・ガーデン(Limahuli Garden & Preserve)
カウアイ島北部の美しい渓谷に位置し、特にハワイ固有種と古代ポリネシア人が持ち込んだ「カヌープランツ」の保護・育成に力を入れています。古代ハワイアンが築いた石段のテラス(段々畑)が復元されており、ハワイの自然と文化の深いつながりを学ぶことができる貴重な場所です。
ハワイ島:火山の島に息づく多様な植物の世界
広大なハワイ島では、世界中から集められた熱帯植物や、キラウエア火山周辺のユニークな生態系を観察できます。
ハワイ・トロピカル・ボタニカルガーデン(Hawaii Tropical Bioreserve & Botanical Garden)
ヒロ近郊の美しい海岸線に位置し、世界中から集められた2,000種以上の熱帯植物が生い茂る、まさに「ジャングル」のような植物園です。ヤシの木が立ち並ぶ小道や美しい滝、太平洋を見渡せる展望ポイントなど、散策コースは変化に富んでいます。豊富な種類の蘭やヘリコニア、ジンジャーなど、色鮮やかな花々を間近で観察できる花の楽園です。
ハワイ文化に触れる「レイ・メイキング」体験
ハワイを訪れたら、自分だけのレイを作る「レイ・メイキング」が体験できます。多くのホテルやショッピングセンターで、旅行者向けのカルチャープログラムとして開催されており、新鮮な花の香りに包まれながら、自分でレイを編む時間を楽しめます。
クイ(針で花をつなぐ)やハク(三つ編みに花を編み込む)など、様々なスタイルがあります。自分で作ったレイを身に着ける喜びは格別で、ハワイ文化への理解も一層深まるでしょう。
ロイヤルハワイアンセンターのレイメイキングクラス:https://www.royalhawaiiancenter.com/events/lei-making-class
旅の前にチェック!季節で見るハワイの花カレンダー
旅行の計画に役立つ、季節ごとの花の楽しみ方をご紹介します。どの季節に訪れても、ハワイの美しい花々が迎えてくれます。
春(3月~5月):祝福の色と香りに満ちる始まりの季節
春のハワイは、新たな始まりを告げるように優しくも色鮮やかな花々が一斉に顔を出し始めます。
主役は「紫の桜」とも称されるジャカランダ。4月下旬からマウイ島のクラ地方などで紫色の並木道をみることができます。ブーゲンビリアも色鮮やかさを増し、プルメリアやハイビスカスも次々と開花し、街全体が甘い香りに包まれる季節です。
5月1日の「レイ・デー」には、人々がレイを贈り合うハワイの美しい文化に触れることができます。
夏(6月~8月):花のエネルギーが爆発するカラフルな季節
ハワイの夏は、太陽のエネルギーを一身に受けた花々が力強く、美しさを競い合うシーズンです。
この季節のハイライトは、ホノルル市の木でもあるシャワーツリー。ピンク、イエロー、レインボーシャワーが満開となり、風に舞う花びらがシャワーのように降り注ぐ光景は圧巻です。
プルメリアとハイビスカスも最盛期を迎え、濃厚な香りと鮮烈な色彩で街を染め上げるため、トロピカルでエネルギッシュなハワイを体感できる季節です。
秋(9月~11月):穏やかな気候で楽しむ夏の名残と実りの気配
真夏のピークは過ぎるものの、穏やかな気候の中で花をめぐる散策に適した心地よいシーズンです。
プルメリアやハイビスカス、ブーゲンビリアなどはまだまだ元気に咲き誇り、訪れる人々を楽しませてくれます。気温と湿度が下がり始めるため、心地よい風に吹かれながら、のんびりと花を巡るのに最高の季節です。
観光のハイシーズンも過ぎ、少し落ち着いた雰囲気の中で、ハイキングをしながらハワイ固有の植物をじっくり観察するのにも適しています。
冬(12月~2月):聖なる夜を彩る花々と力強い生命の息吹
ハワイの冬は、本土とは異なるトロピカルな彩りに満ちた、ユニークな花の季節です。
街の至る所で真っ赤なポインセチアが飾られ、青い空とのコントラストがハワイならではのクリスマスムードを演出します。「花の王様」と言われるプロテアもマウイ島のハレアカラ山麓などで、冬の澄んだ空気の中、凛とした気高い姿を見せ始めます。
雨季にあたるため植物全体が生き生きとし、大地に根付く力強い生命力を感じられる季節です。
アロハシャツやジュエリーとハワイの花の関係
アロハシャツやハワイアンジュエリーに描かれる花には、それぞれに深い意味が込められています。それぞれのモチーフに込められた願いを知ることで、お土産一つひとつに特別な物語が宿り、旅の思い出をより深いものにしてくれます。
プルメリア:愛と気品を象徴する、愛される花
ハワイのいたる所で甘い香りを漂わせるプルメリアは、可憐な姿から特に女性に人気のモチーフです。
花言葉の「気品」「魅力」「愛」を象徴し、身に着ける人を災いから守り、幸せに導く「お守り」とされています。
ハワイアンジュエリーでは「女性の魅力を引き出し、幸せを呼び込む」モチーフとして、大切な人への贈り物として選ばれることが多い傾向にあります。
ハイビスカス:希望に満ちた未来を象徴する、ハワイ州の花
ハワイの州花でもあるハイビスカスは、ハワイの明るい太陽を象徴しています。1日でしぼみ、また次の日には新しい花を咲かせることから「新しい恋」や常にフレッシュで輝かしい未来へ向かう「希望」を象徴します。
アロハシャツの中でポピュラーな柄の一つで、ジュエリーでは「輝かしい未来を願う」お守りとして、新たな一歩を踏み出す人への贈り物とされることが多いです。
マイレ:神聖な絆を結ぶ、平和の象徴
古来よりハワイの神聖な儀式に欠かせなかったマイレは「絆」を象徴する植物です。フラの女神ラカに捧げられ、人と神、人と人を結びつける力を持つと信じられてきました。
結婚式で新郎新婦が交換するレイとしても用いられ「大切な人との絆を永遠にする」という願いが込められています。二人の永遠の絆を誓う結婚指輪のモチーフとして、人気を誇ります。
花を知れば、ハワイの旅はさらに色鮮やかになる
