レナーズのマラサダ

2015.06.10

カラカウア通りのホノルル動物園の交差点から北へ延びるカパフル通りにある『レナーズ・ベーカリー』。『レナーズ・ベーカリー』といえば『マラサダ』で有名だが、実は『レナーズ・ベーカリー』こそ『マラサダ』をハワイで商品化した最初の店なのだ。

創業者は、レオナルド・レゴさん。彼の祖父母は、1882年にポルトガルからイギリス船のモナーク号に乗り、サトウキビ畑の労働者としてハワイ(マウイ島)にやってきた。 マウイ島で生まれたレオナルドさんは、1946年、妻のマーガレットさんと一緒にオアフ島に移住。レオナルドさんは、ベーカリーで修業をした後、1952年に『レナーズ・ベーカリー』をオープンした。そんなある日、母親のマリーさんの提案で『マラサダ』を販売した。

その提案は、キリスト教徒が多いポルトガル移民には、復活祭の40日前の前日(懺悔の火曜日)に、ラードや砂糖を使い切るために『マラサダ』を作る習慣があり、家庭でよく食べられていたことから、ここハワイでも『マラサダ』が受け入れられるという内容だった。

レオナルドさんは、母親の提案を試すつもりで、懺悔の火曜日に『マラサダ』を販売したところ、予想に反して大ヒット商品となった。これが今の行列のはじまりなのだ。

【ちょっとチェック】
レナーズ・ベーカリー
933 Kapahulu Ave., Honolulu
電話:808-737-55591
http://www.leonardshawaii.com/
営業:5:30~19:00

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