【学ぶハワイ】4/22はアースデイ:地球環境について学ぼう

2022.04.08

4月22日はアースデイ(地球の日)

1970年に誕生した「アースデイ(地球の日)」
私たちにとって、切っても切り離せない関係にある"地球"の環境について考え、行動する日です。
今ある自然環境を次世代へ残すために、私たち一人ひとりが取り組める活動はたくさんあります。
今日は、ぜひ地球環境について改めて考えながら、ハワイ州が取り組む環境保全に関わる活動や、どのような活動に参加できるかをご覧ください。

◇ アロハプラスチャレンジとは?

ハワイ州では、国連が実施する持続可能な開発目標 (Sustainable Development Goals: SDG’s)を基準に、ハワイ州での目標を設定した特別プログラムがあります。それが「Aloha+CHALLENGE(アロハプラスチャレンジ)」です。

環境問題への対策としては、
・2030年までにエネルギー供給量の70%をクリーンエネルギーへ転換
・外来種の抑制を行い、在来種の復元を強化
・リサイクル等を通して固形廃棄物を70%削減
などが含まれます。

ハワイが目指す持続可能な環境を守るために活動の詳細は下記サイトにまとめられています。

アロハプラスチャレンジ(英語)

◇ 私たちにできること

【サンゴ礁を白化から守ろう】
太陽が輝くハワイでアクティブに過ごすには、日焼け止めクリームが欠かせない!という方も多いのではないでしょうか。皆さまの肌を守る日焼け止めクリームの一部の成分が、海の生物に危害を与えているかもしれません。

ハワイでは、海の生き物を育て守るサンゴ礁の白化を止めるため、サンゴ礁に優しい成分で作られた日焼け止めクリームの使用を推奨しています。


【ハワイの固有植物を守ろう】
ハワイの主要6島には、それぞれに代表する植物があります。
ハワイ諸島の中で一番大きいハワイ島を代表する花、それはオヒアレフアです。溶岩台地の上でもたくましくに育つハワイ固有種のオヒアレフアは、絶滅危惧種の鳥やハワイに生息する唯一の陸生哺乳類のコウモリをはじめ、多く の在来種にとって生息環境や栄養を与えてくれる重要な存在です。

そして、葉や枝は森の中の霧を吸収し、その水分を土に 送り込み、地中の生き物たちを養っているのです。貴重なオヒアレフアを保護するために、ハワイ観光の際に守っていただきたい5つのことがあります。


【ハワイで海洋生物に出会ったらどうするべき?】
ハワイの海でウミガメやハワイアンモンクシールなどの海の生き物たちを見たい!と思う方も多いのではないでしょうか。優雅に泳ぐ姿や、ビーチで昼寝をする姿など見ていると癒されます。

ハワイの海の生き物は、絶滅危惧種に指定されているものも多くあります。
海洋生物にゆっくりのんびりハワイの海を楽しんでもらうためのルールがあることをご存知でしょうか?ルールをぜひチェックして、一緒に守っていきましょう。


【エコバッグやマイボトルを使おう】
ハワイではおしゃれなデザインのエコバッグやカトラリーが多数販売されています。オアフ島のスーパーマーケットやコンビニ等では、2020年1月1日よりビニール製プラスチックの配布・販売が禁止となりました。エコバックを持参しなかったお客様については、紙袋や布製のバックを買うこともできますがゴミを出さないようにするためマイ・エコバッグを持参しましょう!また、環境を守るために、プラスチック製のストローやカトラリーやペットボトルの使用を減らしています。

日本でもハワイでも個人が取り組めることとして、この機会にごみの削減につながる活動に参加しませんか?

◇ アフプアア・プロジェクト

ハワイ州観光局公式ラーニングサイト アロハプログラムでは、文化・自然保護活動である「アフプアア・プロジェクト」を行っています。
ハワイに関心を持つアロハプログラムメンバーの皆さまに実際に保護活動に参加できる機会をご用意しています。
ご自宅からも、オンライン上で植樹に参加できるプログラムとして「ハワイ島にコアの木1,000本植えよう!」キャンペーンも実施中です。

◇ 動画で学ぶ環境保護

ハワイ州から呼びかけている環境保護につながるメッセージを動画でご覧いただけます。同じ地球に生きるのは私たち人間だけでなく、動物や植物も共存しています。
環境を守り、そしてその土地に根付く文化を継承していくことで、よりサステナブルな地球環境を保つことができると信じています。

2022年のアースデイ:ハワイでの取り組み紹介

ハワイ州ではアースデイに合わせて、NPO団体等を中心に、地球環境保全を改めて考え、守る活動が行われる予定です。

シーライフパークハワイ

シーライフパークハワイは2022年のアースデイを記念して、環境非営利団体 808 Cleanupsと提携し、4月24日にパークの向かいでビーチクリーンアップを開催します。また、シーライフパークはハワイのアオウミガメのために数十年にわたり保護活動に取り組んでおり、この日も2匹の子ガメが放流される予定です。

午前9時から11時まで、一般の方も 808Cleanups 主催のビーチクリーンに参加することができます。その後、ハワイのアオウミガメのために数十年にわたり取り組んできた同パークの活動について紹介され、シーライフパークのアニマルケアチームによるウミガメの放流が行われます。

シーライフパークのウミガメの保護と繁殖プログラムは、ハワイの海でのウミガメの復活に貢献してきました。これまでシーライフパークから17,000匹以上のアオウミガメの子ガメが放たれ、繁殖プログラムはパークの教育プログラムを通じて海の環境保全活動に積極的に取り組んでいます。そして毎年、大切に育てられたウミガメが海に放たれます。

ハワイのアオウミガメは、ここ数十年で頭数が増加している数少ないウミガメの一種ですが、これはシーライフパークの継続的な保護活動による成果が大きく影響しています。シーライフパークでは、引き続きウミガメをはじめとする海洋生物の保護活動に取り組んでいきます。


Coral Reef Alliance

サンゴを守る活動を行っているNPO団体のCoral Reef Allianceでは、アースデイに合わせて海の環境や私たちにとって大切なサンゴを守る呼びかけを行っています。約75%のサンゴが私たち人間の行動によって有害な影響を及ぼされていると言われています。このままだと約90%が2030年までに絶滅の危機に晒されてしまうとのこと。

そんなサンゴを守るために、雨が降る度に流れる水によって海が汚染されないようハワイの山の環境を改善するための寄付金を募集しています。

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