【学ぶハワイ】食欲の秋!ハワイのローカルグルメ、ポケを学ぼう!

2020.10.14

ハワイでに行ったら食べたくなるハワイのグルメはありますか?

今や世界各地に広まり、手軽に買えるようになったPoke(ポケ)は、地元のローカルにも観光客にも大人気のグルメのひとつ。
ハワイ語でPokeとは「(横方向に)切り分ける、スライスする」という意味を持ち、玉ねぎ、醤油、ごま油を、基本的にはマグロやサーモンなどの生魚と一緒に和えて作られます。

その素材や調理法は、時代に合わせて様々な文化の影響を受けて種類も豊富になっています。
元々生魚を食べる習慣のなかった地域にも、輸送技術の発達で新鮮な魚介類が届くようになり、ポケを扱う店舗も増え、今や人気の料理となっています!
お店によっても味付けや種類も異なり、ローカルでもそれぞれお気に入りのお店があったりもします!

古代ハワイのポケとは?

古代ハワイでは、魚介類は主食のポイに並び、毎日の食生活を支える大切な食糧でした。
老若男女を問わず、海岸沿いの浅瀬や川などで、誰もが魚を捕ることができ、また、位の髙い人々が専用で持つ養魚場(ロコ イア)もあり、悪天候の場合に備えて漁で捕ってきた魚を養魚場に保管したり、稚魚から魚を育てて、常に食糧がある状態にしていました。

魚の調理法には、
・ティーリーフに包んで焼く
・蒸し焼きにする
・茹でる
といった方法がありましたが、生のまま食べる際は、骨、皮、内臓を取り除き、食べやすい大きさに切り分けた魚に、塩、海藻(Limu リム)、よく炒ったククイナッツの殻を割り、その中身を潰したもの(ʻInamona イナモナ)を混ぜて食べていました。

外国人の上陸前のハワイでは、生魚は保存も兼ねて塩、海藻、ククイナッツのみで味付けされていましたが、現在ポケの材料としてよく使われているのは、玉ねぎ、醤油、ごま油といった、古代ハワイには無かった野菜や調味料です。

日本や中国からの移民によって醤油やゴマ油がハワイでも使われるようになり、特に日本人の場合、刺身に醤油を付けて食べるという食習慣があるため、ハワイで獲れる魚の味付けに醤油を使うことで、ハワイのグルメを移民たちが持ちこんだ独自の文化や習慣で進化させていったともいえます。

ご飯と共に・・・「ポケ・ボウル」!

シンプルな味付けから始まり、外国の食文化の影響で味付けも多彩になっていったポケは、さらに進化しつづけ、現代ではハワイで「ポケ・ボウル」と呼ばれるポケ丼として、ご飯の上にポケを乗せたグルメが増えています。

ご飯の上にポケを乗せるスタイルは、アジア系の移民の影響が大きく、ご飯が主食の一つとして根付いているハワイでは急速に広がり、レストランのみならずスーパーマーケットなどでも、手軽に食べられるようになりました。
その勢いはアメリカ本土や世界の国々にも広がり、ファストフードの一つとしても数えられています。


そして、ポケが食べたくなった方必見!!

ハワイで夢イなフレンチレストラン『M by Chef Mavro(エム・バイ・シェフ・マブロ)』のオ―ナー・シェフ、ジェレミー・シゲカネ氏が教えるアヒポケのレシピを大公開中です!

日本でも手に入る材料で作るレシピなので、本格的なハワイグルメをおうちで食べたい!という方はぜひ作ってみてくださいね!

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