【学ぶハワイ】ハワイ各島に指定されている花

2020.07.08

ハワイ州には約132もの島々が存在します。
中でも私たちが行けるのはホノルルのあるオアフ島、カウアイ島、モロカイ島、ラナイ島、マウイ島、ハワイ島の6島に限られています。
ただ、主要8島には、ニイハウ島とカホオラヴェ島も含まれます。

ハワイ主要8島には島の花と島の色が指定されています。
花だけではなく、レイに使われるものが花として指定されていることもあります。

今日は、8島の花を知って、ハワイ通に一歩近づいてみませんか?
島の古い順番にご紹介していきます!

ニイハウ島

主要8島の中でも唯一個人所有のニイハウ島。
カウアイ島から南西27キロメートルに位置し、ロビンソン一家が所有するこの島は、一般の人が立ち入ることができません。

ニイハウ島の花は花ではなく、「ププシェル=ニイハウシェル

ニイハウシェルは小さく色も豊富ですが、一般的な色は白なので、島の色も白です。とても貴重で、ニイハウシェルはレイ、ネックレスやイヤリングに使われ高価なものです。

カウアイ島

一番ハワイ州の中でも北に位置するカウアイ島は主要8島の中でも最も古い島。
1778年にカウアイ島ワイメアに初めて来島した西欧人、「キャプテンクック」が上陸したことでも知られ、島の中心部にそびえるワイアレアレ山の降雨量は世界で最も多い場所の一つ。

そんなカウアイ島の花は、カウアイ島のみに生育する固有種の「モキハナ」

1923 年にカウアイの島花に指定されました。
島の色は紫、モキハナの花からイメージした色で、花も実も緑なのですが、花の色はしばらくすると薄紫になるのです。今では希少価値がある植物で、伝統ハワイ社会から今日に至るまで、モキハナの実と葉はレイの素材となり、フラの儀式などで用いられます。

モキハナの実はきわめて香りが強く、その香りが長持ちする植物のひとつとして知られます。

オアフ島

オアフ島はハワイ州の首都のホノルルがあり、ハワイ州の人口の約80%が生活をし、経済の中心。
有名なワイキキビーチもオアフ島にあり、主要8島の中では3番目に大きな島です。

オアフ島の花はハワイ在来種のイリマ、島の色は黄色
イリマは海辺のそばで生息する、直径3cmほどの小さい花。
その色からもアリイカラー(黄色と赤)にちなみ、王族に大切にされた花でした。
イリマのレイには約7000枚の花びらが必要とされます。

当初はハワイ州の花候補にもなったことがあるイリマは、1923年にオアフ島の花に制定されました。

昔、赤と黄色はハワイ王国を象徴する色であるため、これらの色の羽根を持つ鳥(オオやマオといったハワイミツスイたち)が大量に捕獲されました。
やがて鳥が絶滅すると、王室は羽根に代わる素材としてイリマの花を用いたレイを作りはじめたのです。

イリマの花は、開花直後は明るい黄色ですが、時間が経つにつれて濃いオレンジ色に変わるため、尊ばれました。
紙のように薄い花弁が羽毛に似ていたためだともされます。

モロカイ島

モロカイ島はオアフ島から一番近いところに位置しているので、天気のいい時はマカプウ岬からモロカイ島が見えることもあるんですよ!

モロカイ島には、その昔、カラウパパという島の北側にハンセン病患者が隔離されたという歴史もあります。
この場所で渾身的に介護に当たったベルギー出身の「ダミアン神父」もここで亡くなりましたが、2009年にはバチカン市国より聖人と認定されています。

モロカイ島の花は伝統植物のククイの花
花の大きさは直径が1cmほどの小さい花です。島の色は緑です。

ククイの実に含まれる内部の白い油分は仁(じん)と呼ばれ、ハワイに鯨油がもたらされるまで灯火の燃料として用いられました。仁の油分は全体の50%以上にもなり、生でも火であぶると点火します。

この油はロミロミと呼ばれるハワイ式マッサージのオイルにも使われます。ククイの若い実を搾った油は、切り傷の手当に用いたほか、便秘薬や下剤としても用いられました。仁に塩をからめて炒めたものはイナモナと呼ばれる調味料となり、ハワイ王国時代には、年に約4万リットルのククイの実を肥料用として輸出したこともあるのです。

