日本の時刻はハワイより19時間進んでいます。本記事では時差の計算方法、便利な早見表、フライト時間がわかります。旅行に欠かせない時差ボケ対策も解説していますので、あなたのハワイ旅行を最高の体験にします。
ハワイ旅行の計画で、多くの方が最初に気になるのが「日本との時差」ではないでしょうか。日本とハワイの時差は19時間あり、ハワイの方が1日近く遅れています。この大きな時間のズレは、旅行の計画や体調管理に大きく影響します。
本記事では、ハワイ州観光局が公式情報として、正確な時差の計算方法や便利な早見表はもちろん、具体的な時差ボケ対策まで解説します。
時差への不安を解消し、最高のハワイ旅行をスタートさせましょう。

日本とハワイの時差は「-19時間」
日本とハワイの時差は19時間です。ハワイにはサマータイム(夏時間)の制度はありません。年間を通して時差は一定です。ハワイの現在時刻は、日本時間から19時間引くか、5時間足して日付を1日戻すことで、簡単に計算できます。
例えば、日本時刻が8月13日(水)15:00の場合、ハワイでは8月12日(火) 20:00となります。ハワイ時間の計算方法や時差早見表を活用すれば、ハワイの現在時刻が簡単に確認できます
今ハワイは何時?一目でわかる時差早見表と2ステップ計算方法

【シーン別】活動時間帯の時差早見表
ハワイ旅行中は、日本にいる家族や友人へ連絡を取る場面も少なくありません。時差のおおよその目安を把握しておけば、正確な時刻を細かく確認しなくても、連絡のタイミングをつかみやすくなります。具体例は以下の通りです。

日本とハワイの時差は年間を通じて一定のため、一度覚えておけば旅行やビジネスでの連絡にも役立ちます。
【保存版】24時間対応!日本時間・ハワイ時間の対照表
以下に日本時間を基準にした、24時間分のハワイ時間をまとめました。

【暗算でOK】簡単なハワイ時間の計算方法
ハワイの現在時刻を計算する方法は、以下の2ステップです。
- ステップ1:日本の時刻に「5時間」を足す
- ステップ2:日付を「1日」戻す
日本時刻が午前10時だった場合、ステップ1の計算を行うと10+5=15時になります。次にステップ2を行います。日付を1日戻すと、ステップ1で計算した15時は、前日の午後3時です。
日本時刻から、19時間を引いてハワイ時間を計算することも可能です。19時間を引いて計算する場合、時間がマイナスになることがあります。マイナスになった場合には、24時間を加えて調整し、日付を1日戻すことで正しいハワイの現在時刻を計算できます。
日本-ハワイ間のフライト時間はどのくらい?

日本からは飛行機で約6.5~7時間、帰りは向かい風となるため約8.5~9時間かかります。日本からハワイへは、日本の夕方~深夜に出発して、ハワイの早朝~昼頃に到着します。一方帰国便は、ハワイの朝~昼間に出発し、日付変更線を通過して翌日の日本の夕方~夜に到着することが多いです。
なぜ復路の方が飛行時間が長いのか?
日本とハワイ間の飛行時間は、偏西風(ジェット気流)の影響を受けます。そのため、東向き(ハワイ方向)に飛行する往路は追い風に乗るため、比較的早く到着する便が多いです。
一方で、西向き(日本方向)に飛行する復路は向かい風を受けるため、往路よりも所要時間が長くなります。
飛行時間は、便の種類や季節によって多少前後します。旅行計画を立てる際には、復路の飛行時間が往路より長くなる点を考慮し、移動後のスケジュールに余裕を持たせておくと安心です。
ハワイ旅行の時差ボケ対策ガイド

