アロハスピリットがインスピレーション!注目のアート、Aloha De Mele

2021.12.08

プエルトリコとポルトガルの血を引くセントラルオアフ出身のローカルガール、ジェーティー・オヘリオ(JT Ojerio)さんのアートが今ハワイで熱い。

学業でアメリカ本土へ渡り、卒業後はシカゴでパーソナルトレーナーというアートとは程遠い職業についていたジェーティーさん。ところが、2017年に手術と長期治療を必要とする臀部の怪我に襲われ、リカバリー中に独学で始めたのがアートだった。

ハワイとアロハスピリットを恋しく思い、描いた多くのアートはジェーティーさんをハワイへ呼び戻すことに。

ブランド名は、アロハ・デ・メレ(Aloha De Mele)。メレはジェーティーさんの愛犬の名前で、スペイン語で「メレからのアロハ」というなんともキュートな意味が込められている。

作品を発表すると多くのローカルの反響を呼び、あっという間にハワイのギャラリーやショップで扱われるように。まさに新星のごとくハワイのアートシーンに現れたのがジェーティーさんだった。

「世界中のどこにいてもアロハスピリットを感じられるアート、そしてグッドバイブスが溢れ出るような作品を描きたいと思っています」

とジェーティーさん。

ジェーティーさんのアートは、繊細なタッチとディティールが特徴的で見る者を魅了する。生まれ育ったハワイの自然、文化、人を彼女のフィルターを通して表現している。

特に、プアケニケニやパカラナなど、ハワイのフラや文化と深い関係のある植物画は人気がある。一番人気は、「Lei Ers」というタイトルの作品。プアケニケニの3連のレイがシンプルで美しいアートだ。

また、ポートレートシリーズでは、人種のるつぼであるハワイらしく、アジアンやポリネシアンなど多人種がミックスされた女性たちの顔をフィーチャーするのが好きだそうだ。

最近は鉛筆画にも力を入れ、新しい作品スタイルも続々と発表し、精力的に活動を続けているジェーティーさん。次のステップは、なんと自身のスタジオ兼ショールーム。2022年1月にカカアコにオープン予定!

「自分のアートだけを見せる場所ではなく、アートを通じて知りあったレイやラウハラメーカーたちがワークショップをするスペースとして、また隣島やスタートアップのアーティストたちがアートを発表する場として活用できればと思っています」

新進気鋭アーティストとして活躍するかたわら、若手ながらもアート産業のサポートにも積極的なジェーティーさん。まさにアロハスピリット!今後のアーティストとしての活躍はもちろんの事、新しくオープンするスペースや彼女のサポートを通じて今後新たなアーティストたちが登場するの事にも期待していきたい。

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