ホクレア (Hōkūleʻa)…
ホクレア (Hōkūleʻa)1976 年初航海 出航 50 周年を祝う ~伝統航海が築いた文化的再生の軌跡~
2026 年 5 月 1 日、ハワイ伝統航海カヌー「ホクレア(Hōkūleʻa)」は、1976 年にマウイ島ホノルア湾を出航し、伝統航法のみでハワイからタヒチへと渡った初の外洋航海から、50 周年という節目を迎えます。
2026 年 5 月 1 日、ハワイ伝統航海カヌー「ホクレア(Hōkūleʻa)」は、1976 年にマウイ島ホノルア湾を出航し、伝統航法のみでハワイからタヒチへと渡った初の外洋航海から、50 周年という節目を迎えます。
2026 年 5 月 1 日、ハワイ伝統航海カヌー「ホクレア(Hōkūleʻa)」は、1976 年にマウイ島ホノルア湾を出航し、伝統航法のみでハワイからタヒチへと渡った初の外洋航海から、50 周年という節目を迎えます。
この歴史的航海は、約 600 年ぶりに古代航路「ケアライカヒキ(Kealaikahiki=“タヒチへの道”)」を、星や風、波、雲など自然の兆しを読み解く伝統航法(ウェイファインディング)によってたどったものです。本航海は、ポリネシアの人々が高度な航海技術を用いて意図的に太平洋を渡り定住したことを実証し、従来の「漂流説」を覆す歴史的転換点となりました。

歴史を変えた航海
ホクレアのタヒチ初航海は、歴史を大きく塗り替える試みでした。1976 年 5 月 1 日、ミクロネシア・サタワル島出身のマスターナビゲーター、マウ・ピアイルグの導きのもと、星、風、波、雲、そして海そのものを読み解く伝統航法のみで出航。31 日間の航海を経て、1976 年 6 月 1 日にフランス領ポリネシア・トゥアモトゥ諸島マタイヴァに到達し、同年 6 月 4 日にはタヒチ・パペーテ港に入港しました。港には 17,000 人以上が集まり、到着を歓迎しました。その後、1976 年 7 月にタヒチを出発しハワイへ帰還。オアフ島マジック・アイランドには数千人が出迎え、往復で計52 日間にわたる航海を成し遂げました。
航海の意義
この航海の目的は極めて大胆かつ革新的なものでした。すなわち、ポリネシアの祖先が高度な航海技術とナビゲーション能力を有し、広大な太平洋を意図的に航海し定住したことを証明することにあり、長年支持されてきた「偶発的漂流説」に対して明確な異議を唱えるものでした。
この節目が持つ意味
1976 年のホクレア航海は、単なる航海成功にとどまらず、文化的覚醒をもたらしました。当時、ハワイ語や伝統、アイデンティティが失われつつあった中、古代航路ケアライカヒキをたどる航海は、先住民の知識体系の卓越性を再認識させる契機となりました。この航海はハワイアン・ルネサンスの礎となり、文化的誇りの再生、言語や伝統の復興、そしてネイティブ・ハワイアンおよび太平洋の人々の尊厳と主体性の回復に大きく寄与しました。
ホクレアの航海は、過去の偉業であると同時に、未来へのメッセージでもあります。自然と共生しながら航海するその姿は、持続可能な社会のあり方や、人と地球との関係を問い直す重要な示唆を与え続けています。
ポリネシア航海協会(PVS)は、この 1976 年の初航海を振り返り、写真、映像、新聞記事、そして当時の関係者による証言などを、公式 SNS(Instagram および Facebook:@hokuleacrew)を通じて順次公開しています。

【1976 年 航海スケジュール】
・1976 年 5 月 1 日 — ハワイ・マウイ島ホノルア湾を出航
・1976 年 6 月 1 日 — フランス領ポリネシア・マタイヴァに到達
・1976 年 6 月 4 日 — タヒチ・パペーテ港に到着
・1976 年 7 月 4 日 — タヒチを出発(ハワイへの帰路)
・1976 年 7 月 26 日 — オアフ島マジック・アイランドに到着
【1976 年 乗組員】
ハワイ→タヒチ航海
マウ・ピアイルグ(伝統航海師)、クリフォード・アー・モウ、ショーティー・バートルマン、ベン・フィニー、トミー・ホームズ、サム・カララウ、ブギー・カラマ、カヴィカ・カパフレフア、バッファロー・ケアウラナ、ジョン・クルーズ、デューキー・クアフル、デイビッド・ルイス、デイブ・ライマン、ビリー・リチャーズ、ロド・ウィリアムズ
同乗メディア:
ニコラス・デヴォア三世 – ナショナルジオグラフィック・カメラマン
ノリス・ブロック – KQED:ピッツバーグ TV 局 PBS 関連
タヒチ→ハワイ航海
スネーク・アー・ヒー、アンディ・エスピリト、カヴィカ・カパフレフア、メル・キニー、カイノア・リー、キモ・ライマン、ゴードン・ピイアナイア、レナード・ププタウイキ、ペニー・ローリンズ、ケアニ・レイナー、ナイノア・トンプソン、マカアラ・イエーツ、ベン・ヤング博士
ホクレアの航海イベントに関する最新情報は、ポリネシア航海協会の以下をご覧ください。
ウェブサイト:www.hokulea.com
Facebook:@hokuleacrew
Instagram:@hokuleacrew
ポリネシア航海協会について
1973 年にハワイで設立された PVS は、伝統的なポリネシア航海術の保存と継承を目的とする非営利団体です。コンパスなどの計器を一切使わず、星や太陽の動き、波や風の変化などによるナビゲーションをもとに海を渡る伝統航海術を用いて、航海カヌーにより 1976 年にハワイ- タヒチ間の航海に成功し、ハワイアンの先祖たちがポリネシアから偶然ハワイに漂流したという説を覆し、彼らが航路を理解し意図的にハワイにたどり着いたことを証明しました。その後、これまで 50 年近くに渡り世界中の海を航海し続けています。ホクレアとヒキアナリアを通じて太平洋のコミュニティを結び、環境保護や文化的誇り、そして「地球という一つの島の乗組員である」という意識を世界に広めています。




