コナコーヒーにこだわる、ワイキキの人気カフェ「コナコーヒー・パーベイヤーズ」は、クヒオ通りに面し、ウッディで開放感があります。
オーナーがこのカフェを作ったきっかけ
カフェのオーナーは、レイモンド・スーター氏。ホノルルコーヒーカンパニーの創始者で、ハワイのコーヒー業界で30年以上のキャリアを有する方です。
レイモンド氏は、若い頃にシアトルのカフェで働き、約30年前にハワイに来て、自分が美味しいと思えるカフェがあまりなかったことから、大好きなコナコーヒーの美味しさを伝えられるカフェを作りたいと思っていました。そして実現したのが、1991年に創業したホノルルコーヒーカンパニーです。
1999年、ロースターを自ら新設し、2008年にはホノルルコーヒーカンパニーを売却し。さらに究極のコーヒー、カフェ作りを目指しました。そうしてオープンしたのが、このコナコーヒー・パーベイヤーズです。
ハワイ島のGreenwell Farmsとパートナーシップ
コナコーヒー・パーベイヤーズは、これまで築いたネットワークで、ハワイ島のGreenwell Farmsとパートナーシップを組み、安定してクオリティーの高いシングルオリジンのコーヒー豆を入手しています。それを自分たちのロースターで焙煎しています。品質にこだわり、製造工程にも責任を持って、美味しい一杯を提供。まさに、レイモンド氏が夢であったカフェのスタイルです。
焙煎はフードサイエンティストの奥様が担当
レイモンド氏の奥さまのジャッキー氏は、フードサイエンティストですが、彼女が焙煎を担当しています。厳選した豆を使って納得がいく焙煎ができるように、常にご自身で品質を確かめ、豆の状態や気温などの状況に応じて、微妙に変えているそうです。いつ、どんな豆を、誰のために、どのようにローストしたか、すべてサンプルをとって徹底的に管理されています。
このロースターでは、自社のカフェのみならず、ハワイで名だたるレストランをはじめ、著名なホテル、カフェ、ショップなどのためにオリジナル焙煎も行っています。
ロースターには、テイスティングルームも併設され、カッピング（テイスティング）を定期的に行っています。ジャッキー氏は、アメリカスペシャルティコーヒー協会（SCAA）のスペシャリストリードインストラクターも務めています。
ペイストリーも美味しい
カフェでは、その美味しいコーヒーとともにクオリティーの高いペイストリーが食べられるのも大きな魅力です。
レイモンド氏が夢見たカフェは、コーヒーが美味しいのはもちろん、一緒に楽しめるペイストリーも一流のものにしたいというこだわりでした。そして、レイモンド氏とジャッキー氏は、サンフランシスコで出会った “b. patisserie” のペイストリーに惚れ込み、なんとかハワイのカフェでも扱いたいと、オーナーを打診し、実現しました。
全米チャンピオンの日本人バリスタも
こちらのカフェには、エアロプレスの全米チャンピオンになった日本人女性のバリスタ、トワ・イガワ氏がいます。
空気圧を利用してコーヒーを抽出する「エアロプレス」という技法のコンテストで、ハワイ代表となり、全米大会で優勝しました。トワ・スペシャル・エアロプレスコーヒーは、ここでしか飲めません。
すべてがこだわってできている、コナコーヒー・パーベイヤーズ
コーヒーをこよなく愛する職人気質のこだわりオーナーに、冷静かつ科学的に美味しいコーヒーを生み出すオーナー夫人、食のアカデミー賞を獲るほどのパティシエ、そして誇りを持って働くすべてのスタッフたち。スタッフの誰もが、コーヒーへの情熱をかけて、仕事しています。それが、コナコーヒー・パーベイヤーズです、