日本とハワイとの大きな時間のズレは、体内時計を乱し、「時差ボケ」を引き起こします。
ハワイ旅行を楽しむために、出発前から帰国後まで、段階に合わせた対策で時差ボケを賢く乗り切りましょう。
【往路便(日本→ハワイ)】機内での過ごし方
ハワイ行きの機内でできる時差ボケ対策もあります。以下の3点です。
- 腕時計やスマートフォンをハワイの現地時間に設定する
- 4〜5時間程度の睡眠をとる
- 到着3時間前からの水分補給は水のみにする
時刻の設定は、搭乗後すぐに行うのがおすすめです。機内での食事を終えたら、アイマスクや耳栓を活用し睡眠環境を整えることで、より眠りやすくなります。
【ハワイ滞在中】到着後の行動が鍵
時差ボケ対策の鍵となるハワイ到着後のポイントは、以下の4点です。
- 到着が午前中の場合、ホテルのチェックインまでの仮眠は30分程度にとどめる
- 初日は積極的に太陽光を浴びる
- 15時以降の昼寝は避ける
- 現地時間の22時頃には就寝する
午前中に30分以上太陽光を浴びることは、体内時計のリセットに効果的です。15時以降の昼寝は体内時計を乱す原因となるため控えましょう。目標の就寝時間を守るためには、夕食を消化の良い軽めの内容にすると安心です。
【復路便(ハワイ→日本)】帰国後のために
帰国後も快適に過ごすために意識したいポイントは、以下の3点です。
- 機内では無理に眠らない
- 水分補給を意識する
体内時計を日本時刻に戻すため、機内での睡眠はできるだけ控えましょう。映画鑑賞や読書などで過ごすと気分転換になります。脱水を防ぐためには、こまめな水分補給が欠かせません。日本到着後は夜まで起きて過ごし、できるだけ普段通りの時間に就寝することが大切です。
【日本帰国後】社会復帰をスムーズに
少しでも早く、日常生活を取り戻すために気をつけるポイントは以下の2点です。
- 帰国後2〜3日は湯船につかりリラックスする
- 昼間の強い眠気には15分程度の短い仮眠で対策する
ウォーキングなどの軽い運動は、無理なく始められる方法です。夜のお風呂の時間は体を温めてリラックスさせ、自然な眠りにつながります。昼間の眠気には、長時間寝るのではなく短い仮眠で切り替えると、体内時計を調整できます。
時差を味方につける!ハワイ旅行プランニングのコツ

