カウアイ島サウスショアに広がるコロア地区は、ハワイの近代史が色濃く残る、歴史あるエリアです。1835年、ハワイで初めての製糖工場がこの地に誕生したことをきっかけに、製糖産業が発展。世界各地から移民が集まり、現在のハワイを形づくる多民族文化の礎が築かれました。

中心となるオールド・コロア・タウンには、プランテーション時代の建物を活用したショップやカフェが並び、どこか懐かしく温かみのある雰囲気が漂います。散策しながら、当時の暮らしや町の成り立ちを感じられるのも魅力です。

町の歴史をより深く知りたい方には、コロア・ヒストリー・センターや、文化的・歴史的に重要な14か所を巡るコロア・ヘリテージ・トレイルがおすすめ。また、約100年前に植えられたユーカリの木々が続くマルヒア・ロードのトンネルは、コロアを象徴する美しい景観として知られ、ドライブや写真撮影にも人気です。

ビーチリゾートとして有名なポイプに近接しながら、ハワイの歴史と文化に触れられるコロアタウンは、観光と学びの両方を楽しめるサウスショア屈指のスポットです。