次世代ロコガールがスタートした環境に優しいファッションブランド、Sea Seven

2022.03.23

オアフ島在住、若干20歳のロコガール、レイ・シマブクロ(Lei Shimabukuro)さんがデザインを手がけるフレッシュなファッションブランド、シーセブン(Sea Seven)。

オーガニックコットン製のTシャツやトートバッグ、プラスチックや漁業網などをリサイクルした素材で作られる水着など、サスティナブルとエシカルにこだわったニューブランドだ。

以前にこちらのコラムでも紹介した、カイムキのゼロウェイストショップ、キープ・イット・シンプル(Keep it Simple)の2号店であるワイキキ店や、新進気鋭のアーティスト商品を常に多数取り揃えているサウスショアマーケットのモリ・バイ・アート・アンド・フリー (Mori by Art + Flea)でも扱われ、噂のファッションブランドとして地元で注目されている。

2020年、パンデミックの真っ只中にスタートしたシーセブン。デザインやアートをクリエイトすることが大好きだったレイさんは、パンデミックで自分の時間ができ、自身のデザインをプリントしたアイテムを友人達に販売。徐々にファーマーズマーケットやイベントなどで販売をするように。

徐々にファンが増えていき、ビジネスとして拡大。アーティスティックなレイさんは、マネージメントが得意な幼馴染のアリア・アルマリオ(Aria Almario)さんを共同オーナーとして迎え、今年は新商品を続々と発表予定だそうだ。

感心するのは彼女の行動力。GOTS認証を受けたオーガニックコットンなど環境に優しい素材を追求し、生産する工場を探す際にも、人と地球環境に配慮して作られるエシカルファッションにこだわっている。

私生活でも、なるべく環境に負荷をかけないライフスタイルを心がけているそうだ。

「プラスチックを完全に減らすことは難しいと思うけれど、できることをやり、人に伝えていくことが大事だと思っています」と、レイさん。マイボトルやマイエコバッグはもちろんのこと、歯ブラシはバンブー製のものを使っているそうだ。さらには、サランラップの代わりにタッパーを使い、ジップロックバッグは再利用できるシリコン製のタイプのものを使うなど、様々な工夫をして生活をしている。

「ベイビーマカプウでサーフィンをしていた時、パドルをするたびにゴミやネットが手に引っかかり、人間の出すゴミが海の生き物の住処にあるのは悲しいと感じました」とハワイ生活で感じる環境問題を率直に語ってくれた。まだ先の長い次世代だからこそ、彼女たちの感じる環境への思いはとても重要であるし、私たち大人世代も共感してサポートしていくことの大切さをレイさんの話を聞いてひしひしと感じた。

経済活動と環境保護活動のバランスは難しいと思うけれど、 私たちと同じようにハワイの美しさ、そして海や自然から恩恵を受ける素敵なライフスタイルを何世代も先につないでいけるように、今からコツコツとできることから実践していきたい。夢がいっぱいのファッションブランド、シーセブンをぜひ応援してください!

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