サステナブルやコミュニティーをテーマにしたユニークなアーティストデュオ、Wooden Wave

2021.06.08

マウイ島出身のロキシーとオアフ島ノースショア出身のマットで構成されるアーティストデュオ、ウッデン・ウェーブ(Wooden Wave)。二人とも子供時代から絵を描くことが好きで、15年前にハワイ大学マノア校のオイルペンティングのクラスで出会った。

以後、若きアーティストデュオはコラボレーションを重ね、POW! WOW! Hawaiiに毎年参加しカカアコやワードエリアを中心に、ハワイのあちこちでウッデン・ウェーブの壁画アートを見ることができる。二人は出会って5年後に結婚し、現在は一児をもうけながらも積極的に活動を続けている。

ウッデン・ウェーブのシグニチャーといえば、ツリーハウスをモチーフにしたユニークなアート。サーフィンやハワイの文化を散りばめたプレイフルなアートは、 環境問題やサステナブルを意識したアートも多い。ソーラーパネルや、ガーデニングなどハワイの環境に優しいライフスタイルをアートに反映させ、アーティストならではの方法で啓蒙活動を行っている。

ウッデン・ウェーブのエコライフ

生まれも育ちもハワイ、そして子育てにアーティスト活動という忙しい生活を送っている二人はどのようなエコライフを送っているのだろうか?

「ソープ、洗剤、ボディーケア商品などは、毒性のある化学薬品などは使っていないナチュラルな原材料を使ったものを買うようにしています。海やビーチに行く時は、サンゴに優しく影響を与えない日焼け止めを使いますね。そして、帰り際に周りにゴミがあれば拾ってゴミ箱に捨ててから帰ります」

普段の生活の中で、無理なくできる事を継続して行っている二人。ハワイで最近よく聞くようになったサステナブル・ツーリズムに関してはどのように感じているのだろうか?

「観光客の皆さんには、ぜひローカルの企業で買い物をしたり、地元のファーマーズマーケットで食べ物を買ってもらいたいと思います。こういった企業やマーケットでは、よりサステナブルな方法でもの作りをしているし、何よりもハワイのファミリーをダイレクトにサポートすることができます。

また、買い物時にエコバッグを使ってもらったり、ペットボトルを買う代わりにウォーターボトルを持参してもらえれば、ゴミやプラスチックを減らしサステナブルになっていきます。プラスチックゴミを減らすには時間がかかりますから、一人一人の意識が大事だと思っています」

WEAR ALOHA, SAVE ALOHA.への参加

15年前にアートを描いていた時からサステナブルを意識していた二人。そんな二人が参加した「WEAR ALOHA, SAVE ALOHA.」プロジェクト第2弾では、爽やかなブルーを基調にウッデン・ウェーブが描き下ろしたアートモチーフがいっぱい散りばめられたアロハシャツが出来上がった。海やサーフをデザインテーマに、「サンゴに優しい日焼け止めを使おう」という願いが込められている。

ハワイ以外でもカリフォルニア州、ワシントン州、ネバダ州、ワシントンD.D.などでも壁画アートを手がける人気アーティストデュオの日本向けの今プロジェクトということもあり、ウッデン・ウェーブも日本人観光客が再びハワイに来てくれる日を待ち望んでいる。

「日本の皆さんがハワイに戻ってくるのが本当に待ち遠しい!日本の皆さんに美しい山や海を見て感じてもらって、ハワイがどれだけ特別な場所かを学んでもらいたいし、ハワイのアートシーンも、散歩しながら眺めるウォールアートから、伝統的なハワイの織物を集めたギャラリーなど、様々なスタイルがあってどれも本当に素晴らしい作品です。ハワイは本当に見るべき物や場所がたくさんありますよ」

会うたびに溢れるような笑顔が素敵なウッデン・ウェーブ。ポジティブなバイブスがいっぱいで、才能溢れる二人の今後にも注目していきたい。「WEAR ALOHA, SAVE ALOHA.」のウェブページにて、ウッデン・ウェーブのデザイン制作背景やコラボレーションのインタビューが掲載されているので、そちらもぜひチェックしてみてください!

ウッデン・ウェーブ ウェブサイト

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