アングラーたち垂涎の、ビル・フィッシュ・トーナメント

2014.07.15

ハワイの中でもビッグ・アイランドはスポーツの世界ではなかなか知られた存在です。なにしろそのジャンルで最高峰とされる競技会が毎年三つもこの島で開催されるのですから。ひとつはトライアスロンの世界大会「アイアンマン・ワールドチャンピオンシップ」、ふたつめはフラのオリンピックといわれる「メリー・モナーク・フェスティバル」*。そして三つめはカイルア・コナで行われる「ハワイ・インターナショナル・ビル・フィッシュ・トーナメント(HIBT)」です。

ハワイ島の西海岸は急激にドロップオフする地形から、カジキ、マグロ、カツオなどの大型回遊魚が沿岸近くまでやってきます。またコナ周辺は晴天率が高く、海上は年間を通じて穏やかなことから、ボート・フィッシングがとてもやりやすい場所なのです。

そんな好条件から、コナは古くから大物ビル・フィッシングのポイントとして知られてきました。夏場になると毎週のようにフィッシング・トーナメントが開催されますが、中でも一番スケールが大きいのが、このHIBT。今年で55回目、全世界で二番目に古いという歴史ある競技会で、世界中のアングラー垂涎の的になっています。地元ハワイはもちろん、アメリカ本土、オーストラリア、ニュージーランド、パプア・ニューギニア、南アフリカ、そして日本などなど世界中から40チームあまりが参加するという大規模な大会。

ところで、より大きな魚を釣った方が勝ち、ということはわかっても、一般的にはあまり馴染みのないビル・フィッシュ・トーナメント。簡略ではありますが、少しだけルールを紹介しておきましょう。競技はチーム制で、ひとチームは3〜5人。HIBTの場合、競技は5日間行われ、くじで決められた船(毎日変わる)でハワイ島西沿岸をトローリングします。ゲームはポイント制で、時間内に釣り上げた200ポンド以上(約91kg)のビル・フィッシュ(カジキ)か、100ポンド以上(約45kg)のキハダマグロの大きさ・量をポイントに換算して競われます。また魚を陸揚げせず、標識を打って逃がすタグ&リリースでもポイントをもらえます(250ポンド以下の魚の場合は、計量に持ち込むよりもタグ&リリースしたほうが高得点)。

海上沖でのゲームなので、実際に釣りあげるド迫力場面を観戦できないのは残念なのですが、開催期間中はカイルア桟橋で大物の計量が行われるので、それを観察するのは可能。一日の試合終了16時半あたりが狙い目です。

写真は競技の様子 (Photo courtesy: Hawaii International Billfish Tournament)

↓ハワイ・インターナショナル・ビルフィッシュ・トーナメントのウエッブサイト
http://www.hibtfishing.com/

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