フロポエ湾とマネレ湾の間、ラナイ島南海岸に佇むプウペヘは、「スウィートハート・ロック」の愛称でも知られる、島を象徴する存在です。岸から約45メートル沖合にそびえ立つ高さ約24メートルの岩は、海面から力強く立ち上がり、ラナイ島屈指の美しい自然景観として親しまれています。

プウペヘは、フロポエ・ビーチから岩場や潮だまり沿いを少し歩いてアクセスできます。道中では、絶滅危惧種に指定されている在来種のウアウ・カニが巣穴に潜む様子を見かけることも。岩場の崖沿いを進むと、この印象的な岩を見下ろすビューポイントに到着です。

空を見上げれば、尾の長い熱帯の鳥が優雅に舞う姿が見られることもあり、陸と海が織りなすダイナミックな景色と、静かに沈んでいく夕日が重なり合う時間帯は、心が自然と落ち着くような、瞑想的なひとときをもたらしてくれます。ラナイ島の自然の力強さと美しさを、五感で感じられるスポットです。