ハワイのローカルサーファーたち

2022.10.04

Malia Manuel (マリア・マニュエル)

©WSL/Cait

1993年カウアイ島生まれ。父は生粋のハワイアンの血を引き、母ともに2人揃ってサーファーの両親の元に生まれる。両親に連れられ、3歳で初めてタンデムサーフィンをしたのがサーフィンとの出会い。以降、10歳からはコンテストに参戦し始め、2008年には若干14歳にしてU.S. オープン・オブ・サーフィンのタイトルを獲得して、最年少記録を樹立。2011年からはCT(チャンピオンシップツアー)に加わり、世界各地で開催されるCTイベントに出場するベテラン女性サーファー。女性らしいしなやかなライディングと持ち前のナチュラルビューティーから、世界を代表する人気のある女性ショートボーダーとして活躍している。

主な実績・記録
2008年:USオープン・オブ・サーフィンにて優勝、史上最年少記録を樹立
2012年:ASPウィメンズ・ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得
2016年:VANS USオープンにて準優勝
2017年:オーストラリアン・オープン・オブ・サーフィンにて優勝
2019年:リップカール・プロにて準優勝
2022年:WSL ハーレー・サンセット・プロにて準優勝


Kelia Moniz(ケリア・モニーツ)

©WSL/Gleeson

1993年オアフ島生まれ。ワイキキビーチにてサーフスクール「Faith Surf School」を営む元プロサーファーの父トニー・モニーツと母タミー・モニーツの長女として生まれる。また、それぞれにサーフィン業界で活躍する4人の弟たちの姉、5人兄弟の紅一点として生粋のサーファー一家に育つ。幼少時代から「シス(Sis)」のニックネームで親しまれ、ワイキキビーチでサーフスクールを営む両親のかたわら、物心ついた頃からサーフィンを始め、持ち前の才能から「ワイキキのプリンセス」と呼ばれるにふさわしいサーファーとしての頭角を現し、14歳からはプロとしてコンテストシーンにも参戦。2度の世界チャンピョンの栄冠を持つ彼女は、華麗なステップで踊るようにボードの上を歩いて波に乗るスタイリッシュなライディングで知られ、ロングボードの実力だけでなく、類い稀なる美貌とサーフスタイルから人気サーフブランド「ROXY」の顔として長年活躍している。ハワイだけでなく世界中の多くの女性サーファーたちの憧れの存在として、プロロングボーダー、ROXYモデルとして活動を続けながら現在は男児の母としての顔も持ち、今後の活躍もますます目が離せないサーファーのひとり。

主な実績・記録
2012年:オーストラリアン・ロングボード・サーフィン・オープンにて優勝
2013年:スウォッチ・ガールズ・プロ・チャイナにて優勝
2012年&2013年:ASPウィメンズ・ワールド・ロングボード・チャンピオンシップのタイトルを獲得


Kaniela Stewart(カニエラ・スチュワート)

©WSL/Gleeson

オアフ島ホノルル生まれ、ホノルル育ち。サーフレッスンなどビーチサービスを生業とする両親の元に生まれ育ち、幼い頃からワイキキビーチで育った彼がサーフィンを始めるまでにはそう時間はかからなかった。幼少時代からロングボードだけでなく、ショートボードやSUPも乗りこなす万能サーファーとして成長し、レジェンドサーファー、バテンスを彷彿とさせるアフロヘアで、ワイキキの波をスタイリッシュに乗りこなすカニエラ・スチュワートは、13歳の時に友人に誘われ、ワイキキで開催されたプロのロングボードコンテストに初出場。以来、プロロングボーダーとしての道を歩み始める。彼のプロロングボーダーとしてのキャリアに拍車がかかるきっかけとなったのは、2019年にNY行われたWSLのワールドツアーのひとつ、ロングボード・クラシック・ニューヨークでの優勝。現在最も注目される若手プロロングボーダーのひとりとして、今後の活躍が期待される。

主な実績・記録
2019年:WSLワールドツアー、ロングボード・クラシック・ニューヨーク優勝


Bethany Hamilton(ベサニー・ハミルトン)

©WSL/Dunbar

1990年カウアイ島生まれ。13歳の時にシャークアタックに遭い、左腕を失うものの見事にサーフィンのコンテストシーンにまで返り咲いた奇跡のプロサーファー。若干3歳でサーフィンを始め、8歳からはコンテストに参戦、10歳にはスポンサーがつくほどの天性の腕前を持つ。2003年、サーファーとしての実力をどんどんと上げていた彼女を、サーフィン中に4.3mもの巨大なイタチザメに左腕を肩からもぎ取られるという悲劇が襲う。事故当時、病院に着いたときにはすでに体内の60%もの血液を失い、瀕死の状態だった彼女だが、奇跡的に一命を取り留め、さらに事故から26日後には片腕でサーフィンをし始めるという偉業を成し遂げる。その後、2004年に事故当時の様子やサーフィン復活までの様子を語った自伝「ソウル・サーファー」を出版、2011年には映画化もされ、ただのシャークアタックの事故被害者ではなくインフルエンサーとして数々のメディアを通して活躍し、悲劇に見舞われながらも自身の目標に向かって突き進むライフスタイルから多くの人々を魅了している。現在は男児3人の母として子育てに追われる傍ら、プロサーファー、インフルエンサーとしても積極的に活動を続けている。

