【学ぶハワイ】ハワイの伝統・風習

2020.09.02

様々な人種が集まるハワイでは、特有の伝統や風習が根付いています。
ハワイに訪れたことのある方は感じたことがあるかもしれませんが、日本の文化や風習も一部ハワイに浸透しているものもあります。

ハワイ先住民が残してきた伝統とアメリカからもたらされた伝統、そして、昔移民がハワイに移り住んだ時に持ち込んだ各国の伝統が今もハワイに残って根付き、ハワイというユニークな土地柄を作り上げたのです。

今回は、今のハワイを創り上げた伝統・風習をご紹介します。

クプナ(長老)への敬意

ハワイ語の「クプナ」とはシニアを意味しますが、古来ハワイアンはクプナを敬い、クプナを尊重していました。
近代国家の多くが失ってしまった敬老の精神が今もハワイでは根強く、家庭内や社会でも、まずはクプナを優先し、クプナを尊重。
クプナは知恵の源であり、愛情深く、子供はクプナから多くのことを学び、今でもハワイに残る大切な風習です。

オハナの精神

「オハナ」は家族を意味するハワイ語です。
狭義だけでなく広義での家族、一族をも意味し、2世代、3世代住宅は、ハワイではオハナ住宅と呼ばれます。
オハナの精神は、「助け合いの精神」と重なり、現代ハワイではさらに血縁を超え、学校や職場、地域社会などの仲間をオハナととらえる人々もいます。

家族を大切にする風習は、古代ハワイアンから伝わってきた伝統的な風習です。

アロハの精神

「アロハ」という言葉は、様々な意味を持ち、日本でも一番広く知られているハワイ語ともいえるかと思います。

ハワイの魅力は美しい自然や気候だけではありません。
愛情深く思いやり溢れる人々の温厚な人柄と心持ち、もてなしの心など、俗にいうアロハ・スピリットもまた、世界中の人々に愛される美点の1つです。

アロハ・スピリットは、オハナの精神で助け合ってきたハワイアンの気質はもとより、移民同志がお互いを受け入れ、助け合いながら生きてきた歴史背景が生んだ、ハワイの美徳ともいえます。

レイを贈る習慣

ハワイではようこそ、おめでとう、ありがとう、そして、時にはさようならの意味を込めて、レイを贈り合う習慣があります。

ハワイでは5月1日のメイデーは、レイの美とハワイアン・カルチャーを愛でるレイデーとして知られています。
ワイキキのカピオラニ公園では、レイデーの女王&王女のお披露目やコンサート、レイ作りのコンテストなどが開催され、たくさんの人々が集まります。

レイはハワイの人々の温かい想いを代弁し、愛情や友情を象徴するもの。
使われる植物によって意味が異なったり、エチケットとしてレイを贈ってはいけない人もいるので、もっと詳しくレイについて知りたい方はこちら↓をご覧くださいね。


日本にも大切にしてきた伝統や風習があるように、ハワイにも昔から守られてきた文化があります。
同じ海に囲まれた島だからこそ分かち合える似たような風習や文化も多々あり、日本とハワイは近しい部分がたくさん存在します。
最後に、そんなハワイと日本の近さを表した動画をご紹介しますので、是非ご覧ください。

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