ハワイへの愛を表現する高級ネクタイブランド、Pineapple Palaka

2018.02.11

ハワイのローカルブランドというとリゾートをイメージしたファッションブランドやアロハシャツがまず頭に浮かぶのではないだろうか?パイナップル・パラカ(Pineapple Palaka)は男性が都会でもハワイを感じることのできるユニークなブランドだ。

パイナップル・パラカは高品質とモダン&クリーンなデザインをコンセプトに、3年前コーファウンダーであるリックとジョンがハワイでスタートしたメンズネクタイブランド。ハワイの自然、文化、ライフスタイルからインスピレーションを得たモチーフデザインは、ハワイ在住のアーティスト達によってクリエイトされている。小さな柄はよく見るとイルカだったりハワイ語でカメを意味するホヌだったり、または大きめの柄でハワイの植物だったり、ハワイそのものを表現している柄が特徴だ。

ネクタイを裏返すとハワイカルチャーを代表する歴史的パラカチェックがアクセントとして使用されている。「スーツで個性を表現するのはなかなか難しいが、地元の人たちがネクタイを通じてハワイアンであることやハワイへの愛を表現したり、観光客にハワイでの思い出をネクタイを通じてずっと感じてもらえるアイテムとしてブランドを確立してきた」と、ジョンが語ってくれた。

ハワイのファッションの歴史に欠かせない「パラカ」について少し触れたいと思う。パラカとは、コットン素材を主としチェック柄が特徴の生地だ。19世紀キングカメハメハの時代にハワイアンと移民してきた日本人によって名づけられた。ハワイ版デニムともいうべきパラカは、そのシンプルかつ丈夫な生地の品質からプランテーション時代に作業着として使用され、20世紀には日常服としても愛用された。当時から移民政策によって人種のるつぼであったハワイ。階級や、文化、人種の違いはあれどパラカ服を着ることによって「自分はハワイアンである」という統合性が生まれたのだそうだ。その歴史的背景からブランド名にもパラカを加え、ハワイで生まれたブランドであることを象徴している。

ローカルアーティストたちによってクリエイトされるモチーフデザインを織物に落とし込む際には、苦労もつきものだという。線で描かれるデザインを縦と横の糸からなる織物に変化させる際に、デザインがうまく表現されないこともあり、納得のいく織りデザインが出来上がるまで何度も工場にサンプル作成してもらうことも。これも、妥協を許さないそしてクオリティーを第一に考えるリックとジョンの熱い思いがあるからこそだ。
その思いは、リターンポリシーにも反映される。購入したネクタイは期間を定めないライフタイム保証をブランドとして掲げており、ネクタイに何か問題があった際にブランドへ連絡をすれば一生涯交換をしてくれるそうだ。

通常のネクタイ以外にもスリムラインやエグゼクティブライン、蝶ネクタイなどのコレクションがあり、キッズラインも充実。ギフトにぴったりだ。アラモアナショッピングセンターのノードストロム(Nordstrom)やDFSなど日本人にもアクセスしやすいお店で販売しているので是非一度チェックしてみて。

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