主な実績・記録
1998年:「レル・サン・メネフネ」コンテストにて優勝
2002年〜2005:NSSAナショナル・チャンピョンシップにて優勝
2004年:自伝「ソウル・サーファー」を出版
2007年:T&Cパイプライン・ウィメンズ・プロにて優勝
2014年:サーフンシー・パイプライン・ウィメンズ・プロにて優勝


John John Florence(ジョン・ジョン・フローレンス)

オアフ島、ホノルル出身の天才プロサーファー。フローレンス家の長男として生まれた彼はハレイワの海辺の家で育った。母親に連れられ初めて海に入ったのは生後6ヶ月の事で、5歳になる頃にはひとりでサーフィン が出来るまでに上達。8歳の時に初めてパイプラインの沖に出てからは、パイプラインのスペシャリストとして一躍有名に。世界最高峰のサーファーが集まる伝統的な大会”トリプルクラウン”に史上最年少の13歳で初参戦。2011年からWSLツアーに出場し、2016年と2017年に2年連続で男子ワールドタイトルを獲得し、世界一のサーファーに輝いた。2年連続で世界王者になったのはアンディ・アイアンズ以来、5人目の快挙。東京2020オリンピックでも男子アメリカ代表として活躍が期待される。

主な実績・記録
2017, 2016:男子ASPワールド・チャンピオンシップ・​ツアー 優勝


Carissa Moore(カリッサ・ムーア)

1992年8月27日生まれ、ホノルル出身の現役No.1女性サーファー。これまで、2019年のワールドタイトルを含む通算4度の世界チャンピオンに輝いた、ハワイのスーパースター。同時に東京2020オリンピックの暫定的な代表権も獲得し、アメリカ代表として活躍が期待される。この4度目のワールドタイトル獲得によりムーアは、リサ・アンダーソン、ウェンディ・ボタ、フリーダ・ザンバ、レイン・ビーチェリー、ステファニー・ギルモアといった歴代チャンピオンと肩を並べ、プロサーフィン史に彼女の名前を刻んだ。また、ハワイ出身のプロサーファー、アンディ・アイアンズの3度の世界タイトルとジョンジョン・フローレンスの2度のタイトルを凌ぎ、4度目のタイトルを獲得しハワイで最も成功したサーファーとなった。 5歳から父の教えでワイキキビーチでサーフィンを始める。16歳までに彼女は記録的な11のNSSAアマチュアタイトルを獲得し、サーフィン界に頭角を現す。2010年にASP World Tour(元WSL)の出場資格を得てプロデビュー。その年に2つの大会に勝利し、ランキング3位でフィニッシュし、新人王を獲得。当時18歳のシーズン2年目には、3つの大会に勝利し、最初のワールドタイトルを獲得。当時18歳でのワールドタイトル獲得は男女供に史上最も若い年齢でのワールドタイトルの獲得だった。2014年には若くしてサーフィン界の殿堂入りを果たし、ハワイ州は1月4日をカリッサムーアの日と宣言した。

主な実績・記録
2011, 2013, 2015, 2019:女子ASPワールド・チャンピオンシップ・​ツアー
2022年:WSL ビラボン・プロ・パイプラインで準優勝

Seth Moniz(セス・モニーツ)

©WSL/Cestari

オアフ島ホノルル出身の現役プロサーファー。ワイキキビーチにてサーフスクール「Faith Surf School」と「Moniz Family Surf」を営むモニーツ家の4男1女の末っ子として生まれる。ハワイでも知る人ぞ知る有名なサーファー一家で、ハワイアン・レジェンドサーファー、トニー・モニーツを父に持ち、姉のケリアは人気サーフブランド「ROXY」のアイコニック的存在でロングボードの世界チャンピョン、またすぐ上の兄、ジョシュアも現在注目されている若手プロサーファー、母や他の2人の兄はもちろん叔父も日本で知られたハワイのローカルサーファーという生粋のサラブレッド。15歳の時に、全米最大級のアマチュアサーフコンテストを開催する全米学生サーフィン連盟(NSSA/National Scholastic Surfing Association)のタイトルを獲得し一躍有名に。幼少時代、小柄で可愛らしかったイメージから打って変わり、ここ数年で心身共にすっかりたくましいサーファーに成長し、波に乗りながらサーフボードと共に空中で技を決めるエアリアルの旨さは世界トップクラスと定評。また世界中のトップサーファーが集まるパイプラインやバックドアの波に果敢にチャージするなどパワフルなパフォーマンスを見せるサーファーとして成長。2019年から本格的にWSLのワールドツアーに参加し、新人王を獲得するなど、今後の活躍が多いに期待されている。