ここでは、時差ボケを最小限に抑え、到着したその日からアクティブに動ける4泊6日のモデルプランをご紹介します。
【モデルプラン】4泊6日でも最大限楽しむタイムスケジュール
1日目:到着日|眠気に打ち勝ち、ハワイ時間へ体をチューニング
日本を夜に出発し、日付変更線を越えてハワイに同日の朝に到着する便を想定したプランです。
午前(8:00〜12:00)
ダニエル・K・イノウエ国際空港に到着。入国審査などを済ませ、送迎シャトルやタクシーでワイキキへ向かいます。ホテルに荷物を預け、動きやすい服装に着替えます。
午後(12:00〜17:00)
眠気のピークになることが多いですが、時差対策としてこのタイミングで寝ないようにしましょう。ワイキキビーチへ向かい、太陽光を30分以上浴びて体内時計をリセットします。
フードコートでプレートランチをテイクアウトし、ビーチや公園で昼食を摂った後、15:00頃にホテルにチェックイン。仮眠をとるのであれば、このタイミングで30分以内を目安にします。
夜(17:00〜21:00)
カラカウア通りを散策しながら、スーパーマーケットなどで滞在中に必要な飲食類などを購入しておきましょう。夕食は消化の良いものを軽めに。時差で疲れた胃腸を休ませます。
シャワーを浴びてリラックスし、21:00頃の就寝を目指します。
2日目:活動開始|早起きを活かして朝活を満喫
あえて時差ボケを活かし、アクティブに過ごしましょう。
早朝(5:00〜9:00)
ハワイの朝は気持ちが良いので、ハイキングに参加。ハワイの絶景と朝日が、完全に体を現地時間へと目覚めさせてくれます。
午前(9:00〜12:00)
ホテルに戻り、シャワーと朝食を済ませます。開催日であれば、ファーマーズマーケットで朝食とブランチを楽しむのがおすすめです。
午後(12:00〜18:00)
ザ・バスやレンタルバイク、などを活用し、少し足を延ばしてローカルタウンを散策しましょう。
夜(18:00以降)
レストランで少し豪華なディナーを楽しみます。
3日目・4日目:ハワイを深掘り|アクティビティとショッピング
体もハワイ時間に慣れてくる中日。計画していたアクティビティやショッピングを存分に楽しみましょう。
過ごし方の例(午前)
ドライブしてサーフィンレッスンを受けたり、予約を取ってシュノーケリングを楽しんだりと、アクティブな活動がおすすめです。ショッピングモールで買い物を楽しむという選択肢もあります。
過ごし方の例(午後)
ビーチでのんびり過ごしたり、歴史的建造物の見学でハワイの歴史に触れる、ゴルフやスパでリフレッシュするなど、ハワイならではの魅力を満喫しましょう。
夜
本格的なフラショーやルアウ(ハワイ式の宴会)を楽しみます。
旅の思い出を語りながら少しずつ荷造りを進めると、帰り支度もスムーズに行えます。
5日目:出発日|最後のハワイ時間を有効活用
ハワイを午後に出発する便の場合、午前中を活動時間として使えます。
早朝(6:00〜9:00)
まだ人の少ない早朝のビーチを散歩したり、人気のカフェで朝食を楽しんだり、早起きして最後までハワイの朝を満喫します。
午前(9:00〜11:00)
お土産の買い忘れがないかチェックし、ホテルのチェックアウト(通常11:00頃)まで、プールサイドでのんびり過ごしましょう。
午後(12:00以降)
空港へ移動です。名残惜しいですが、帰国後のことを考え、機内での過ごし方をイメージしておきましょう。
6日目:帰国日|日本時間への再調整
夕方〜夜
日本に到着。帰宅後は熱めのシャワーで体をほぐし、消化の良い夕食をとります。眠くても深夜まで起きようとせず、自然な眠気に合わせて就寝し、翌日からスムーズな社会復帰を目指します。
ハワイ旅行の日程は「宿泊数+2日」が基本
ハワイ旅行の日程は、往復のフライトで日付変更線を越えるため「宿泊数+2日」が基本です。移動だけで実質2日間の日程が必要になるためです。
時期にもよりますが、往路で日本を8月13日21時に出発した場合、日付変更線を越えて、同日の8月13日9時頃にハワイに到着します。日付が1日戻るイメージです。
一方で復路は、8月17日14時にハワイを出発した場合、8月18日18時頃に日本に到着します。日付が1日進むイメージです。
ハワイで4泊したい場合は、移動日を含めて合計6日間の日程を確保する必要があります。
ハワイの時差に関するQ&A

ハワイ旅行の計画や滞在中に役立つ、時差に関するよくある質問をまとめました。
Q1. 子ども(赤ちゃん)の時差ボケ対策で気をつけることは?
A1. 子どもも基本的には、大人と同じ対策で問題ありません。特に水分補給を徹底し、現地のリズムにゆっくり慣れさせることが大切です。日中は昼寝を取り入れつつ、夜は暗く静かな環境を整えてください。
Q2. ハワイの島ごと(オアフ島、ハワイ島など)に時差はありますか?
A2. いいえ、ありません。ハワイ州内では、すべての島で同じハワイ標準時(HST)が使われています。
Q3. ハワイにサマータイムはありますか?
A3. いいえ、ハワイにはサマータイムの制度はありません。そのため、季節によって日本との時差が変わることはなく、年間を通して常に19時間の差となります。
日本との時差を理解して充実したハワイ体験を

日本とハワイは年間を通して時差が一定です。時差は大きいですが、正しい知識と具体的な対策を取れば、時差ボケを最小限に抑えられます。
必要以上に心配せず、ハワイの魅力を探しに出かけましょう。探し方に迷ったら、以下の方法を試してみてください。
- ハワイのエリア別ガイドで、あなたの行きたい場所を見つけよう
- 最新のイベント情報をチェックして、旅行の計画を立てよう
- ハワイの美しい風景をギャラリーで楽しもう
いずれの方法も、ハワイの魅力に気付くきっかけになるはずです。ご自身の興味に合わせて、充実したハワイ旅行をスタートさせましょう。