【学ぶハワイ】人を結ぶ象徴「マイレ」

2020.12.30

人と人とを結びつけるだけでなく、人と神を結ぶ象徴でもある植物といえば「マイレ」。
数あるハワイの植物のなかでも神聖な植物として知られ、特別な存在です。

マイレはつる性の低木で、ハワイの森林で育つ植物ですが、森林伐採や温暖化等の様々な理由で生育環境は年々悪化しており、絶滅が危惧される地域も少なくありません。
ハワイ諸島のカホオラヴェ島とニイハウ島を除く島々に人がやって来る前からあった固有植物のひとつとして、ハワイで大切に守られてきた植物です。

マイレの花は小さく葉も大きな特徴がないことから、森のなかではあまり目立ちませんが、葉と茎を潰して出る樹液にはバニラのような芳香があります。
この樹液は、ハワイ語でカパと呼ばれる樹皮から作られる布の香りづけとしても使われてきました。
更には、潰瘍、火傷、切り傷などの治療にも用いられたそうです。
※弱毒性があるため目や口に入らぬよう注意が必要

ハワイでは古来から重要な儀式や、大切な人に捧げるレイの素材としてツルのついたマイレの葉を用いてきました。

今でも結婚式でマイレのレイが使われることが多くあります。
マイレは、夫婦の絆を未来永劫に守ることを天に向かって契る象徴。
結婚式や妊婦への贈呈の場合、マイレのレイは輪にせず、下端を開いた状態にします。

レイはハワイの文化に欠かせませんが、実は現地のスーパーや花屋などで購入できるレイの素材はほとんどが外来種。
その中でも少ない在来植物のひとつとして今日まで広く愛されてきたマイレ。

ハワイの植物が、この先もずっと私たち人間と共存できる環境を長く保っていきたいですね。

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