主な実績・記録
2015年:NSSA(National Scholastic Surfing Association)のナショナルチャンピオンのタイトルを獲得
2019年:WSL(World Surf League)の新人王を獲得
2022年:WSL ビラボン・プロ・パイプラインで準優勝

Sophia Culhane(ソフィア・カルヘイン)

©Abby Oh

ハワイ島生まれ、オアフ島育ちの15歳。若干14歳にして、オーストラリアのヌーサで行われた「WSL(World Surf League)The Noosa Festival of Surfing」 に初参戦、初戦から決勝まで勝ち上がり、準優勝した実力の持ち主(当時の優勝者は同サイトにて紹介しているKelis Kaleopapa)。サーファーである両親の影響を受けて4歳でサーフィンを始め、世界最高峰と呼ばれる波が割れるワイキキビーチをホームに、毎日仲間たちとサーフィンをする中で瞬く間に上達。幼少時代から数々のアマチュア コンテストにおいて上位の成績を残し、14歳でプロのロングボーダーに転身。現在、WSLの女子ロングボード部門では世界ランキング2位を誇る。

主な実績・記録
2015年:Menehune Surf Contest、ロングボード部門 3位入賞
2015年:Duke's Oceanfest、ロングボード部門 2位入賞
2016年:China Uemura Longboard Surfing Classic、ロングボード部門 2位入賞
2016年:T&C Grom Contest、女子ロングボード部門 2位と4位に入賞
2019年:WSL The Noosa Festival of Surfing 準優勝


Kai Sallas (カイ・サラス)

©Tommy Pierucki

オアフ島ホノルル生まれ、ホノルル育ちの生粋のロコボーイ。ワイキキビーチで元祖ビーチボーイだった父から習い、10歳でサーフィンを始める。同じくハワイ出身だったレジェンド・シェイパー、ドナルド・タカヤマ氏のチームライダーとして世界中のコンテストで好成績を収め、2009年にはハワイ&北米のロングボード・チャンピオン、また同年には世界ランキング2位を獲得。現役のプロサーファーとして活躍しながら、2010年にはワイキキをベースにサーフスクールを開校し、現在も世界ランキング3位を誇るマルチな実力派ロングボーダーとして知られる。ハワイのロングボーダーらしいクラシックなスタイルとショートボードのような攻めるパフォーマンスを持ち合わせた彼のライディングは、多くの若手ロングボーダーたちの憧れ。2019年からは長年の夢だったサーフボードのシェイピングも始め、今までにプロ・ロングボーダーとして培った経験とイメージを、そのままサーフボード作りに反映できる持ち前の才能を活かし、プロサーファー、サーフスクールオーナーだけでなく、新進気鋭のシェイパーとしても多いに注目されている人物である。

主な実績・記録
2009年:Hawaiian and North American longboard 優勝
2009年:The ASP(Association of Surfing Professionals)/WLT(World Longboard Tour) 第2位
2010年:Pro Surf School Hawaii 開校
2011年:The ASP(Association of Surfing Professionals)/WLT(World Longboard Tour) 第2位
2019年: WSL(World Surf League) Men's Longboard部門 第3位


Kelis Kaleopapa (ケリス・カレオパア)

オアフ島生まれ、ホノルル育ちの16歳。サーフィン発祥の地として知られるワイキキビーチで育ったサーファーの両親のもとに生まれ、5歳から本格的にサーフィンを始める。4歳の時に、初めてのサーフィンコンテストに出場。ホームスクーリングで義務教育課程をこなしながら、ホームブレイクのクイーンズやロイヤル・サンドバーでサーフィンの腕前を上げる日々を送る。スリムで長身、エレガントに波を乗りこなすライディング・スタイルで、2019年カリフォルニア州のハンティントンビーチで行われた「ザ・ヴァンズ・ダクトテープ・インビテーショナル」や2020年オーストラリアのヌーサビーチで行われた「WSL(World Surf League)ヌーサ・フェスティバル・オブ・サーフィン」にて優勝を果たすなど世界トップレベルの実力を持つ。WSLのロングボード女子部門においてランキング1位を誇る注目の若手ロングボーダー。

主な実績・記録
2019年:The Vans Duct Tape Festival 優勝
2020年:WSL The Noosa Festival of Surfing 優勝

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