カウアイ島のローカルファミリーが発信するタオルブランド、Hoa Kai

2018.09.23

使うだけでなくお部屋や車のインテリアとしても可愛い、カウアイ島のファミリーが手がけるキュートで機能性に富んだターキッシュタオルを紹介します!

ホア・カイ(Hoa Kai)のオーナーはカウアイ島育ちのロコガール、ケリー・カカリア(Kelly Kakalia)。ビーチガールのケリーは、以前からどこへ行くにもビキニとパレオと一緒。パレオやサロンは軽くてポーチにも収納できる便利なアイテムでケリーのお気に入りだった。カウアイ島のビーチや川で遊んだ後に、パレオやサロンで体を巻いてワンピース代わりに使用していた。

ケリーの夫がライフガードとなり、海が大好きな二人の息子を連れて休みの日はいつもビーチへ出向き、ビーチタオルは彼女のライフスタイルにとって必需品だった。しかし、4人分のビーチタオルは洗う際に洗濯機や乾燥機のスペースのほとんどを取ってしまうほどかさばり、しかも乾きが遅い。さらには、ビーチタオルは砂が絡みつき、カウアイ島の湿度の高さにタオルにカビが生えるなど小さい子供たちを育てる忙しい母ケリーにとって厄介な存在だった。「もっといいタオルはないものか?タオルとパレオの合いの子みたいなタオルがあったらいいのに!」

ケリーは、リサーチにリサーチを重ねた結果、ターキッシュタオルの存在を知る。ターキッシュとは、「トルコの」という形容詞で、Turkishと英語で書く。トルコの南東部では何世代にも渡って職人たちがこのコットン100%のターキッシュタオルを生産していた。ケリーの探求心はいつしか情熱へと変わり、軽量で乾きの早いトルコのタオルをハワイの人々へ届けたいと思うように。ケリーは、トルコ南東部シリア国境付近に位置する都市アンタキヤの手織り職人たちとコンタクトを取ることに成功し、2016年にターキッシュタオルビジネスを立ち上げた。以後、急成長を遂げハワイだけで35店舗を超える店舗で取り扱われるようになる。

ケリーのかさばっていたビーチタオルとの生活ももちろん一転。一つのビーチバッグに4枚のターキッシュタオルが楽々と入り、砂を落とすのも簡単。乾くのも早く、ハワイのライフスタイルにピッタリだと言う。
ターキッシュタオルはオーストラリアやニュージーランドなどで近年ポピュラーなアイテムとなり、中国やパキスタンなどの国で機械によるマスプロデュースがされるようになった。そのため、トルコのタオル職人たちは仕事が激減し、生活に困るようになってしまった。何世代にも渡って家業として継承されてきた手織りの仕事以外にお金を稼ぐことが困難な職人たちを支えたい、そしてマスプロデュースでは作ることのできない手織りの最高級ターキッシュタオルをハワイの人たちの元に届けたい、というケリーの思いがホア・カイを立ち上げる原動力となった。彼女の情熱が伝わり、あのヘザー・ブラウンがアートを提供して限定コラボレーションタオルも作ったことがあるそうだ。すごい!

人気のアイテムは、ハワイらしさがたっぷりと詰まったパイナップルやALOHAが施されたデザイン。クオリティーや機能性だけではなく、ハワイのライフスタイルにピッタリなキュートなタオルを提供したいというケリーの思いから様々なデザインが生み出されている。将来は、タオルだけはなく彼女のアクティブなビーチライフスタイルにマッチした新しい商品も展開したいという夢があるそうだ。アーティストコラボレーションなどもどんどん行っていくそうなので、今後の展開が楽しみなブランドだ。

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