
目次
文化の再結びつきと青少年支援のための4日間
2023年より環太平洋航海「モアナヌイアケア航海」を続けているホクレアと姉妹カヌーのヒキアナリアは、2024年6月28日にフレンチポリネシア領タヒチ島パペーテに到着し、地域住民や子どもたちを迎えて交流を行いました。その後、7月6日にマタイエアへ向けて出航し、4日間の感動的な滞在となりました。
マタイエアでは、ホロプニ・カヌーやアウトリガーによる水上歓迎の後、伝統的な文化儀式が行われ、航海クルーと地域のつながりが深められました。また、この地はホクレアのナビゲーター、ナイノア・トンプソン氏の祖先「パオア家」ゆかりの土地でもあるため、同氏にとっては特別な“帰郷”となりました。聖地アプ・テライ・マラエでは、家族と地域による感動的な歓迎儀式が執り行われました。
7月7日には、両カヌーのクルーがSAGAタヒチという青少年支援プログラムと連携し、困難な環境にある子どもたちに航海の物語や体験を共有しました。7月8日には「ヴァア・シンポジウム」が開催され、太平洋各地の航海者たちが未来の航海と伝統知の役割について意見を交わしました。
滞在の最後には、マタイエア町長ティアリ・アルファ氏が、地域として外洋カヌー建造と航海学校の設立を計画していると発表。今後の太平洋航海文化の発展へとつながる訪問となりました。
ホクレアはと姉妹カヌーのヒキアナリアは、7月10日にマタイエアを出港し、次の目的地モーレア島へと向かいました。
なお、明後日(7/20)、ホノルル美術館にてホクレア関連イベントが開催されます。ホクレアの日本人クルーによる航海ストーリーや絵本の読み聞かせなどもあるので、家族揃ってお出かけください。詳細はallhawaiのこちらの記事へ。
ホクレアについてもっと読む📘