モロカイ島東端に広がるハラヴァ渓谷は、島で最も歴史の古い場所のひとつとされ、約650年ごろには古代ポリネシア人が定住していたと考えられています。今も手つかずの自然が残り、深い緑と静けさの中で、昔のハワイの暮らしや精神文化を感じることができる特別な渓谷です。

渓谷内のトレイルを約3km進むと、落差約76メートルを誇るモオウラ滝が姿を現しますので、泳ぐ前に、まずティーの葉を水に落としてみましょう。ハワイの伝説では、この水の底にジャイアント・モオ(トカゲ)が住んでいて、ティーの葉が沈むとモオの機嫌が悪く、浮かべば水に入っても安全だと言われています。

ハイキングコースは比較的なだらかですが、渓谷一帯は私有地のため、訪問には認可されたガイド付きツアーへの参加が必須です。自然、歴史、ハワイアン・レジェンドが一体となった、モロカイ島ならではの体験ができる場所です。

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