ラナイ島

ラナイ島はモロカイ島の南東に位置しています。
昔はパイナップル・アイランドと呼ばれ、パイナップルの栽培が盛んな島でした。
今ではパイナップル栽培は東南アジアに移行したため、栽培はされていません。その後、大きなリゾートホテルが建ち、観光業が中心の島になっています。

島の花はハワイ固有種のカウナオア、島の色はオレンジ

カウナオアはオレンジ色のツルのような茎を絡めて、他の植物に寄生します。
花の大きさは直径が1cmほどの釣鐘のような形をしています。

マウイ島

マウイ島は番目に大きな島。
マウイ島含む「マウイ郡」にはモロカイ島、ラナイ島、カホオラヴェ島も含まれます。
マウイ島のラハイナは一時期、捕鯨が盛んなハワイ王国の首都でした。現在では大きなリゾートが2カ所あり、冬になるとザトウクジラが子育てのために温かいハワイ沖へやってきます。
また、東海岸に秘境の地ハナもあり、3番目に高いハレアカラ山など自然も多く見られます。

そんなマウイ島の花は、外来種の八重のピンクのロケラニ・ローズ。島の色もピンクです。

ハワイには1820年代に導入され、チャールズ・スチュワードが繁殖に成功し、その後、諸島に広まりました。ハワイではとくに濃ピンクの八重咲きを指してロケラニ(天国のバラ)と呼びます。

花にはレモンを甘く濃厚にしたような芳香があります。
ハワイの人々はロケ・ラニの香りに魅せられましたが、なかでもマウイ島ラハイナを中心に庭花として人気が高まりました。
やがて地元では本種を「マウイのバラ」と呼ぶようになり、その後1923年にマウイの島花に認定されました。

カホオラヴェ島

カホオラヴェ島は主要8島の中で、一番小さく、人が居住していない唯一の島。

昔から戦争を行った場所であり土地は荒廃し、カメハメハ3世の頃は流刑地になっていました。その後、太平洋戦争では米軍の演習地になり、人が居住しなくなりました。

1991年に米軍がハワイ州に島を返還することになり、ハワイの人のため文化的宗教的な活動にのみ使用できる島になりました。今でも演習場の爪痕である不発弾などを撤去する作業が続けられています。

カホオラヴェ島の花はハワイ在来種のヒナヒナ。葉には繊毛が多いため、遠くからみるとグレーに見えることから島の色はグレーに指定されています。

ハワイ島

最後にハワイ諸島の中でも最も大きいハワイ島は、ハワイ諸島を統一し、ハワイ王国を建国したカメハメハ1世誕生の島。

また、4000mを超える大きな山、マウナロアとマウナケア、そして今でも火山活動が盛んなキラウエア火山もあり年々島が大きくなっています。
そして、ハワイ諸島の中でも一番新しい島でもあります。

キラウエア火山には火の女神、マダムペレも住むという神話や伝説も多く語られています。

そんなハワイ島の花はハワイ固有種のオヒアレフアになる赤いレフア。
島の色は火山やオヒアレフアのイメージも強い、赤です。

オヒアは、ハワイ諸島全土のおよそ20パーセント前後を占める、もっとも広範に分布するハワイ固有の樹木。
オヒアは生育する環境によって大きく姿を変えます。
カウアイ島のコケエの森では平均的な樹高は10mほどあるのですが、湿原に近づくにつれて次第に低くなり、湿原地帯に入ると樹高は50cmに満たなくなります。

また、オヒアは過酷な環境でも強い生命力を発揮します。
溶岩が流れたあとの黒々とした平原に最初に根づくのは、ふつう地衣類や苔類ですが、溶岩台地にもたくましく生きるオヒアレフアは、自ら新たな環境に対応し、形や性質を変えて生き延びてきました。

今回は、ハワイ8島の花をご紹介しました。

日本でも各都道府県や市区町村で指定の花や木がありますよね!
是非この機会に皆さまのお住まいの地域の植物も調べてみてくださいね!!

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