美容家、勝木美千子の奏でる癒し「ルアナワイキキ」

ワイキキの中心、最高のロケーションにあるマッサージサロン「ルアナワイキキ ハワイアン ロミロミ マッサージ&スパ」。創業19年の老舗サロンは2020年、パンデミック直前に新オーナーを迎えた。
美容家、勝木美千子さんである。

16歳でお母様とハワイ移住。アメリカの高校を卒業後、日本帰国。
その後はヨーロッパやアメリカ本土などに暮らし、ハワイへ戻ったのは2012年。

ハワイ州のマッサージ資格を取得した美千子さんは、手を使い人を癒すことは天職だと語る。

「血だと思います。祖母も美容家でした。戦後という時代に美容家として生きた祖母や、そもそも人を癒すことが大好きだった母を見て育ちました。自分の手を使い、誰かを元気にしてさしあげることができるって素晴らしいことだと思うんです。それに私は、お客様と過ごす時間が本当に好きなんです。」

ハワイの本格的なロミロミ、リンパ美顔や美胸、美尻マッサージ。

マラソンランナーや、ゴルファーの方たちのための施術、日本で話題のGINZAYOGAのヨガマッサージなど、丁寧なカウンセリングで驚くほどのメニューの中から、その人にぴったりのコースを選べる。

観光客の方たちには、化粧落ちせず、まつ毛も崩れないマッサージが、ワイキキ歩きの途中やお食事前に便利だと人気なのだそう。筆者は特に「マナラハワイ」オリジナルのオイルを使った、スカルプケアがおススメである。

疲れを取り、お顔のリフトアップも期待できるスカルプマッサージには「マナラハワイ」のオーナーでコスメ製作者の美穂さんと美千子さんが、試行錯誤の末つくり上げたオイルを使用する。

成分であるイランイランの精油は、髪の成長を促し、皮脂の分泌バランスを整えてくれると言われている。使い続けることで、白髪が少なくなったとか髪の悩みが解消した方もいるそうだ。

また、ラベンダーとローズの香りのフェイスオイルは秀逸である。天然のボトックスと言われるサボテンオイルと保湿効果が期待できるカラハリメロンオイルが絶妙なバランスで配合されている。

「女性は色々なことがあっても、お肌の調子が良ければ、それだけで元気になれたり、頑張れたりしますよね？女性がハッピーになってくれるコスメを作りたかったんです。」と製作者の美穂さんは語る。

施術のためのオイルであっても、クオリティだけでなく、作り手の想いすらこだわり抜くのが美千子さんであり、その情熱に応え、いわばサロンメニューを支える影の主役たちを作り続けているのが美穂さんなのである。

そんなこだわりのスパをマネージする美千子さんだが、障害を持った方たちや、お子様連れファミリーへのサービスも徹底している。車イスでも入ることができるバリアフリーの店内。

さらにお子さん連れでエステを受けたいというママやパパのためには、エステルームの隣に子供部屋も用意してくれる。

「私には、摂食障害で苦しんだ時代がありました。その頃、セラピストの手でマッサージを受けることで癒された経験があります。そして障害のある子どもを育てるシングルマザーでもあります。だから、子育てで大変な方や、色んな思いを抱えた方たちの癒しでありたいんです。」と美千子さん。

生きることの痛みを知っているからこそ、身体と心の痛みを和らげる癒しでありたい・・・。美千子さんの想いはそこにある。

「誰でも、本当につらい時や悲しい時はあるものです。そんな時に私の施術を受けてくれた方が、私の想いと手から伝わる温かさで癒され、もう一度立ち上がるための力になれたらと思っています。」

ハワイに暮らす方たちはもちろん、ハワイを訪れたら、ぜひワイキキの真ん中にあるエステサロンに立ち寄ってほしい。

そして美容家、勝木美千子の奏でる愛と癒しにあふれた手の温もりを感じてほしい。

一度その温かさに触れたなら、その場所はもうあなたにとって「ただいま」と帰ってくる場所になるはずだから。