チャイナタウンの人気ファッションブランドオーナー、Roberta Oaksインタビュー!

2019.11.15

ハワイのファッションの活躍がここ数年著しい。アロハシャツをモダン化させたスタイリッシュなプリント使いやシルエットを提案するブランド、またコンテンポラリーなリゾートウェアを展開するファッションブランドがハワイでも随分と増えたように思う。日本人にとって嬉しいのは、日本に帰ってからも着用できるブランドが増えたことではないだろうか。日本に帰ってからもハワイを身に纏えるのは気分をハッピーにしてくれる。ここ最近のファッション業界のムーブメントに貢献したファッションデザイナーの一人である、ロベルタ・オークス(Roberta Oaks)にインタビュー!彼女のストーリーからビジネスや人生のヒントが見えてくるかもしれない。

Roberta Oaksって?

ホノルルのチャイナタウンで、2004年に自身の名前であるブランドをスタートさせたロベルタ。当時はまだローカルレベルでどれも時代遅れの洋服が溢れかえり、ファッションと言えるものが少なかったそうだ。ミズーリ州でヒッピーの両親の元に生まれ育ったカントリーガール、ロベルタは、ビンテージカーや1930 - 60年代のハワイアンデザインや建築物、レトロなスタイルからインスピレーションを得ていた。ハワイに移住後はフレッシュな目線でハワイを表現し、よりモダンなフィットやシルエット、カラフルでプレイフルなプリントを好み、独自のスタイルでブランドを確立させていった。「スタートしたての頃は自分のために洋服を作っていたの。リサイクルショップで生地を見つけて縫っていたわ。でも、私のデザインに興味を持ってくれる人たちが現れるようになって、売ってみようと思ったの。チャイナタウンのファーストフライデーの時に、アーツ・アット・マークス(Arts at Marks)やノースショアのファーマーズマーケットなどで販売をスタートしたの。そのあとは自然に身をまかせるようにビジネスが大きくなって、地元の縫製工場を使うようになり、アメリカ本土の展示会へ出展するようになった。そしてアメリカ全体で150店舗に私の洋服を卸すまで成長したの。ここまで2年くらいだったわ。でも2009年に直営店をチャイナタウンにオープンさせて、メンズラインを展開してからは卸売はやめて直営店にフォーカスしているわ」

成功と挫折から学んだこと

ハワイのファッションデザイナーとして成功を収めたロベルタ。ハワイでは、ファッションやアートの世界だと、複数の仕事を抱えながら自身の夢を叶えるため挑戦している人たちをよく見るのだが、ロベルタはどのようにして今の地位を築くことができたのか?
「人生の鍵は、失敗や批判を受け入れて、そこから学び先へ進んでいくことだと思う。今はいろんな業界が不景気で苦しんでいるけれど、ファッション業界もとても厳しい。だから、前に進んでいくためには自分のお客の事をよく知って好きになり、柔軟に対応していく事はとても大事だと思う」とロベルタ。
「2009年に不景気が到来した時はとても苦しかった。当時はまだアメリカ本土への卸販売がメインだったから、展示会に出ても私の商品の価格帯はバイヤーに手が届かなくなってしまい、オーダーが入らなくなってしまったの。展示会費用に2万ドル(約220万円)かけていたから、これはもう何か別のことをしないとまずいと思ったわ」
そこで思いついたのが、自身のアトリエをショップにすることと、メンズラインをスタートすることだった。「当時はとても怖かったけれど、あのときのおかげで今がある。とても感謝しているわ」

ロベルタからのメッセージ

ロベルタに初めて会ったのが9年ほど前。当時からロベルタに会うたびに、自分をしっかりと持つかっこいい女性だと感じていた。彼女の自信とパワーは一体どこから来るのだろうか?何か女性として人生のヒントは得られないものかと聞いてみた。
「あなたがどんな夢や目標を持っていても、自分と真剣に向き合い、心の中の声に耳を傾けないといけないと思うの。 私にとっては、ニューデザインを考える時のカラーやプリントの組み合わせだったり、どのアーティストたちとコラボレーションをするかなど、成功するかどうかは自分の”感覚”で決断しているわ。この”感覚”がとても大事なの。ファッションビジネスには、これが正しいという方程式はないから。だから、自分の個性を強い感覚を持って理解すること、そして自分の商品をいかに信じるかということは、直感ととてもリンクしていると思う。他人の意見に頼ってはダメ。プロセスの途中で混乱してしまうから。自分が何者であるかを固持し、自身に難問を問いかけることができれば、自ずと答えが見つかるわ」
私たちへの送ってくれたメッセージは、彼女らしい強烈ながらも温かいものだった。

Roberta Oaksニューコレクション

ホリデーシーズン直前に新しいコレクションもリリースしたロベルタ・オークス。レディースラインでは新しいシルエットのワンピースが新鮮だ。もちろん、メンズ、レディース共に新しいプリントも登場した。麻素材のものは、地元でハンドプリントし、メイドインハワイにこだわり続けるロベルタのポリシーも垣間見れる。「このコレクションでは私が本当に着たいものを作ったの。新作のマキシドレスは“ロベルタ”という名前なのよ。自分のために作ったデザインだから、もちろんポケットは付いているし、70年代の襟やネックラインを意識したの。様々なオケージョンで活躍してくれるアイテムよ」と嬉しそうに語ってくれた。

今年の12月でブランドが15周年を迎え、直営店も10周年となるロベルタ・オークス。記念に合わせて特別なコレクションをリリース予定だそうで、こちらも楽しみだ。

Photo Credit: All model photos by Paul Strouse

ロベルタ・オークス/Roberta Oaks

19 N Pauahi St, Honolulu, HI 96817
(808) 526-1111
[営業時間] 月 - 金 10am - 6pm、土曜 10am - 4pm、日曜 11:30am - 4pm
※ファーストフライデーは夜9時まで営業
https://www.robertaoaks.com

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