MWレストラン、ペイストリー・シェフ・ミッシェルの「ストロベリー・ハイビスカス・ちちだんご」

2020.10.27

「ハワイ・シェフのクッキング・レシピ 」第三弾は、ご夫婦でレストランのオーナーシェフを営んでいる、話題のレストラン「MWレストラン」を訪ねました。今回は奥様のミッシェル・カー・ウエオカ・ペイストリー・シェフより、ハワイの日系人がこよなく愛するソールフード「ちちだんご」の作り方を教えていただきました。

「ちちだんご」(乳団子)とは広島発祥の和菓子です。ハワイは広島からの移民が多いこともあり、日系人の間で乳団子は広がりました。現在は地元の人に愛されているハワイのソールフードとなっています。

シェフが推薦するペイストリーシェフ・ミッシェル・カー・ウエオカ氏

シェフ・ミッシェル・カー・ウエオカ(Chef Michelle Karr-Ueoka)
ハワイにはスイーツで人気の高いお店はたくさんありますが、ペイストリーのシェフとして名が知られている人気のシェフは、MWレストランのミッシェル・カー・ウエオカ氏と言えるでしょう。

ホノルルで生まれ育った彼女は、ハワイ大学 在学中(トラベルインダストリー・マネジメント)、アラン・ウォング氏の元でエクスターンシップの研修を行うことがきっかけとなり、料理への情熱が湧き、ニューヨークの料理学校CIA(The Culinary Institute of America)に入学。NYのレストラン"Daniel"や、カリフォルニアの “The French Laundry” などで経験を積み、再びアラン・ウォング氏の元で6年間 更なる料理の腕を上げていきます。

その後、NYのレストラン “per se” でペイストリー・シェフを目指す夢を見つけ、料理のコースからペイストリーへと切り替えます。以降彼女は、ハワイで最も高く評価されるパティシエの一人となりました。2012年には、新進気鋭のシェフや料理の専門家を称える「StarChefs Rising Stars Awards」を受賞。

2013年10月、夫であるウェイド・ウエオカ氏とハワイリージョナル・クイジーンの『MWレストラン』をオープン。翌年、アメリカで最も権威のあるジェームズ・ビアード財団より「ベストニューレストラン部門」に、ミッシェル・カー・ウエオカ氏は「優秀ペイストリー・シェフ部門」でノミネートされています。

彼女は、地元のコミュニティーに恩返しをしたいと、ハワイの料理学校の教育や農業など、複数の非営利団体に参加しており、サポートをしています。

 
注目のパテシェ・シェフ、ミッシェル・カー・ウエオカ氏に、「ハワイの食品」や「料理産業」のトレンドについてお話を伺いました。ぜひご覧ください。

インタビュー動画:ミッシェル・カー・ウエオカ氏が語る「料理を通して知るハワイ」

 
家族にも、お客様にも、そしてお土産でも喜ばれる、簡単なフィンガーフードのお手軽スィーツをミッシェル・シェフに提案してもらいました。今回はハイビスカス・ティーを使用して、ピンクの"ちちだんご”に仕上げましたが、皆さんのクリエイティブなアイデアで、様々な色の楽しい"ちちだんご”を作ってみてください

クッキング動画:ストロベリー・ハイビスカス・ちちだんご

クッキングレシピ

「ストロベリー・ハイビスカス・ちちだんご」
材料:( 4 名分)

ハイビスカスティー …………………340ml
(ティーバッグ1袋、もしくは茶葉15g+お湯340ml)
イチゴピューレ(市販品)………………115g  
もち粉(白玉粉でもよい)………………450g
砂糖………………………………………450g
ベーキングパウダー……………………10g
ココナッツミルク………………………280g 
*スプレー・オイル(ちちだんごをカットするときにナイフに塗るため)

① ハイビスカス・ティーの茶葉をこして少し冷まし、イチゴピューレと混ぜておく。オーブンは予熱160度で温めておく
② ボウルにもち粉、砂糖、ベーキングパウダーを入れて混ぜ、①とココナッツミルクを加えてよく混ぜる 
③ 混ぜた②を、耐熱バット(耐熱容器)に入れ、アルミホイル(容器の蓋でもよい) で容器をカバーする
④ ③をオーブンに入れ、160度で1時間焼く 
⑤ 焼きあがったらアルミホイルを外し、完全に冷めるまで置く(焼き上がりが柔らかくても冷ますとちょうどよく固まる)
⑥ 十分に冷めたら、バットの内側の縁にナイフを入れて取り出す(ナイフにオイルスプレーを軽くかけると取り出しやすい) 
⑦ 好みのサイズにカットして、もち粉(片栗粉でも良い)をまぶして、皿に盛りつける 

MWレストラン(MW Restaurant)

ハワイの人気スターシェフレストランのひとつが、2013年にオープンしたこの「MWレストラン」。店名「MW」は、夫婦であるオーナーシェフのウェイド・ウエオカ氏とパティシエのミッシェル・カー・ウエオカ氏の頭文字。

二人はアラン・ウォング氏の元で経験を積み、シェフ・ウェイドはアラン・ウォンズ・ホノルルで副料理長を務めていました。師の食材へのこだわりを引き継いでいる彼らの料理には、旬を丁寧に捉えている地産地消のメニューが並んでいます。また、ステーキハウスに並ぶ人気の“リブアイステーキ”は、抗生物質や成長ホルモン剤を使用しないファームから取り寄せ、ウェットエイジング法で21日間熟成させたナチュラルステーキです。

シェフ・ウェイド夫妻の料理の多くは海と畑のハワイならではの恵みが味わえます。また、食べ逃せないのがここのデザートです。素材そのものの個性を大切にしたシェフ・ミッシェルのデザートは、ひとつのフルーツそのものを深めた、味わいのあるデザートばかりです。特にシェイブアイスは、旬なマンゴーやイチゴが最高の状態でいただける逸品です。

メインダイニングの隣には、42人まで収容できるプライベートルームがあり、イベントやウェディングパーティーなどに利用できます。
レストランの場所は、アラモアナ・センターから徒歩で数分の場所で、一度は訪れてほしい名店です。是非足を延ばしてハワイ注目のシェフの味を心残る思い出にしてください。

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