ハワイの風景が見える音楽〜 アロハ・ノ/レナ・マシャード

2014.10.18

メリーモナークフェスティバルでも日本のフライベントでも人気の曲「アロハ・ノ」は、ローカルだけでなく、日本のフラコミュニティに愛され続けられているホノルル生れのレナ・マシャードの作品です。彼女は、1930年代〜40年代に活躍し、100曲以上の名曲を残し、「ソング・バード」と讃えられたシンガー・ソングライターです。

1903年生れのレナ・マシャードは、マンゴーの木の上で、歌っているところをローカルラジオ局のプロデューサーにスカウトされ、18歳でデビューしたという逸話が残っていますが、今の世でいえば、ストリートライブミュージシャンがスカウトされ、スターダムに登っていくストーリーと似ていますよね。「マンゴーの木」というところがハワイらしいですが、、、

1934年、アメリカ大統領ルーズヴェルトの前で歌い、一躍、「ハワイの歌姫レナ・マシャード」 の名前を轟かせることとなりましたが、1929年にアメリカから端を発した「世界恐慌」の終焉が1933年冬という経済史から、推測すると、ルーヴェルト大統領だけでなく、アメリカ国民が彼女の美しいソプラノの歌声に癒され、太平洋の楽園「ハワイ」に気持ちを馳せたのではないかと思います。

その後、アメリカのエンターテイメント界で、ハワイのソングバードとしてスターダムに昇るレナ・マシャードの活動の場は、ハワイではなく、メインランドとなりました。

1949年の作品「アロハ・ノ」は、遠距離結婚生活が続き、電話でのコミュニケーションが二人をつなぐ唯一のツールだったご主人への真実の愛を告げるメッセージソング。フラとは自分の心を表現する感情の伝達ツール。現在、遠距離恋愛中のフラダンサーに踊って頂きたい一曲です。写真は、「アロハ・ノ」が収録されているウェルドン・ケカウオハの「PILILOHA」。日本とハワイの行き来が忙しいウェルドンがこの歌を歌う時に、愛しい奥様の事を想って歌うのでしょうね。。。

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