E Ola Mau Hōkūleʻa – 半世紀の航海 「ホクレア」50周年と航法の伝統をたたえる展覧会|ハワイ州観光局公式日本語サイト

E Ola Mau Hōkūleʻa – 半世紀の航海 「ホクレア」50周年と航法の伝統をたたえる展覧会

お知らせ

目次

ポリネシア航海協会(PVS)とプウホヌア・ソサエティは、伝説的な航海カヌー「ホクレア」の50周年を記念するアート展 「E Ola Mau Hōkūleʻa – 半世紀の航海」 を開催します。本展は、2025年12月7日から2026年1月16日までインスピレーション・ハワイ・ミュージアムにて公開され、ネイティブハワイアンおよびハワイを拠点とする世代を超えたアーティストたちの作品を通して、航海と伝統航法に息づく芸術・科学・精神性を称えます。
展覧会のオープニングは12月7日(日)午後5時30分~7時に行われ、入場は無料でどなたでも参加可能。

展覧会について

1975年3月8日、ポリネシア航海協会はハキプウ・クアロアにて「ホクレア」を進水させ、ハワイと太平洋の先住民族の誇りと知恵を呼び覚ます文化ルネサンスの始まりとなりました。過去50年の間に、「ホクレア」は約25万海里を航海し、モアナヌイアケア(広大な太平洋)の島々とコミュニティをつなぎ、海洋保全や文化復興をめざす世界的なムーブメントを生み出してきました。

「E Ola Mau Hōkūleʻa – 半世紀の航海」では、この偉大なレガシーを現代アーティストの視点と創造力を通して紹介します。出展作品には、絵画、彫刻、詩、写真、版画、ミクストメディアなどが含まれ、祖先の知恵、アイデンティティ、そして先住民族の未来像といったテーマが探求されています。

参加アーティスト

J.D. Nālamakūikapō Ahsing、Kaili Chun、Monte Costa、Solomon Robert Nui Enos、Nicole Arielle Makaʻāhinaʻālohilohi Jack、ʻĪmaikalani Kalāhele、Herb Kawainui Kāne、Chris Miyashiro、Russell Sunabe、Cory Kamehanaokalā Holt Taum、Hana Yoshihata

本展は、キュレーターであるドリュー・カフウアイナ・ブロデリック氏が、ポリネシア航海協会の代表者と対話を重ねながら企画したもので、プウホヌア・ソサエティがPVS、インスピレーション・ハワイ・ミュージアム、ハワイ州文化芸術財団、テイガー財団と協働して実施します。

「50年前、私の祖母エマ・アカナ・アルリは、ポリネシア航海協会を支援するため、現代ハワイアンアートの展覧会を開催しました。今回の取り組みも、その延長線上にあるもので、ハワイを支えるための私たちの共同作業は新しいものではなく、長く続いてきた努力の継承なのです。作品を共有してくれたすべてのアーティストに深く感謝します。この作品群が、ホクレアの物語の新たな一章となりますように。」(ブロデリック氏)

展覧会情報

会場:インスピレーション・ハワイ・ミュージアム(ダウンタウンホノルル、900 Richards St.)
会期:2025年12月7日(日)~2026年1月16日(金)
開館時間
・水〜金曜:12:00〜17:00
・土・日曜:11:00〜16:00
・その他、事前予約にて来館可能
入場料:無料

オープニングイベント:2025年12月7日(日) 17:30〜19:00

一部の日程は特別イベントのため閉館します。来館前に 808-312-4111 へお問い合わせください。

Photo by Monte Costa

 

■ ホクレアについて

「ホクレア」は、1975年にアメリカ建国200周年記念事業の一環として復元された伝統航海カヌーで、ハワイ語で「喜びの星」を意味し、うしかい座の一等星「アークトゥルス」を指します。1976年、ハワイとタヒチ間の航海成功により、ポリネシア人が意図的にハワイを目指していたことを証明しました。以後、ハワイを拠点に50年以上、世界各地を航海し、環境保全・文化継承を目的に活動を続けています。コンパスや計器を一切使わず、自然の力のみで航海するその技術は、現代に生きる私たちに「自然と共に生きる知恵」を教えてくれます。「ホクレア」は、ハワイの文化と精神を象徴する存在であり、ハワイの人々の誇りとなっています。現在、「ホクレア」は、太平洋全域をめぐる総航行距離4万3千海里の航海「モアナヌイアケア航海」に出ています。この航海は、文化・環境保全、若者のリーダーシップ育成、地域強靭性の向上を目指しています。

「ホクレア」についてもっと知りたい方はこちらをご覧ください。https://www.allhawaii.jp/hokulea/

ポリネシア航海協会(PVS)について

ポリネシア航海協会は1973年に設立された非営利団体で、伝統的なポリネシア航海術と航法の継承を目的に、外洋航海と教育プログラムを実施しています。1975年に建造・進水した伝統航海カヌー「ホクレア」は、ポリネシア人が近代的な航法機器を使わずに長距離航海を行えることを証明するためのものでした。現在もPVSは、**mālama honua(地球を大切にする)**精神のもと、コミュニティへの啓発と教育を続けています。伝統航海カヌーの修繕や教育プログラムは、ボランティアと寄付によって支えられています。ポリネシア航海協会サイト

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